二代目館長日記

二代目館長日記

2018.06.08
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出すことが・・・。1907(明治40)年の8月、台風がもたらした記録的な大雨で、
山梨県下は大災害にみまわれました。考えてみれば、あれから111年になります。
 こちらの写真は、笛吹市御坂町上黒駒の屋敷入沢にあるコンクリートを用いない
石積みの砂防堰堤で、「屋敷入沢第七号石堰堤」という名称で、国の登録有形文化
財となっているものです。その大災害からの復興事業の中で明治43年に「堤長66m、
堤高6.4mの空石積で築いた石造堰堤で、下流側の堤体下端から延長13mの水
叩を連続させる。緩勾配の堤体により河道を安定させ、地すべりによる土砂災害か
ら集落を守る。」という内容で構築されたものです。




よりは新しい石積みの堰堤となっていました。
 こうした遺構を見ることで、災害への備えの取り組みの時間的な流れが確認されま
す。
 それらを見学する中で、それらが担ってきた歴史的な役割を維持し、その意義を多
くの人に知ってもらうには、文化財の視点を取り入れたメンテナンスや環境整備、ま
た適切な情報発信など、考えていく必要があると思われたのでした。





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Last updated  2018.06.11 12:23:07
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hero-AU@ Re:野に咲く花の向こうに・・・(07/05) お疲れさまです。今年も砂金掘り大会の季…
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