全51件 (51件中 1-50件目)
すでにご案内の方も多いかと思いますが、今朝の朝刊紙面からスクラップしておきます(ちなみに朝日新聞)。 理由はさまざまなようですが、やはり「金っていいよね!!!」ということで、年末も年始もいつでも湯之奥金山博物館へぜひどうぞ(ただし12/28~1/1は休館)。
2021.12.14
コメント(0)
2021年のゴールデンウィークがやってきています。 写真は、そんなGWのひとこま、5月1日の下部川でありましたが、こうした各地の川で、砂金を探求する掘り師たちの活躍が、3密を避けた連休の過ごし方の1つとして、あるんだろうなぁ、と川の流れをながめながら思われたのでした。 上の写真では、きっとわからなかったと思いますが、ほら、そこにも、伝説の砂金掘り師の姿が見られましたよ。おつかれさま、そして、ご安全に!
2021.05.02
コメント(0)
まだまだ本格的な春と言うには時間がかかりそうですが、それでも博物館周辺の下部川の一帯には、晴れると陽光がおだやかにゆきわたり、厳冬期には絶えていた砂金採り師の姿が現れてきそうな気配になってきました。 というそばから、川の流れの中に、らしき人影が・・・。 シルエットで、十分な確認はできないものの、あのようす、間違いないでしょう、砂金掘りに打ち込むある名人の姿です。おつかれさま。収穫の多からんことを!
2021.02.06
コメント(0)
この1月24日付けの地元紙で見つけた話題です。見出しを拾ってみると「星の王子さま」が記念コインにということで、山梨中銀・発刊75周年で販売との小見出しがつけられていました。 銀行が発刊? 見出しだけではよくわからなかったので、思わず中味に引き込まれ、確認を進めると、フランスのサンテグジュペリの書いたお話『星の王子さま』の発刊されてから75年がたつということでの記念コインなのでありました。 ネットで確認しようとしたところ、山梨中央銀行のトップページ以下には該当する情報が見られず、ググってみたところ、同行のプレスリリース情報と思われる公開PDF文書が見つかりました。その1部を以下にのせてみます。 そのPDF文書によると、プルーフ金貨だけでなく、カラー銀貨もあるそうで、こうして並べてみると、金貨もいいけど、銀貨の方もかわいいですね。 ちなみに、当該のPDFファイルのアドレスは、次のとおりです。https://www.yamanashibank.co.jp/assets/files/326726b6dff909fb86fa2590ee630136.pdf お値段ですが、組み合わせの一部は、こんな感じ。やはり銀貨かな・・・手が届くかどうかも考え合わせると。 ともあれ 『 金て、いいよね! 』《参考メモ》 『星の王子さま』が最初に出たのは、アメリカにおいてで1943年 のことだそうです。英語版『The Little Prince』のあとから、母国フラ ンスで『Le Petit Prince』が刊行されたのは1945年のことのようです。
2021.01.28
コメント(0)
博物館の黄金色の大テントの下のテーブルのところで、ただ一人、もくもくと自然金の選別にいそしむ砂金採り師の姿が見られました。ちょっとだけのぞかせていただいたのですが、砂や砂鉄を取り除き、自然金だけに選り分けた成果がとても印象的でした。すごっ! ジパングもまだまだいけるなぁ!!
2021.01.05
コメント(0)
今日の新聞(朝日新聞)に、京都の代表的な名所の1つ、いわゆる金閣寺の舎利殿のこけら葺き屋根の葺き替えが終わり、29日に報道公開されたとの記事が見られました。 関連のネット記事を見たところ、宝形造りの頂部を飾る鳳凰などの金箔も補修されたとのことです。またこれに要した金箔(約10センチ四方)が1万枚ほど使われたとのことですが、金価格の上昇により、修復工事計画に着手したときよりも事業費は大幅にアップしたのではないかと、遠巻きながら心配されました。 なお、より詳細な報道が次のNHKのウェブ記事で確認できます。 (ただし、時間の経過でリンク切れになるおそれあり) https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201229/k10012789331000.html
2020.12.30
コメント(0)
先日、博物館の砂金採り体験室のサービスカウンターで、おもしろい光景が見られましたので、お知らせします。 博物館が提供する砂金採り体験メニューに30min.チャレンジをすると、採れた砂金は、体験者のものになるのですが、それの魅力にはまり、リピーターになられる方がたくさんおられます。採った砂金をどうするか、その1つの在り方が今回ご紹介するもので、粒々の金を高熱で融かし、1つの丸い塊にして手元に置くというものです。 とりためた量にも拠りますが、できた金の塊は、昔の「碁石金」のような雰囲気になります。 最初は、耐熱板の上にまいた金粒にバーナーを当て始めてしばらくしたところで、金の粒が融け始めています。 ここからは、クローズアップでその変化を見ます。 融けた金の粒が、だんだんと塊になってきています。金は表面張力により、表面積が最小となるように丸まっていくのです。 あら、不思議。金の中から、坊やみたいなお顔があらわれました。かわいいね・・・。 砂金を融かすサービスは、スタッフにゆとりの時間があるときに限られます。博物館スタッフにやさしくお願いしてみてください。きっと、こんな笑顔で対応してくれると思います。
