音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2019.03.31
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“ロック小僧”の代表盤


 ニール・ヤングのアルバムへの参加やグリンでのバンド活動を経て、1975年のセルフ・タイトル作でソロとなった後、スタジオ第3作となったのが、1977年発表の本盤『稲妻(I Came To Dance)』だった。軽快かつ骨太の(でも大ヒットにはなりそうにない)ロックを聴かせてくれる、初期ニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)の代表作と言えるアルバムである。

この当時のニルスは、ヴォーカルは特別うまいわけではないけれど、自らヴォーカルをとってメイン・ギターも弾き、ロック少年がそのまま大人になったかのような初々しさを持っていた。実際には20歳代半ばを過ぎていたのだけれど、“ロック小僧”というキャッチ・フレーズが見事に当てはまっていたという風に思う。

 表題曲(アルバム邦題は『稲妻』となっているが、原語では『アイ・ケイム・トゥ・ダンス』で、1曲目がそのままの表題曲となっている)の1. 「ロックン・ロール・ダンス(アイ・ケイム・トゥ・ダンス)」 は、売れ筋に走らず我が道を行くロック・アーティストの心情を歌にしたもので、ニルスのギター・プレイが冴える。彼のギターがさらに本領を発揮するのは、4.「コード・オブ・ザ・ロード」。歌もギターも、曲の展開も、すべてにおいてこの曲が本盤のベストだと思う。

 その一方で、派手さに欠けるものの、個人的に外せない好曲も複数含まれている。その筆頭は、7.「夢に生きて(トゥ・ビー・ア・ドリーマー)」。他にも3.「苦悩の家(ホーム・イズ・ホエア・ザ・ハート・イズ)」、6.「南へ(ゴーイン・サウス)」、8.「ジェラス・ガン」なんかが、私的には地味ながら聴き逃がせない(地味と言いつつ、随所でギター・プレイに思わず耳を奪われることも多い)。なお、アルバム最後のナンバーには、ローリング・ストーンズの曲(『メイン・ストリートのならず者』に収録され、シングルとしてもカットされた)のカバーである9.「ハッピー」も披露している。


[収録曲]

1. I Came to Dance
2. Rock Me at Home

4. Code of the Road
5. Happy Ending Kids
6. Goin' South
7. To Be a Dreamer
8. Jealous Gun
9. Happy

1977年リリース。




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Last updated  2019.07.14 08:15:20
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