二代目館長日記

二代目館長日記

2018.10.20
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の木造勝軍地蔵騎馬像(平成29年3月2日指定・県有形文化財)の造像当時の彩色の
推定復元についての話題の中で、蛍光X線分析装置などを駆使しての山梨県立博物館
の研究成果を紹介していたのですが、アズライトなどの鉱物顔料で彩色されていたと
の情報をもとに、歴史的な遺産としての原資料(上の画面左)に対して、画面右のよ
うな復元成果がながれました。



 その成果は、とても興味深いものでしたが、ここでは放送の趣旨とはズレますが、
原資料の映像の中のあるものに、目が釘付けになったことを書きとめたいと思います。
 それは截金(きりかね)と呼ばれる伝統的工芸装飾技術で、金箔などを竹製のナイ

です。テレビ画面で見ただけで、はっきりとはしませんが、お像がまとっている甲冑
などの表面に、金箔によると思われる截金模様が描き出されているのが、とても美し
く、こんな素晴らしいお像が存在したのだなぁと感激されました。
 お像の制作年代は、武田信玄の時代とされるそうで、今盛んにいわれる開府五百年
にちなんだ歴史遺産といえると思いますが、お像の詳細について知りたい場合には、
県教委学術文化財課所感のホームページ「山梨の文化財ガイド」の中の当該記事 ​がた
いへん参考になります。

 蛇足ですが、このお像の制作年代は戦国期ということになるかということですが、
その制作の場はどこなのでしょうか。当時の甲斐の国内に、こんなすごい技術があっ
たのでしょうか。それとも京周辺での制作なのでしょうか。甲斐国だとしたら、その





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Last updated  2018.10.20 00:59:26
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清水洋美@ ヨコグラノキ果実写真ご提供のお願い 初めてご連絡さしあげます。 世界文化社で…
bnvn06@ Re:こんな日にはこのヨコヅナサシガメ(05/13) 現在、ログインできないため、更新できな…
bnvn05 @ コメントありがとうございました。 hero-AUさま、この度はコメントいただき、…
hero-AU@ Re:野に咲く花の向こうに・・・(07/05) お疲れさまです。今年も砂金掘り大会の季…
bnvn05 @ Re:武田氏の歴史を史跡から考えるシンポジウムありました(02/26) 過日のシンポ、遠路ご参加ありがとうござ…

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