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過去の戦争に関わってきた世界の財界の黒幕たちの実態と、戦争が起きる仕組みがよく分かった。初版が1951年なのに内容が全く色あせていない。むしろ現在のことが書かれているような錯覚すら覚えた。
国民の危機感をあおって、国防の必要性を訴え、「愛国」の名のもとに政治家に取り入って武器を売る「死の商人」。恐ろしいのは、敵も味方もなく、ただもうけることだけが目的の彼らによって、戦争も「経済の一環」になっていたことだ。
筆者は「われわれが充分警戒を払わないならば、かれらは、第三次世界大戦をさえひきおこすかもしれない」と書いている。まさに現在の世界情勢を予見しているような言葉である。
高市早苗首相は「時代が変わった」と言うが、変わっだのは時代ではなく、政治家たちの倫理観や価値観ではないのか。あらためて日本が誤った道を歩き始めているように思えてならない。
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