2020.09.29
コメント(0)
本日、16時50分をまわった頃の下部川の流れ(下流方向)です。前回紹介した伝説の現場は、あのJR身延線の下部川橋梁の下・・・。 おや、こんな時間に、まだ人影が・・・。ブルーシート派ではない模様・・・。 少しクローズアップしてみましたが、どうやら複数の人影です。 さらに限界まで望遠。確かにお昼前に伝説があった場所とほぼ同じ場所ではありますが・・・。 おやおや、何人もいらっしゃるではないですか。いったいどういうことでしょうか。この地は、伝説の砂金掘りのメッカになったのか。はたまた伝説的な話ではなく、ゴールドラッシュがおきているのか。 でも、ちょっと密なのが気になりますね。秘密・・・なんだね。
2020.08.29
コメント(0)
下部川に架かる愛称「メロディーブリッジ」を下から見ました。なぜ、この状況かといいますと、この場所から伝説の場面を見わたすとこができたから。つまり伝説の出発点なのです。 その場所から下流を見ました。川が景色にとけ込む辺りにご注目です。 望遠モードに切り換えました。JR身延線の下部川橋梁が見えます。その橋桁のした、川面の辺りに伝説の砂金掘り師の姿が出現しました。 ずっと近づきました。川の中を探っています。自然金をさがす良好ポイントの1つですが、水量が多く、たいへんそう。水色のシートで遮水しての作業なのでしょうか。がんばってくださぁ~い。《付記》 このブログにしばしば登場する「伝説の砂金掘り師」は、特定の誰かをさすものではありません。何人かの掘り師がいて、それぞれ伝説的な砂金掘りを展開させている・・・そんなふうに見てください。といいますか、以下の過去記事を通覧すると、その辺がよーくわかります。 関係の過去記事紹介 「伝説の砂金掘り師あらわる・・・」 2018年2月25日 「伝説の砂金掘り師またまた現わる・・・バーン」 2018年11月4日 「伝説の砂金掘り師たち」 2019年9月6日 「伝説の砂金掘り師あらわる ver2019」 2019年12月7日 「寒いのにもかかわらず、伝説の砂金掘り師あらわる」 2020年1月4日
2020.08.11
コメント(0)
少し前に7千円台になったとびっくりしてたのに、今日は7千円台の後半まで一気に最高値の更新! 上がり方が激しいです。
2020.08.05
コメント(0)
博物館が、砂金採り体験や砂金掘り大会などに使用する金の粒の調達について、お世話になっているT金属工業(株)様のHPで、毎営業日の9時30分に金価格の公表がありますが、その日々のデータをメモしてグラフ化しています。グラフが途切れている部分は、営業がお休みの日になっています。 この7月の末近く、金価格は一気に上昇し、7,000円/グラムのラインを突破しました。本日公開の数字は、若干下がったものの高値安定(?)傾向になっています。いろいろな意味で、影響がでるかなぁ~。
2020.07.31
コメント(0)
金市場も明日から4連休になりますので、その直前のようすを見ようとしたら何とびっくり。グラム当たりの売り渡し価格が7千円を超えてきました。 たいへんですよぅ。
2020.07.22
コメント(0)
この2年ほどの間、金価格のデータを取り続けています。それをグラフ化してみました。昨日、即ち直近の最終営業日の金価格は、6,636円。これを見て、「ああ、あの時に買っておけば・・・」なんて思ってもしかたないですよね。
2020.04.25
コメント(0)
明日(3月20日)は祝日なので、金価格の相場情報の今週分は、今日で区切り。ご覧のように、あっと驚く「6,484円」というところまで沸騰した価格変動は、乱高下しつつも、5,769円という数字で週末を迎えました。クリスマス前にもどったというような感じです。でも、この先どうなるのか。 こうした市場動向を探るため、継続的に大手の貴金属取扱店のHPをのぞいているのですが、貴金属の買い取り窓口が貴金属の価格の急激な変動を受けて、中断中との情報も見られました。最近、金、たいへんです。
2020.03.19
コメント(0)
