Bookish Girl ~人生は芸術! 生活はアート!~

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2009.10.01
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と、いきなり、父に頼まれました。

「ええ?」

戸惑うわたしたちを置いて、父の感情は、高速スピードで走り抜けていきました。

そのせいか、昨夜は、夢の中にまで、

ハイ状態の父が、元気よく登場してきました。

いささか、夢と現実の内容は、ずれていましたが、

気持ちが盛り上がって、よろこんでいる姿は、とりあえず、いいことだ、

と、冷静に眺めていたのでした。


ちょっとふしぎな感覚でもありますが、

父が、ある女性のことを、娘のように可愛がっているのです。

ということは、

わたしに腹ちがいの妹ができたような感じかもしれませんね……。


近日、石川を中心に、文芸メディアをにぎわせる女性がいらっしゃいます。

文藝春秋から、作家としてデビューされる方ですが、

このたび、2000人を超える応募作の中から選ばれて、新人賞を受賞。

堂々と正門から、新人作家の登竜門をくぐったのです。

作品は、文芸誌に掲載された後、出版されることになっています。

すばらしい、できた「妹」さん、ですね。


文学の街を誇る文化都市・金沢から、新人作家が輩出されるニュースは、

これから先、地元の一大事となるでしょうね。

一人でもたくさんの作家が、この街から飛び出すことを、

なにより切に願っている父としては、感無量であるようです。

朗報を耳にした日から、手放し状態で、よろこんでいます。


というのも、これまで、彼女に書き方を指導し、

励まし、手塩にかけて育て、見守ってきた、という背景があるからなのですが、

まるでマネージャーのように、いろんな手配や気遣いをしている父を見ていると、

おかしくなって、母と笑っちゃうのです。

大笑いです。


授賞式を控えたデビュー以前の作家は、出版社と婚約状態、ということで、

まだ、フリーの立場ですから、

その間は、父がはりきって、あれこれ助言するのだと思います。

「え? そんなことまで?」

という範囲まで見据えているから、ますます、おかしくなります。


デビュー後は、編集者にお任せですよ。

父の出る幕では、なくなるのですよ。

と言いたいところを、ぐっとこらえて、

嫁ぐ娘を送り出すまでは、

存分に余韻を、たのしんでいただきましょう。

その後に控えている人たちも、つぎつぎと、いらっしゃるのですから。


わたしにも、少し面識がある方なので、

お祝いの言葉を届けるつもりで、お会いしてきました。

しっかりとした、賢い方です。

「妹」どころか、「姉」のような落ち着きぶり。

きっと、腰をすえて、よい作品を生み出していかれるでしょう。


にっこりと微笑む彼女と父と三人で空間を共有していると、

なんともいえない、ふしぎな感覚につつまれるのでした。





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Last updated  2009.10.01 11:20:15 コメント(2) | コメントを書く
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