二代目館長日記

二代目館長日記

2016.10.22
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●2004-09-18 第2回王国会議(準備会)を開きました

    *第1回準備会の後、山梨日日新聞の3面トップに「冨士川流域王国」の記事が大きく
     掲載されてから、問い合わせが、相次ぎました。主に「王国構想に賛同する」「会議
     へ出席する」「今回は出席できないが次は出席する」、「このような構想を考えてい
     たが実行できなかった」など、積極的な電話を会議直前まで頂き感謝いたします。

  ■県内外各地から「王国」に賛同する19名の皆様の参加を頂きました。
    *それを受けての今回の会議でしたが、第1回の3倍もの出席者を迎え、充実した会議
     ができました。出席者は、王国全域からと、甲府市からも参加者がありました。出席者
     氏名は下記の通りです。(順不同敬称略)


     南アルプス市教育委員会)、及川順郎(甲府市・元参議院議員)、赤池政敬(身延町・
     農業)、浅利尚男(南アルプス市)、保阪太一(南アルプス市教育委員会)、石部直
     人(峡南広域行政事務所)、阿部秀子(南アルプス市)、久保明(甲府市)、工藤久
     代(南アルプス市)、斉藤秀樹(南アルプス市教育委員会)、神田隆(旅行雑誌「る
     るぶ」編集記者)、南雲龍(身延町・なかとみ現代工芸美術館館長)、岡野秀典(豊
     富村教育委員会)、林部光(中道町教育委員会)、二宮善昭(身延町教育委員会文化
     振興課長)、桐戸雅光(身延町教育委員会金山博物館係長)、谷口一夫(湯之奥金山
     博物館館長・山梨県考古学協会会長)。

  ■国・県・市町村などの関係機関には、夢空間「冨士川流域王国」に理解と協力を要請します。
    *会議は私(谷口一夫)から王国の主旨、王国のメリット、王国の位置づけ、特に国土
     交通省、山梨県観光部、県地方振興局、王国内市町村、王国内各種団体などとの関わ

     ました。

  ■行政の「観光プログラム」に「王国プログラム」を重ね「広域的な観光プログラム」にします。
    *特に県振興局、広域行政事務所、王域内各市町村が実施している「観光行政」「観光
     プログラム」については、その「観光素材・観光商品」のすべてを、9月14日の日
     記に書きました「王国の観光・学習マップ素材一覧(これ自身まだ未完成で、今回の

    「観光プログラム」に変換できると考えます。

  ■王国内の「観光資源」は、「冨士川流域dream学会」でより本物を追求します。
    *特に王域内の自然や文化(歴史)、産業については、すでに日記に書いてありますよ
     うに、「冨士川流域dream学会」で、調査・研究をすすめ、より「質が高い」観光プ
     ログラムの「商品づくり」や、「観光ルート」、「滞在プログラム」の提案を、各方
     面にしたいと考えます。

  ■冨士川流域王国」構想を民間レベルで提案する理由について
    *また、この「冨士川流域王国」構想を民間レベルという形でスタートした理由につい
     て若干説明が必要かと思いますので申し上げます。