今日(2020年2月25日)の取引価格が公表されました。その数字を打ち込んで、グラフで確認すると、たいへんな上昇ぶり。 いったいどこまで上がっていくのでしょうか。下がることはないのかしら・・・。 なぜ、こうも上がるのでしょう。不確実性の高まりから、金に安定を求める流れがあるのでしょうけど。アメリカの大統領選挙をめぐって? イギリスの離脱後のEU社会の不安定化? 中東の不安情勢? 世界敵な脅威となりつつある新型ウィルス性肺炎の社会経済に与えるマイナス影響? もし、そんなのが複雑に混ざり合っているのだったら、なかなか快方に向かうのは難しいですね。
2020.02.25
コメント(2)
昨日(2020年2月20日)までの当館が関係する金価格の推移グラフ。このグラフのはじまりは、2018年の3月初め。約2年の変化ですが、今年に入って6,000円台を右肩上がりでいます。 もうすぐ、1時間後くらいに、今日のデータが公開されます。こわくて見れないねぇ・・・。
2020.02.21
コメント(0)
このグラフは、当館が砂金採り体験用の砂金(微細粒化した金)の調達の関係で、お世話になって金取り扱い事業者さんのホームページで、毎営業日ごとに発表される日々の金価格を拾って、独自に作成しているものです。 2020年が開けた時から、6,000円台の価格をつけつつ上がり下がりしています。このままだと、なかなかたいへん・・・。
2020.02.07
コメント(0)
1月6日から新年の市場が動き始めました。ふたを開けてびっくり。一気に6,000円台まで上がっていました。さらに昨日(1月8日)、イランが報復にでたというニュースを聞くやいなや6,149円という数字がでました。 今日(1月9日)、アメリカもイランも自重という雰囲気になったためか、100円あまり下げました。 金山博物館で楽しむ砂金採り、その先に世界平和がつながっていました。世界のすべての人が、安全に安心して暮らせることがだいじなんだな・・・。
2020.01.09
コメント(0)
穏やかなお正月にあまりふさわしくない話題かもしれません。そして今年の市場はまだ開いていません。 しかし、金に密接な関係の博物館として、たいへん重要なものなので、とりあげてみます。昨年末の最終日に、ここ数年の最高値が出ています。昨年同期と比較してみていますが、ずっとグラム当たり1,000円の開きが続いています。この先、どうなっていくのでしょうか。たいへんに気がかりです。
2020.01.03
コメント(0)
湯之奥金山博物館の北側を流れる下部川でのことです。遠くに見えるJR身延線の下部川橋梁の向こう側で何やらうごめく人影が・・・。伝説の砂金掘り師の活動の光景でありました。 過去にもこの題名で取り上げたことがあります(2018年2月25日)が、どうしてまた、こう冷え込む時期に、砂金掘り師は現れるのでしょうか・・・。
2019.12.07
コメント(0)
同様なグラフによって、この2019年9月1日付けの記事「続・夏の思い出・・・ 夏休み中の金価格推移(前年同期比)グラフ」というのを残していますが、その延長戦を試みました。 引き続き、2018年の状況よりも1,000円高い状態で推移していることがわかりました。 湯之奥金山博物館は、公立の博物館ですので、この時期になると次年度の予算の積み上げと査定が始まります。砂金採り体験に供する砂金も、これまでにもお伝えしているように、フォーナインのインゴットから砂粒状に加工して納入していただいたものを用意してお楽しみいただいています。ですから、予算の積み上げ過程で、今年度同様の量を用意するとなると、1,000円× 必要量(g)の額が上積みされなければならないのです。 でも、昨今の行財政は「はいそうですか」って簡単にいかない。 そもそも、今年度の必要経費も、昨年の今ごろに積算されているのですから、既に1,000円× 必要量(g)分の額が不足してくる計算になります。予算補正の課題もでてくるか、とても気がかり。こうした課題について、経験的に主計員から「そうしたことは当初の段階で予測できなかったの」といわれてしまいそうな気が・・・。 でも、それが予測できたら、銀行からとりあえず3億円くらい借金して、昨年の今ごろ金(約60kg)購入をし、それをいま売却したら ざっと 6千万前後のお金が手元に。余裕で博物館を1年まわせますよ、・・・なんてね。(初期投稿:10月28日23時00分 本文追加:10月29日10時20分)
2019.10.28
コメント(0)
今月の初め、こんなシーンがありました。場面は、下部川の河川敷内。見えている小堰堤のほんの少し上流側。このあたりは、源流に湯之奥3金山があった下部川に、同じく常葉金山がかかると見られる雨河内川が合流するポイント。砂金採りの有力地となっている場所です。そこで複数の砂金採りチャレンジャーが姿が見られたのです。
2019.09.06
コメント(0)
昨年(2018年)の夏と今年(2019年)の夏、比べてみれば約1,000円の差で終わったということでした。
2019.09.01
コメント(0)
5100円のラインを軸に折り返してみるとなんか似てる・・・。これからどうなる?
