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2023年12月09日
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テーマ: ニュース(96532)
カテゴリ: ニュース
札幌と大坂の裁判所から「人権侵害」を指摘された杉田水脈議員は、その後反省するどころかかえってマイノリティを蔑む発言を繰り返し、反省の「は」の字もない。そういう杉田議員を、岸田氏は党総裁として注意もせず党の要職に抜擢するなど、相変わらず世間の常識からはかなりズレた人事を行なっている。そのような事態を、11月22日の朝日新聞「社説」は次のように批判している;




 アイヌ民族や在日コリアンに関する発言で、法務当局から人権侵犯認定を受けた自民党の杉田水脈衆院議員が、その後も「私は差別をしていない」などと言い続けている。「(人権侵犯という)非公開の案件について、マスコミに説明している」と、被害者側を責めさえした。

 総務政務官を事実上更迭された際には「(アイヌ関係の)こんな団体に謝罪するぐらいだったら辞める」と考えた、と述べたほか、差別にかかわる利権や特権が存在するとことさらに主張している。

 当事者らに謝罪すると昨年の国会で表明したのはいったい何だったのか。

 記者会見などでの説明を拒む一方、自らの支援者向けには動画やSNSで理解を呼びかけ、自らの差別言説を再生産する。そのように国会議員が同調者を集めて勢力をなそうとする以上、差別主義と非難されても当然である。

 だが杉田氏に対し、自民党は何の処分も行っていない。研修中にエッフェル塔前で写真を撮り投稿した松川るい参院議員は党内で注意された。それなのになぜ、市民の尊厳を平気で踏みにじり続ける杉田氏は問題にしないのか。

 岸田首相は「説明責任をしっかり果たしてもらいたい」と人ごとのような答弁に終始し、自民党の茂木敏充幹事長にも動く気配は見えない。少数派の人々が不安や恐怖を訴えているのに、人権意識があまりにも低く、慄然(りつぜん)とする。

 折しも、ジャニー喜多川氏からの性被害を訴えていた男性が死去したことが明らかになった。自殺とみられる。「金が欲しいんだろう」などと中傷されていたそうだ。

多数派でない人たちが声を上げると世間から逆に批判されるこの国の現状 は、好転する兆しがみえない。 杉田氏に最近も役職を与え、差別発言を等閑視している自民党が、自らそんな社会の空気を醸成 していないだろうか。

 岸田首相は最近、所信表明演説などで「人間の尊厳」という言葉を多用する。この「最も根源的な価値」を中心に据え、世界を分断・対立ではなく協調に導くのが日本の立場だと語るが、言行不一致もはなはだしい。

 足元を省みない首相の言葉は空疎に響く。杉田氏への問責決議の検討など、国会にもやるべきことがあるだろう。


2023年11月22日 朝日新聞朝刊 13版S 10ページ 「社説-自民と杉田氏 差別扇動者と決別せよ」から引用

 自民党が健全な政党であれば、杉田議員のような変な議員はすぐに処分されていたはずで、70年代ころまでの自民党はそういう健全さを保持していたように思います。しかし、近年は次第に支持率も低下し、国政選挙の投票率も低下しているため、政権を維持するには、杉田議員のような変な議員に面白がって投票するような有権者の票も、自民党にとっては貴重な「票田」であるため、裁判所から「人権侵害」の指摘を受けた議員でも優遇しないと次の選挙は危ないという「危機感」が岸田氏にはあるのかも知れません。政治に対してまともな判断をする有権者層は、政権交代を成し遂げた「民主党政権」がわずか3年という短期間に見るべき成果を上げなかったからと言って「失望」し、それ以来投票所に足を運ばなくなったことが、今のような歪んだ形の自公政権の存続を許しているわけで、有権者は現在の与党がここまでダメになってしまったからには、野党が信頼できるかどうかという「点」にささるのではなくて、この党がだめなら次の党を、という割り切った判断基準をもって次の総選挙に臨んでほしいと思います。





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最終更新日  2023年12月09日 01時00分08秒
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