音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2019年05月02日
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人気を継続したソロ第2弾


 元号が平成から令和になり、浮かれた世間のムードに乗り遅れつつも、令和元年最初の更新は元気で明るいものをと思って引っ張り出してきたのがこのアルバム(80年代特集の直後なので、頭の中が昭和のままだったりするけれど、ご容赦を)。

 デイヴィッド・リー・ロス(デビッド・リー・ロス、David Lee Roth)は、ヴァン・ヘイレンのヴォーカルとして知られるアメリカ人のロック・アーティストで、“ダイアモンド・デイヴ”の愛称で呼ばれたりする。ヴァン・ヘイレンは1970年代末に登場し、1984年には 『1984』 を大ヒットさせたが、1985年、ヴォーカリストのデイヴはバンド脱退した(後に2007年以降、バンドに復帰している)。

 脱退後、1985年にはEPを発表してヒット(全米3位)させ、さらに1986年にソロ初作を発表しヒットさせた(全米4位、全英28位)が、そのレコーディングに集められたメンバーは、フランク・ザッパのバンドやアルカトラスで活躍したスティーヴ・ヴァイ(ギター)、元タラスのビリー・シーン(ベース)、セッション・ミュージシャンのグレッグ・ビソネット(ドラムス)らであった。これら基本メンバーはそのままに、1988年に発表されたデイヴのソロ名義第2作がこの『スカイスクレイパー(Skyscraper)』だった。

 ヴァン・ヘイレン人気と並んでデイヴィッド・リー・ロス人気もとどまることがなく、本盤は最高位全米6位、全英11位を記録し、シングルの2. 「まるっきりパラダイス」 も全米6位のヒットとなった。本盤のジャケットはヨセミテの岩を上る本人の写真だが、まさしくロック(=岩)を上り詰めていくかの勢いだった。

 本盤の内容は、全体としてはデイヴ節が全開で、かつての在籍時のヴァン・ヘイレンのデイヴ色が好きな人には受け入れられやすい雰囲気になっていると思う。音の面でも派手さが際立つが、本盤発表後にビリー・シーンがデイヴのバンドから脱退したのは、こうしたところが原因だったのかもしれない。

 お薦めのナンバーとしては、まずはヒット曲の2.「まるっきりパラダイス(ジャスト・ライク・パラダイス)」。さらには、同じくシングルとなった7.「スタンド・アップ」、アコギを使ったスロウ曲の5.「ダム・グッド」もいい。あと、個人的に外したくないのは、表題曲の4.「スカイスクレイパー」と8.「ヒーナ」。どちらもデイヴ節が全開で、前者の方は曲の展開に加えて演奏(とりわけドラムスとギター)のカッコよさも外せない理由だったりする。




1. Knucklebones
2. Just Like Paradise
3. The Bottom Line
4. Skyscraper
5. Damn Good
6. Hot Dog and a Shake
7. Stand Up
8. Hina
9. Perfect Timing
10. Two Fools a Minute

1988年リリース。




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David Lee Roth / Skyscraper【輸入盤LPレコード】(デウ゛ィッド・リー・ロス)

↓こちらはベスト盤↓
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