2019.08.20
コメント(0)
昨年の同期と今年の状況を重ねてみました・・・金価格。 湯之奥金山博物館の運営上(砂金採り体験など)、重要な課題、深刻です。
2019.08.07
コメント(0)
(出典:Yuuichi YamamotoさんのFB) 湯之奥金山博物館としてお付き合いいただき、大会等の折にはサポートもいただいているA商会のY本さんのフェイスブックに、最近こんな記事が出ていました。 おお、そうか、5,300円超え、すごいなぁ・・・。 ということで、あらためてT金属工業さんのHP情報をチェックすると、ほとんど5,400円といってもいいような数字が出ていました。 いったいどこまでいっちゃうのでしょうか。 なぜ、湯之奥金山博物館として金の取引価格の上がり下がりに敏感に反応するのかについては、次の過去記事をご参照ください。 https://plaza.rakuten.co.jp/bnvn06/diary/201906250000/(16:30投稿、18:17修正)
2019.07.11
コメント(0)
当館の砂金採り体験は、とても人気があって、リピート利用も多くなっています。砂金採り体験室の体験用水槽には、T貴金属工業(株)さまから供給をいただいている砂金が毎日一定量セットされています。このため、砂粒状に特別に加工した純金を必要量、購入して行く必要があるのです。ご承知のように金の価格は、日々変動していて、買いめのタイミングを独自に判断し発注することで必要量を適切に確保しているわけですが、このことは、博物館の裏方のたいへん重要なテーマの1つとなっているのであります。 さて、上のグラフは、お取引をお願いしているT社さんが営業日ごとに発表している金1グラム辺りの売価について、手元にとっているデータを折れ線で表示させたものです。 これを見ておわかりのように、この一年でも上下変動があって、どのタイミングで発注をするか気をもんでいるところですが、それがこの数日、金価格の数字がうなぎ上りとなってきており、博物館の運営にとって非常にきびしい現実となっているのです。なぜ上がるのかしら。この先どう動くのかしら。次の買いはいつ頃かな・・・。
2019.06.25
コメント(0)
今朝のNHKおはよう日本の中で、佐渡金銀山のガイダンス施設「きらりうむ佐渡」が、この4月20日にオープンと報じていました。 よきライバル登場、というところでしょうか。 当館は、この4月24日で、開館22年となります。まけなようにがんば・・・。
2019.04.12
コメント(0)
(図の出典:財務省公式HP) 今日、2月24日に、天皇陛下は、御在位30周年をお迎えになられます。記念式典も政府主催で行われるようですが、記念硬貨として1万円の金貨が発行されることもあるそうです。あるそうですというのは、すでに昨秋からアナウンスされていて、手続きも締め切られているようなのですが、いまごろ気付きました。つくづく、金には、縁がないのかな・・・。 こちらは、財務省公式HPが記念硬貨の発行をアナウンスした関係ページの一部ですが、これによると1万円金貨は、20グラムの純金だそうです。 ちょうどいま、金の取引価格がグラムあたり、5,100円ちょっとなので、20グラムといったら、材料費だけで1万円を超えてしまっています。 この概要の表の下に注記がありますが、素材の純金の価値に加えて特殊な製造技術があわさって、額面を上回るプレミアムな記念貨幣だと説明していますが、このアナウンスの時点では、まだ4千円台/gだったのです。 買っとけばよかったなぁ・・・。
2019.02.24
コメント(0)
博物館のお庭で空を眺めた話題が続きましたが、今回は、お空のその先、宇宙空間に話題を広げます(大風呂敷)。 今回の写真は、NHKさんの報道の場面から借用。いま話題の「はやぶさ2」です。昨日(2019年2月22日)、小惑星「りゅうぐう」へのタッチダウンを成功させたニュースには、「はやぶさ」の初号機以上に注目と関心を集めています。期待も大きいですが、それを見事に成功させる多くの人々の力の結集がまたすごいことになっていると感じられます。 今回の話題は、「はやぶさ2」の本体を取り囲む金色のものは、何なのかについてです。てっきり金の箔ではないかと思い続けていました。金がかかるのも無理はないなどと勝手に想像を膨らませていたのです。 しかし、現実は違うようです。 JAXAのHPの一般向け情報提供関係のページに、その答えが見つかりました。いわく、「サーマルブランケット」というもので、外部から器材に入ってくる熱を遮断するためのもの、つまり断熱材というこのようです。 このサーマルブランケットの構造は、薄いフィルムとネット状のスペーサーを何層にも貼り合わせたものだそうです。いちばん外側が黄色っぽい色をしたポリイミドフィルムでその下にアルミニウムなどを蒸着させているため、金色に見えるのだということで、金ではなかったと・・・。 今回の「金にまつわるお話」は、“金ではないものにまつわるお話”となりました。
