音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2026.10.15
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テーマ: 洋楽(3670)
イーグルスへの加入直前の集大成的ライヴ盤


 1947年カンザス生まれのジョー・ウォルシュ(Joe Walsh)は、1969年にジェイムズ・ギャングのメンバーとしてデビューしたギタリスト、1970年代前半にはバーンストームやソロでキャリアを積み重ねていった。そうした活動の集大成の一つと言えるのが、1975年11月末のカリフォルニア州サンタ・モニカでのライヴを収録し、翌年1976年初めにリリースされた本ライヴ盤『ジョー・ウォルシュ・ライヴ(You Can't Argue with a Sick Mind)』である。

 ジョー・ウォルシュはギタリストであるだけでなく、ヴォーカルの実力もある。さらに付け加えると、キーボード、ドラムス、なども演奏できるマルチミュージシャンである。本盤はライヴなので、ギターとヴォーカルに専念しているが、その両方のよさが存分に発揮された演奏だと言える。TVの音楽番組で披露されたもの(1.~3.、5.、6.)に放送されなかった曲の音源(4.)を加えてアルバムという形にしたものだった。

 本ライヴ盤の幕開けとなるのは、1.「ウォーク・アウェイ」。力強い楽曲で、ウォルシュのヴォーカルとギターの両方が冴えている生き生きとした演奏が楽しめる。続く2.「メドウズ」と3.「ロッキー・マウンテン・ウェイ」は、ライヴらしくいずれも7分を超える収録時間で、ステージでの演奏をたっぷりと聴かせるものとなっている。とりわけ、 『ジョー・ウォルシュ・セカンド (ザ・スモーカー・ユー・ドリンク、ザ・プレイヤー・ユー・ゲット)』 からのシングル曲でもあった3. 「ロッキー・マウンテン・ウェイ」はトークボックスの使用なども含め、ウォルシュのギターを存分に堪能できる。

 トラックNo.としては4.からがLPではB面の収録曲となる。4.「タイム・アウト」はバンドとしての見事な演奏力がさりげなく示された1曲である。続くバラード調の5.「無事な夜を過ごして(ヘルプ・ミー・スルー・ザ・ナイト)」は、本盤での注目曲とされるナンバー。グレン・フライ、ドン・フェルダー、ドン・ヘンリーという、イーグルスの3人のメンバーがコーラス参加している。アルバムの最後は9分近くの長い収録時間の6.「ターン・トゥ・ストーン」。ヴォーカルも、演奏者たち全体の一体感も、そしてウォルシュのギター・ソロも、すべてにおいて貫禄と完成度の高さが発揮されたライヴ演奏という仕上がりになっている。まさしく、これまでの活動の集大成と言えるアルバムの中での集大成的演奏はというと、この曲だと言えるだろう。

 よく知られているように、ジョー・ウォルシュは、バーニー・レドンが脱退した後、イーグルスの後任メンバーとして迎え入れられた。本ライヴ盤はちょうどレドンが脱退した頃のもので、本盤がリリースされた1976年にはウォルシュ加入が発表され、同年中には名作 『ホテル・カリフォルニア』 がレコーディングされてリリースされることになる。


[収録曲]


2. Meadows
3. Rocky Mountain Way
4. Time Out
5. Help Me Through the Night
6. Turn to Stone

1976年リリース。




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ジョー・ウォルシュ・ライヴ [ ジョー・ウォルシュ ] ​

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Last updated  2026.10.15 06:03:58
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