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2022年07月05日
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テーマ: ニュース(96532)
カテゴリ: ニュース
ベルギー国王がかつて植民地支配したアフリカのコンゴを訪ねて「植民地支配は遺憾であった」と伝えたことについて、文筆家の師岡カリーマ氏は6月25日の東京新聞コラムに、次のように書いている;


ベルギー国王の所有地として搾取され、強制労働などで1千万の現地人が死亡したといわれる。欧州諸大国の美しい街並みを可能にした富の多くは、そういう犠牲の上に築かれた。

 今月、ベルギーのフィリップ国王がコンゴを歴史的訪問。「封建主義と差別と人種主義」にまみれた「正当化できない」植民地政策は「苦痛と屈辱をもたらした」と遺憾の意を表した。でも謝罪はなかった。謝罪(=許してほしいという懇願)が「遺憾」と違うのはそれが、相手を対等と認めることを大前提とするからだ。君主の謝罪に、象徴的価値はある。

 コロニアリズムにも良い面はあった、という反論は今もある。そりゃそうだ。プーチン政権も北朝鮮も、功績だけ探せば出てくる。だからといって非人道的な体制の肯定材料とはならない。 「現地にインフラや学校や病院をつくった」といって植民地搾取の歴史を正当化することもできない。

 国王訪問に際し、かつてコンゴから持ち出された儀式用の仮面がベルギーから戻された。ただし当面は返還ならぬ「無期限貸与」。返還が望まれる工芸品は約8万4千点という。
(文筆家)


2022年6月25日 東京新聞朝刊 11版 25ページ 「本音のコラム-コロニアリズムと謝罪」から引用

 ベルギーがコンゴを支配した約100年間に強制労働で死亡した労働者は1千万人と、この記事は述べているが、似たようなケースはコロンブスがアメリカ大陸への航路を発見した直後から始まったスペインとポルトガルによる植民地搾取で、中南米の鉱山で多くのインディオが強制労働を強いられて、1千数百万人いたと推定される人口が、各地の金鉱が閉山する頃には2百万人に減少したと言われており、インカ帝国の跡のように都市遺跡だけが残って「人」がいないのはそのせいと考えられる。
 また、ベルギーが植民地支配した100年間にコンゴから持ち出した文化財は8万点以上にのぼるとのことであるが、それはヨーロッパにベルギー王国が出来る何百年も前に、コンゴにはベルギーを凌ぐ文明が発達していたことを物語っており、不当に持ち出した文化財を「謝罪して返還する」のではなく、ただの「無期限貸与だ」とは、「盗っ人猛々しい」とはこのことだ。





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最終更新日  2022年07月05日 01時00分07秒
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