2019.02.23
コメント(0)
NHK総合テレビで、この1月2日と3日の2夜連続で、『正月時代劇 家康、江戸を建てる』が放映されました。前編(1/2)は、江戸の町に上水を整備するお話しで、後編(1/3)は「金貨の町」と題された、徳川家康の国家政策の一端を担う小判作りのお話しでありました。 今回は、その後編の内容にちょっとだけふれ、記録化しておきたいと思います。 京の職人・橋本庄三郎(上の写真)は、太閤の大判作りを一手に担う後藤家に仕えて、黄金の特別な貨幣の制作に当たっていたが、江戸に下向し、徳川家康の配下にはいって小判を作ることとなっていきました。 その工房のようすですが、かなりリアルに各段階の作業工程が組み立てられていて、金の在り方の1つを知るのに参考になるものでありました。 番組のエンディングロールで、時代考証スタッフなどのお名前がでてきた場面ですが、その中に“金貨製造指導”として「西脇康」のお名前が見られました。 湯之奥金山博物館の運営委員会の支えていただいている西脇先生、その方です。どおりで、金貨製造の場面に真に迫るものがあるなと思っていたら、先生が関わられておられたのですね。
2019.01.04
コメント(0)
「きんがしんねん」と言ったって、正月のことじゃないんですよ。このブログで初公開! 何と、金が信念で融けるというお話しです。 湯之奥金山博物館の砂金採り体験室で、何度かリピートしてとりためた砂金を、学芸員のありあまる情熱と信念で融かし、ひとまとめの金の粒にしようというワークがこのほど見られました。そのようすを密着取材できたので、ここに紹介するものです。 とりためられたのは、昨日ご来館のご常連さま、いつもご利用ありがとうございます。ご夫妻でのご努力のたまものは、ご覧のような感じのボリュームで、それをバーナーで加熱しはじめたところです。 あちらから、ことらからと、向きを変えながら加熱を続けますと、小さな砂金の粒に変化がでてきました。 やや、生き物のように変化し、一つの形になろうとしてます。 融けて、まん丸に・・・。ここまではビデオ記録を切り出したものです。 これはスチル。きれいな色です。触っちゃダメですよ。よい子はまねしてもいけません。何しろ 1,000度以上もあるのですから、それがふとした弾みで転がったりするおそれもあるのですから、火傷なんてもんじゃすまないかも・・・。 以上、金を融かすと、こんな感じ…という実況中継でした。でも、昔の人たちもこんな状況を作り出していたんですね。それなりの技法で・・・。勉強になりました。
2018.12.04
コメント(0)
時々、金の密輸に関する事件をテレビや新聞の報道で知ることがあります。その都度、消費税をまぬかれるくらいのことを目当てで危険を冒してまで密輸をする意味がまったく理解されませんでした。そうしたなかで、密輸の最終的な利益がどこで確保されるかとか、その額が巨額になるんだということを、昨日の上の記事ではじめて知ることができました。 2017年に密輸された総量は160トン程度と見込まれ、消費税の脱税額は640億円と推計されているようです。 金5キロが密輸され、国内で転売された後、再び国外に輸出される際、200万円の消費税分の還付を受けられるものだそうで、記事に添えられていた上の図式を見ると 政府がその額をだまし取られる結果になることもわかりました。 いうまでもなく、政府で働いている人が個人的に損失を被るのではなく、国民が巨額の損失を受けることになる話なのです。ちょっとムッとしました。 それにしても、大手紙が一面のトップで扱っている割に、国民の怒りの矛先を浮き彫りにしきれない記事じゃなかったかと、少し悲しく思いました。
2018.11.11
コメント(0)
「金の飴」です。 湯之奥金山博物館応援団のM坂さんからの情報提供、というかいただいちゃいました。沖縄で作られているそうです。確かに、べっこう飴が、金色に見える・・・のです。お味もよろしく、これで金運いっそう高まるかなぁ・・・。
2018.11.05
