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2026年08月06日
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テーマ: ニュース(96860)
カテゴリ: ニュース
今年の7月23日は、大正時代に活動した社会運動家・金子文子の没後100年の命日に当たることにちなんで、ジャーナリストの阿部岳氏は7月20日付沖縄タイムズのコラムに、次のように書いている;




 横浜で生まれ、親に捨てられ、辛酸をなめた。アナキズムを体得し、朝鮮人の夫朴烈(パクヨル)と共に皇太子(後の昭和天皇)に爆弾を投げることを考え、それを当局に明かして大逆罪に問われた。

 恨みはなかった。皇族を「牢獄(ろうごく)的生活にある哀れなる犠牲者」と表現している。天皇制は特権階級が甘い汁を吸うための虚構であり、民衆が見限ればなくせると示す狙いだった。

 判決は死刑。直後、皇太子の恩赦で無期懲役に減刑された。23歳の金子は自ら命を絶ち、天皇制の施しを拒絶した。

1世紀後の日本では、自称保守派が主導して皇室典範を改正し、政治介入を防ぐため禁じられていた養子制度を導入した。 特権階級が天皇を神に仕立てて利用した金子の時代へ逆戻りしたかのようだ。当時と違うのは、今は憲法上も天皇制が国民の総意に基づくこと。私たちはどう向き合うのか。

 金子は尋問調書にこんな言葉を残している。「すべての人間は人間であるという、ただ一つの資格によって人間としての生活の権利を完全に、かつ平等に享受すべきはずのものであると信じております。」
(阿部岳)


2026年7月20日 沖縄タイムズ朝刊 「大弦小弦-金子文子と天皇」から引用

 金子文子は恵まれない子ども時代を過ごし、成長して働きながら読み書きを学習するときのテキストが、たまたま社会主義やアナーキズムを解説する書物だったために、人間としての権利や平等な社会を実現するにはどのような改革が必要か、というような「問題の本質」に対する直接的な「回答」を学ぶこととなり、既存の社会システムに疑問を持たずに漫然と生きる凡人には思いもよらない先進的な思想を身に着けた人物に成長したのでした。そのような人物が活動した時代から100年も経つのに、現代日本の政治は、100年前の「養子制度禁止」すら「是」とする方向へ進もうとしているのですから、これは明らかな「退行」であり「滅亡」への道です。高市内閣を終わらせなければ、日本が終わることになるという危機感を、私たちは自覚するべきでしょう。





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最終更新日  2026年08月06日 01時00分04秒


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