   1. こうした広域的なプログラムは、一般的にはその範囲を包括する行政機関が中心で行
    われるます(実際このエリアにおいては県振興局や広域行政組合などが取り組んでいま
    す)。
     しかし、そのプログラムを実行するには「民間」の力が必要です。行政が手を引く
    と、その時点でプロジェクトが終焉してしまうケースは過去に多く見られます。なか
    なか民間へ波及しません。従って今回の「王国」構想の提案は「民間」レベルで発信
    し、これまでの逆方向からの挑戦です。
   2. 一市町村での観光プログラムは、他の町村へ広域的に発展しません。従って、全国を
    視野に展開している「金山博物館」周辺からのプレゼンとして王国構想を発信してい
    ます。金山博物館は年間を通じ開館しており(水曜日休館)、門戸を開放しています
    から、いつでも流域の「夢」を語れる場として活用できます。
   3. 冨士川流域王国・冨士川流域dream学会は、敷居も壁もつくらず、誰でも参加できる
    環境づくりを推進し「民間活力を集大成」するものです。王国づくりに意欲と行動力
    ある方は自由に参加できます。また、王国のメリットを活用したい企業経営者の参加
    も歓迎しています。
   4. また、最初から「補助金」狙いのプロジェクトは、補助金が切れた段階で終焉するケ
    ースがあります。今回の構想は、まず知恵を使い「あるものを上手に使う」という発
    想で基本から固めます。成果がでれば、また「王国」の考えが定着すれば、おのずと
    財政的な面は行政や企業も黙っていられないと考えています。
   5. いま山梨県では「県立博物館」(御坂町)建設を進めています。この博物館は、山梨
    県全体を博物館として捉えた場合、その中核に位置する「ハブ博物館」として位置づ
    けられています。ハブとは自転車のスポークを束ねているところをいい、一例を示せ
    ば多くの空路をもつ国際的な大空港のことを「ハブ空港」と呼んでいますが、そのハ
    ブ空港とハブ空港が繋がることで相乗効果が起き、その利用者の利便性はきわめて高
    いものになります。県立博物館はこのハブの発想を取り入れた「ハブ博物館」で、世
    界に例がない特色ある博物館になるでしょう。
     県立博物館の来館者は、それぞれの学習テーマで学習しますが、さらに深く学習し
    たいという知的好奇心(学習ニーズ)を満たしたい方を「歴史の現場」へ誘導し、歴
    史景観と共に学習してもらうシステムです。
     その歴史の現場は県下各地に沢山ありますから、幾つもの現場につながる様が「ハ
    ブ的」であるということで、「ハブ博物館」と呼びます。冨士川流域には学習プログ
    ラムが沢山あります。県立博物館からの誘導を考えています。
     また、県立博物館も、いくつもの歴史コースを設定することで、リピーターに期待
    できますし、現場へ赴くのに、公的な交通機関や運送業者(バスなど)にもメリット
    がでます。さらにコース途上での食事土産品購入などで地域とも結ばれますから、地
    域経済の活性化にも直結すると考えられます。
     私(谷口一夫)は、基本構想策定委員会から、このハブ博物館コンセプトを提言して
    きましたが、この考えだと「箱もの」ではありませんし、地域の活性化と連動するも
    のといえます。
     幸い「冨士川流域王国」内には、県立博物館とハブでつながる「文化施設」が、湯
    之奥金山博物館など12館ありますから、地域中核館として取り組むことが可能です。
     それらは「王国」運営の核にもなります。既に金山博物館は「冨士川流域王国」構
    想という広域的なプログラム展開において貢献できると考えています。
   6. 以上の考え方から「民間レベル」での提案となりました。「冨士川流域王国」「冨士
    川dream学会」は同時スタートしています。このプロジェクトは、観光王国山梨を標
    榜する山梨県の観光行政にも貢献できると考えます。私たちは山本知事の提唱する観
    光立県山梨に賛同し、行動します。

  ■第1回「冨士川流域王国シンポジューム」(冨士川流域dream学会主催)を開催します。
    *なお、会議で第1回「冨士川流域王国シンポジューム」の開催を本年度〔1~3月)
     に開催を決めました。開催要項(案)は、9月20日の日記で紹介しています。ご意
     見をお寄せ下さい。

  ■次回「王国会議」は10月30日です
    *次回「王国会議」は10月30日(土)午後2時から湯之奥金山博物館多目的ホール
     で開催いたします。






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Last updated  2016.11.08 23:52:48
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清水洋美@ ヨコグラノキ果実写真ご提供のお願い 初めてご連絡さしあげます。 世界文化社で…
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bnvn05 @ コメントありがとうございました。 hero-AUさま、この度はコメントいただき、…
hero-AU@ Re:野に咲く花の向こうに・・・(07/05) お疲れさまです。今年も砂金掘り大会の季…
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