2021/12/06
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忘備忘却録 /きょうの過去帳・ 狂貢
◆ トーマス・エジソンが自分で作った蓄音機の発表会の余興でのど自慢。曲目は「メリーさんの羊」(1877年)。人類史上、初めて機械が人間の音声を発声。 ◆ 赤道を挟んで夏だったオーストラリアで行われたオリンピックで、水球の試合がエキサイトし過ぎて血を見ることに(1956年=ハンガリー代表対ソビエト連邦代表のメルボルンの流血戦)。 ◆ カナダ・モントリオールで俺は女が嫌いだと叫びながら、25歳の非モテが14人もの女どもを血祭りに挙げ、エクストリーム・自殺(1989年)。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和3年12月06日 】
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​ 史上3回目の「歴史決議」採択 習近平が正した中国の〝錯誤〟 =前節= ​
= WEDGE REPORT 《世界潮流を読む》 2021年12月03日 チャイナ・ウォッチャーの視点 高口康太 (ジャーナリスト)


 中国共産党は2021年11月11日、同党史上3回目となる「歴史決議」を採択した。歴史決議を行った指導者は毛沢東、鄧小平に次いで習近平総書記が3人目となる。

 「来年秋には新たな総書記が選出される党大会が開催されるが、その前に習近平総書記は権威を盤石のものとした……」という報道を目にした人は多いのではないか。なにせ中国共産党100年の歴史において、わずかに3回だけ。しかも、過去2回の決議は中国共産党の路線変更を決定づけた重要な転換点である。ゆえにビッグニュースであることに間違いはない。

 しかし、上述のような報道からは、この決議がいったいどういう内容で、どんな意味を持つのかについては腹オチすることは難しい。

党内に「反対勢力なし」を示す
 そもそも「権威を盤石のものとした」と言われても、「あれ、習近平ってもう圧倒的な権力を握っているのでは? まだ盤石にする必要があるのか? 誰と争っているのか? 」という素朴な疑問が浮かんでくる。実のところ、この問いに明確に答えられる人はいないのではないか。

 現時点で言えるのは、習近平総書記は来年秋の党大会で2期目の任期が終了する。かの鄧小平は権力が特定の個人に過度に集中することを防ぎ、スムーズな世代交代を実現するために、指導者を2期10年で交代するというレールを引いた。習近平はこの原則に反し、3期目に挑戦する可能性が濃厚だ。現時点では習近平を引きずり下ろそうという対抗勢力の姿は見えず障害はないように見えるが、さらなる支持固め、権威強化を狙って史上3回目の歴史決議採択につながったと言える。

 11月16日、中国国営通信社・新華社は歴史決議の全文とともに、起草過程についての説明を発表している。今年3月から取り組みが始まり、中国共産党の各支部各部局、引退幹部へのヒアリングと同意を経て作成されたことが強調されており、決議採択が習近平総書記への全党の支持を示すものであることを説明している。

 こうした状況から見ると、歴史決議の内容そのものよりも、史上3回目の決議を出せたという事実、それこそが中国共産党内部に反対勢力はなく、習近平総書記の権威を示すという評価になるのだろう。

歴史決議と「あやまち」の深い関係
 その意味では歴史決議の内容そのものの重要性は低いが、それでも3万6000字あまりもの長文を読み解いていくと興味深い点が浮かび上がる。

 筆者が注目したキーワードは「錯誤」(中国で「あやまち」の意)だ。



 そもそも、過去の歴史決議において、「錯誤」とはもっとも重要なワードであった。1945年の第1回目の歴史決議、「若干の歴史問題に関する決議」では約2万8000字の文章中に123回にわたり登場する。

 第1回の歴史決議では周恩来、陳毅、彭徳懐など幹部のあやまちが次から次へと指弾される。特に一次は党総書記も務めた王明ら左派を徹底的に批判し、「党が一時期に犯した左右系統のあやまちは24年間にわたる我が党領導下における中国革命事業の雄大なる発展と偉大なる成績、豊富な経験からすれば一部の現象に過ぎない」「今日にいたり、全党は毛沢東同志の路線の正確性を空前の一致で認識した」と総括している。

 81年の第2回目の歴史決議「建国以来の党の若干の歴史問題についての決議」では、約3万4000字の中に95回にわたり「錯誤」が登場している。批判の対象となったのは主に急進冒険主義的な文化大革命により中国の経済発展を大きく遅らせたこと、その文化大革命を生み出した毛沢東に対する過剰な個人崇拝と権力集中が反省され、「我が国を現代化させた、高度民主的かつ高度文明的な社会主義強国へと徐々に発展させるために努力奮闘しよう」とのスローガンで締めくくられている。

大半の「あやまち」が第1回と2回と同じ問題
 一方、今回発表された第3回目の歴史決議「党の100年奮闘の重要な成果と歴史的経験に関する中共中央の決議」には、わずか14回しか「あやまち」という言葉が出てこない。しかも、その大半は第1回、第2回歴史決議と同じ問題に対する言及である。過去の路線を修正する意味合いがあった、第1回、第2回の歴史決議とは性格が異なることはここからも明らかだ。

 それでも数少ない「錯誤」を拾い上げることによって、習近平体制が中国共産党のどのような問題を修復したのかという論理を読み解くことができる。

 特に重要なのは第4部分にあたる「中国の特色ある社会主義の新時代を切り開く」だ。習近平総書記が選出された、2012年の第18回党大会以後に、中国共産党がどのような成果を挙げたのかをまとめたパートである。

 ここでは下記の13分野にわたり、成果がまとめられている。
1:中国共産党による領導の堅持 / 2:党の紀律強化 / 3:経済建設の推進 / 4:改革開放の深化 / 5:中国式政治の堅持(*憲政、政権交代、三権分立など西側由来のイデオロギーの浸透を防いだ) / 6:法治の強化 / 7:文化建設 / 8:社会建設(*貧困や新型コロナウイルス対策など) / 9:環境対策 / 10:軍事力強化 / 11:安全保障の強化 / 12:台湾や香港の統一促進 / 13:外交の強化

 言ってしまえば、あらゆる分野で成果をあげたということになるのだが、「錯誤」、すなわちそれまでは問題があったという前提がほとんどないため、今一つ盛り上がりに欠ける。
・・・・・・明日に続く・・・



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Last updated  2021/12/06 05:30:05 AM
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