ジャズの神様の思し召しのままに

ジャズの神様の思し召しのままに

2008年09月07日
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テーマ: Jazz(2022)
カテゴリ: ★★★★
「あの優等生ソニー・スティット君が体育館の裏でタバコを吸っているというのは本当なのか?」
職員室に衝撃が走った。スティット君といえば、品行方正で成績も良く、生徒会長も勤めるような、絵に描いたような「優等生」なのだ。ビバップ高校は、何の因果か「不良高校」として有名になっていたのだが、実はパーカー先生の教えを受け継ぐ由緒正しい学校なのである。しかし、転校生のオーネット君やアイラー君を筆頭に自由を求める学生が増え、伝統を受け継ぐはずの優等生ロリンズ君までが影響を受け、とうとう退学してしまった。そんな中で、唯一人伝統を守り続けるスティット君には学園復興の期待が集まっていたのだ。
「先生、これが証拠写真です!」
Soul People
「他には誰が一緒にいたんだ?」
「ブッカー・アーヴィン君とドン・パターソン君が一緒でした。」
「エズモンド先生に任せたばっかりに・・・。」
吐き捨てるようにつぶやくと、カデナ教諭は体育館に向かって走り去っていった。(続く)


本作品、アーヴィンとスティットとのバトルものなのだが、スティットの四角四面さが目立つ。スティットにはハンク・ジョーンズのような正統派リズムとは相性が良いが、60年代プレスティッジの何でもありセッションでは、どうしても一人浮いてしまったように感じてしまう。一方、アーヴィンはというと、いつもの暴れっぷりと比較すると大御所を前だからか「腹八分」であり、アーヴィン目当てで聴くと物足りない。しかし、スティットの空振りとの比較でアーヴィンに大きな拍手を送ってしまうのだ。

この作品でのMVPはドン・パターソンだろう。とにかくバッキングが心地よい。特に、アーヴィンのバックでハマった時のパターソンは最高だ。サックスとオルガン&ドラムで登りつめていくCジャム・ブルースは圧巻である。しかし、ベビー・フェイスのスティットvsヒールのアーヴィンという図式は、昔のプロレスみたいで楽しいなァ。

Sonny Stitt / Soul People (Prestige)


2. Sonny's Book
3. C Jam Blues
4. Medley
I Can't Get Started
The Masquerade Is Over

Sonny Stitt (ts,as), Booker Ervin (ts)
Don Patterson (org), Billy James (ds)
1964年8月25日録音





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最終更新日  2008年09月27日 14時47分38秒
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