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2022年06月17日
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テーマ: ニュース(96532)
カテゴリ: ニュース
日本に永住する外国人の地方参政権について、エッセイストの呉文子(オ・ムンジャ)氏は5月31日の朝日新聞に、次のように書いている;




 地方参政権は、福祉や生活など地域社会に密着した問題を、その地域の住民の意思をふまえて決定するために不可欠なものだろう。 さまざまな地域課題に対して意思表示をすることは、地域住民として当然の権利のはずだ。 だが現在は、「地域住民」から外国籍の住民は排除されている。外国籍の住民に対する施策があるのに、その当事者が最終決定に関わることができないのだ。私は、同じく外国籍の住民として生きる自分の子や孫たちの未来のためにも、一票を投じたい。

 悔しいのは、こんなにも私か欲している権利を行使しない人の多さだ。3年前の統一地方選では、立候補した友人の応援をした。街頭でビラ配りの手伝いをし、選挙に無関心な空気を身にしみて感じた。平均投票率が戦後最低を記録したものもあった。私は心の中で「棄権するなら私にその一票をよこして!」と叫んでいた。

 今の日本は、地方参政権も、二重国籍も認めていない先進国の中でも特異な存在だ。 1995年の最高裁判決で、憲法は国内永住者など自治体と密接な関係を持つ外国人に、法律で地方選挙の選挙権を与えることを禁じているとはいえない、としている。 政府が掲げる「多文化共生」を実現するためには、地方参政権は避けて通れない大切な基本的人権の一つだ。在日コリアンの定住が日本の植民地支配に起因していることを鑑みれば、現状はあまりにも理不尽である。私が納める税金は、政党助成金にまでなっているというのに。

 私にとって、いま住んでいるこの街は、いとおしい「ふるさと」となっている。ふるさとのために、義務や責任を果たし、地域社会の発展に貢献したいと思っている。そのために、地方参政権を手に入れたい。

 7月には参院選がある。立候補を表明している人の中に、外国人の地方参政権を掲げる人もいる。外国籍の住民がこの国で暮らしてよかったと思える社会かどうかは、他の多くのマイノリティーや社会の隅っこに追いやられている人々の暮らしにもつながるだろう。この問題は、日本社会のありようを問うている。


2022年5月31日 朝日新聞朝刊 13版S 13ページ 「私の視点-外国人に地方参政権を」から引用

 人はそれぞれに曰く因縁があってその土地に生まれ、暮らしている。しかも、日本に於いては何人も社会生活を営む上では法律の順守を求められるのがルールである。一定の法律を守って生活しているからには、行政が地域課題に対する住民の意思を確認するのであれば、当然そこに生活する全住民を対象とするべきであり、国籍の有無で差別をするのは不当であるとする最高裁の判断は当然です。外国人に選挙権を認めると、集団移住してきて行政を乗っ取られる危険性があるなどという戦前風の馬鹿げた妄想を「卒業」して、外国籍住民の「権利」も平等に認める成熟した社会を目ざすべきだと思います。





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最終更新日  2022年06月17日 01時00分05秒
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