コメント(0)
10月18日放映のNHK甲府のローカルニュースで取り上げられた山梨市の清水寺蔵の木造勝軍地蔵騎馬像(平成29年3月2日指定・県有形文化財)の造像当時の彩色の推定復元についての話題の中で、蛍光X線分析装置などを駆使しての山梨県立博物館の研究成果を紹介していたのですが、アズライトなどの鉱物顔料で彩色されていたとの情報をもとに、歴史的な遺産としての原資料(上の画面左)に対して、画面右のような復元成果がながれました。 その成果は、とても興味深いものでしたが、ここでは放送の趣旨とはズレますが、原資料の映像の中のあるものに、目が釘付けになったことを書きとめたいと思います。 それは截金(きりかね)と呼ばれる伝統的工芸装飾技術で、金箔などを竹製のナイフ(竹刀)で細く切り、膠などを接着剤にして貼り込んで細かなデザインを表す手法です。テレビ画面で見ただけで、はっきりとはしませんが、お像がまとっている甲冑などの表面に、金箔によると思われる截金模様が描き出されているのが、とても美しく、こんな素晴らしいお像が存在したのだなぁと感激されました。 お像の制作年代は、武田信玄の時代とされるそうで、今盛んにいわれる開府五百年にちなんだ歴史遺産といえると思いますが、お像の詳細について知りたい場合には、県教委学術文化財課所感のホームページ「山梨の文化財ガイド」の中の当該記事がたいへん参考になります。 蛇足ですが、このお像の制作年代は戦国期ということになるかということですが、その制作の場はどこなのでしょうか。当時の甲斐の国内に、こんなすごい技術があったのでしょうか。それとも京周辺での制作なのでしょうか。甲斐国だとしたら、その金は、どこの金山の所産なのでしょうか。そんなこと考えたら、わくわくしてきます。
2018.10.20
コメント(0)
金の取引価格、気になりますねぇー。 湯之奥金山博物館は、身延町という自治体による公立博物館でありますから、博物館の運営は、全て税金でまかなわれます。湯之奥金山博物館における大人気の砂金採り体験でも、また近く行われる砂金掘り大会でも、金を細かくした砂金が欠かせません。その金は、博物館として年間予算の中から購入しているのです。 ですから、いちばんお手頃の価格の時に、購入をしなければなりません。よって、金の取引価格のデータには、常に注視をしなければならないのです。 いま、“買い”でしょうか、ね?!
2018.07.25
コメント(0)
下部川です。湯之奥金山博物館のすぐ隣を流れています。その源流域に湯之奥3金山があり、このすぐ上で合流する雨河内川の源流域にも常葉金山があり、という環境ですからこの川でも砂金が採れることはよく知られていることです。 そして、時々に、この川を掘って砂金を探す砂金採り師が見られます。というか、この写真の真ん中にその姿が見られるのですが、わかりますでしょうか。見えているメロディーブリッジのさらに上流です(ただし、メロディーブリッジの下部に見えています)。 ちょっとわからないですよね。では、ズームインしていきましょう。 同じ場所から望遠ズームを目いっぱい働かせて、伝説の砂金採り師の姿をキャッチしました。カッチャという道具を使って、河原の土砂を掘り採っています。もっとも、がむしゃらに掘るのではなく、伝説の砂金採り師に備わった経験と勘を120%働かせての神業によるものです。 土をパン皿にいっぱい取り込んで・・・。 水の流れの中で、パンニング・・・。 さて、成果はいかに・・・・・・。(次回以降に続く)
2018.02.25
コメント(0)
今月は、朝日新聞紙上に「金」にまつわる話がいくつかありあしたね。10月22日にも関係する記事を載せていますが、またまたです。 まず、見出しだけ拾うと「豪州、ゴールドラッシュ」「延べ棒人気 上客は中国人」ということで、何でもオーストラリアの西部、カルグーリーというところの話です。で、1トンの岩石から約2グラムほどが採れるそうですが、大型重機でじゃかじゃか掘って、年間22トンもの金を出してるんだって。すごいねぇー。 どこにあるんだろう、カルグーリーというところは。ということで、googleさんにお世話になりました。赤いマークの根元ですよ、22トン/年の金が出るところは・・・。
2017.10.31
コメント(0)
こちら昨日の紙面、サザエさんの漫画から話題を広げる部分で、埋蔵金のこと。 こちら今日の紙面、国宝・金印は偽物か、という話がおどる・・・、ある意味で埋蔵金。 この国では、昔からここ掘れワンワンで、掘れば金が出てくるというのが定着(?)しているみたいです。 「金ていいなぁ・・・」とばかりいっていられないところもあるように感じられます。簡単に掘ればどこからでも出てくるのであれば、金の価値も危ういし、働く意欲もなくなってしまいます。 だから、金は、金なのですね(意味不明になってきた)。
2017.10.22
コメント(2)
天文学的なお話しです。一昨日(2017年10月16日)から盛んに報道があったことで、上の写真は、昨日の朝日新聞朝刊の一面です。 報道に拠りますと、難しい部分はさておいて、宇宙の彼方で中性子星というのが二つ、合体していくようすがいくつかの方法で観測されたということです。 これまでのデータの解析で、まだ未解明な部分は多いものの、金などの重たい元素の生成のようすが解明できることが期待できるというものでした。 こうした研究には、多額の研究費がかかるのでしょうけど、過去の錬金術と違ってしっかりとやっていく必要がある分野ではないかと考えるところでありました。 ちなみに、この件については、garimpoさんのブログにも関係する記事が出ています。参照の場合はこちらから・・・http://d.hatena.ne.jp/garimpo/20171018
2017.10.18
コメント(0)
写真は、山梨県立考古博物館の玄関前のアプローチです。いま、ここでは『ひつぎのヒミツ』という特別展が、11月23日(木・祝日)までの会期で開催されています。 考古博物館の前庭にアプローチに沿って並ぶ、古代ギリシャ・ローマの建築物を想起させる円柱が並びますが、そのそれぞれに垂れ幕が掛かっていて、主要な展示物を紹介しています。 この写真の一番手前は、静岡市の賤機山古墳に副葬されていた馬具の飾りの一部で、表面に金がコーティングされています。 こちらは、木更津市の金鈴塚古墳から出土した太刀の束頭(つかがしら;グリップエンド)に見られるキンピカの、獅子咬み(ししがみ、獅子が噛みついている)という古くからあるモチーフです。 そして奈良・斑鳩町の藤ノ木古墳の石棺の内部、高貴な方の石の棺の中には、わんさか豪華な装飾品類などが納められていました。出土品は、国宝となっていますが、その一部が展示として今回、間近かにみることができます。もちろんキンピカです。 わが国の古代に、これほどまで金を装飾に用いた時代は、なかったのでは、と思わせるものがある古墳時代。古代の金というと奈良の大仏(金鍍金)とか中尊寺の金色堂とかエポックメイキングなものが注目されますが、古墳時代は全国的にキンピカが見られるのです。もちろん、この山梨にも・・・。そんな時代のヒミツをのぞいてみるのも、この秋の時間の過ごし方としていいんじゃないかなぁ・・・。
2017.10.12
コメント(0)
(出典:田中貴金属工業株式会社 HP) 先週から(2017年8月28日ごろから)急に金の価格が上がってきています。本日は、前日に比べ少しばかり下がりましたが、基本的にはとても高い状態が続いています。 ちょっと長めにみると、昨年の後半から少し高くなった状態で上下が続いていました。それは、海を隔てて向うの大きな国のボスの選挙とその結果が、世界経済に不安定要素をもたらしたという見方が底流にあると言われています。 こうした金の価格の上下は、世界中の投資家などの思惑が複雑に絡んでいるようです。では、今回の急激な上昇は何だろう。これもお隣の小さな乱暴な国の所業に根っこがあるという解説がマスコミを通じて耳に入ってきました。 ずっととおくの話ではなく、金山博物館も提供できるサービスの安定的維持にかかわりがあるので、注視していく必要があるのです。ずっと世界が平和でありますように!
2017.09.05
コメント(0)
このほど、山梨県埋蔵文化財センターのHPに「遺跡トピックスNo.469」として注目の情報が公開されました。
2017.08.24
コメント(0)
紺色に染めた料紙に金泥で経典の文字を書写することは、平安時代頃に盛んに行われていたことは、その世界ではよく知られています。今朝、見た毎日新聞の日曜版には、経典の文字の並びを凝らして九重の塔の形を描いたものが紹介されていました。 九州国立博物館館長の島谷先生が書かれた「書の美」というコラムとしてのもので、上に掲げた写真のとおりなのですが、図版の金色がとてもよく目を惹きました。 記事にもあるとおり、この美しい装飾経が伝わるのは、金色堂などで知られた奥州の中尊寺で、他の数多くの装飾経とともに国宝に指定されているものです。 金っていいよねっ!
2017.06.18
コメント(0)
最近に入手し、拾い読みをしています。書名は『日本は世界1位の金属資源大国』で、著者は平沼 光・東京財団研究員。2011年3月20日第1刷刊行の講談社+α新書(562-1 C)です。 刊行後6年が経過し、この間、東日本大震災の発災や中国によるレアメタル禁輸措置の終息など、だいぶ状況が変わった部分もありますが、たくさんの金属資源を内在させる機器や製品、生活資機材などに囲まれている私たちのくらしの底辺に、「都市鉱山」を考えさせてくれる本です。もちろん都市鉱山では、金も豊富に採れるということです。 少し前に、2020年に開催予定の東京オリンピックでは、日本の技術力と資源利用の問題を世界にアピールするため、金メダルは都市鉱山で採れた良質な金で賄うという話題を耳にしたような気がしますが、出どころはなんだったか・・・。
2017.05.17
コメント(0)
今日(2016年10月30日)、来館された応援団のHさんから、また金にまつわるお話、とくに関係する文献のレファランスをいただきました。 今日のテーマの1つに、「砂白金」がありました。 プラチナ(白金)の産出するところは・・・、との問いに、ていねいに説明を受ける中で、北海道の砂白金のことに及び、関係する『砂白金~その歴史と科学~』という文献が登場し、その本の著者である弥永芳子さんに話題が広がりました。たちまちに館にある弥永さん関係のご著書が勢揃いしたところです。1919年生まれといいますから、もう白寿です。砂白金の研究者で白寿って、何か語呂合わせみたいですが、ほんとにすごい方です。話が飛びましたが・・・。
2016.10.30
コメント(0)
今朝(2016年10月18日)の朝日新聞に、キトラ古墳(奈良県明日香村)のことを紹介する「壁画体験館 四神の館」の公開がはじまったことが大きく取り上げられていました。 秋は、スポーツの秋とか、食欲の秋とか、いろいろ言われますが、重厚な歴史に浸ってものを思うのにもよい季節です。貴重な歴史資料を紹介する展示会も全国各地で行われていますね。 そうしたなかで、キトラ古墳ですが、今回注目するのは、やはり金にまつわることです。いったいどんな話題でしょうか。 キトラ古墳というと、石室内に、わが国有数の壁画で装飾があることで注目されていますが、その壁画にも四方の壁面に描かれた四神と、天井に描かれた天文図とからなることが知られています。この画像の右手は、そのようすをテキストで紹介していますが、とくに画像の左手に取り合わせた天文図(部分)が、金にまつわるお話の対象となります。 記事の説明文にもありますが天文図は、朱書きされた3重の圏線と中心をずらせたもう1つの圏線がベースとなって宇宙をあらわし、そこに、今に親しまれているのとはだいぶ趣を異にした星座が配置されているのだそうです。その星座の星々は、金箔押しであらわされている。ここの注目ポイントです。 狭い石室内の閉ざされた空間で、金箔で大宇宙を描く、何ともロマンにあふれた話だと感じましたが、その一方で、当時の職人さんはたいへんなご苦労をされたことだろうということも、あわせて偲ばれます。 新聞記事にのせられた「四神の館」の天井画を再現した展示のようす、先ほど触れたロマンを現代的にしめすものとなっているようです。機会をつくって、実見したいものです。 出展:今回の記事に使用した画像データは、すべて朝日新聞社の紙面を複写により利用させて いただいたものであります。
2016.10.18
コメント(0)
前回の記事「埋文シンポありました」の基調講演の中で、金にまつわるお話がありました。その部分のパワポ映像を写真にして掲載させていただくことにします。 この講演の題名は、「陶磁器からみる近世甲斐国の様相について」でしたが、この様相を理解するために、そもそも近世の社会体制の中で江戸という都市はどうであったか・・・というところからほぐしていただき、それとの比較検討の中で、命題にせまろうということでした。 で、江戸に誕生した都市の担うものとして「国内最大の大名拠点」をあげられ、3つの視点を示されました。この3点のうちの1つに佐渡の金や石見の銀など「鉱山」へのアプローチがあり、ここを見ないと・・・というお話がありました。 当時のこの国の金や銀の産出状況は、世界的にみて、トップ水準にあったことはよく知られていますが、江戸の都市の性格付けにまで影響を与えていたとは。 甲府についても、城下町の中で、金などを扱う遺構が確認され、谷村でも金まではないが、積極的な金属利用に関する考古資料が見いだされている・・・、シンポ全体を通じて明らかにされていたことであったように受け止めました。
2016.10.11
コメント(0)
昨日(2016年10月9日)ことでしたが、応援団のHさんと談話をしている折に、話の流れから「雨宮21号」のことがでてきました。その時の話の流れは、雨宮敬次郎さんが湯之奥で砂金採りに関わっていることや、北海道にも関連する足跡があるということで、Hさんの博識に驚かされたと同時に、鉱山開発と雨敬さんの関係っておもしろそう・・・という想いがうまれました。 一夜明けて今朝の朝刊、朝日新聞ですが、話題に上った「雨宮21号」が1面にカラー写真でのっているではありませんか。ちょっとびっくりしてしまいました。話を聞いていたのかな・・・。 雨敬さんと鉱山開発のことや、「雨宮21号」のことは、もう少し整理して、後日ノートできたらと考えております。
2016.10.10
コメント(0)
今日(2016年10月6日)、facebookを眺めていたとき、とても興味深い情報を見つけました。上の画像は、「甲州市の文化財」さんの昨日(10月5日)の午前10時49分発の記事を画像化したものです。 その情報の中に組み込まれていたものの1つは、展示会のチラシです。 チラシの中の写真の1つ、「金粒付着土器」というものです(これには思い出があります)。 土器に付着物をクローズアップした「金粒拡大写真」です。この情報を元に、ぜひ皆さんの目で確かめにお出かけください。(この記事は熟成途上です。近い将来変更があります)
2016.10.06
コメント(0)
全51件 (51件中 1-50件目)