Bookish Girl ~人生は芸術! 生活はアート!~

Bookish Girl ~人生は芸術! 生活はアート!~

2009.10.05
XML



富山から名古屋まで、54ものトンネルがつづくのです。

最長のものは、11キロですよ。

しかも、対向車線。

けっこう気を遣うコースなのですよね。

(たしか54だったと思いますが)そのうちの50個近くを、往復突破しました。

片道およそ3時間のドライブですが、

山道がつづき、トンネルがつづき、対向車線がつづくので、くたくたになります。


富山から新潟までは、27個ぐらいのトンネルを越えます。

比較的トンネル内は広く、2車線走行で、名古屋方面のトンネルの半数ですから、

今思えば、楽なドライブだったのですね!?


以前は、27個のトンネルを越えなければ、目的地にたどり着けない、

険しい山々に囲まれていることを思い知り、

なんという閉ざされた世界に暮らしているのだろう、とため息まじりに走ったものですが、

名古屋方面は、もっと!でしたね。

ほんとうに秘境生活をしているのかも(笑)。


これでもか、これでもか、と向かってくるトンネルを越えているうちに、

人生のトンネルに立ち向かっているような気がしました。

すぐに抜ける短いトンネルもあれば、長いものもある。

短いトンネルを抜けたら、一歩先には、また別のトンネルがある。

向こうが見えそうなほどのトンネルなので、楽々、くぐるけれど、

それを抜けても、すぐ次にトンネルが待っている。

短いもので、2車線なら、たいしたことはない、と思うけれど、

長いものや、対向車線が、越えても、越えても、待ち構えていると、

エネルギーや、気力が、奪われていく。

走っても、走っても、トンネルが現れるのです。

しだいに、あたりの景色がゆるやかに見えてきて、

いつしか、最後のトンネルは越えていたことに、ある瞬間、気づきます。

そういえば、先ほどから、街の明かりをたたえた平野が広がっていることに。

目の前は180度以上も広がっていて、その懐に抱かれているのです。

日中なら、日本海が見渡せたでしょう。

能登半島も見えたかも。

平野に出たときの爽快感は、格別です。

そういう時節は、かならず訪れるのだ、と実感させてもらうコースなのかもしれません。


夕暮れに差しかかる頃、黄金色の太陽光が、サイドミラーに反射して、

目を刺激しながら、潤いを奪っていきます。

さらに、闇が深くなっていく空色の変化にしたがって、

対向車線のライトが刺すように向かって来るので、焦点がぼやけてしまいます。

サングラスをかけていては、暗闇の道は走れませんし、目のやり場に困りました。


くるしい状況を迎える頃、ドライブインが手招いてくれました。

コーヒーブレイクしながら、あたりを見渡すと、

夕暮れどきの山際を背景に、人のシルエットがあまりにも美しく、

一瞬、別世界へ連れて行ってくれました。

木苺アイスも、運転づかれの癒しには協力的でしたよ。

まろやかな甘みに、とろけそうになりました。


土岐途中の夕暮れショット.jpg


太陽が山の向こうへ帰る頃、まん丸なお月様も、顔を出していました。

満月の余韻が、残っていたのでしょうか。

いつも以上に、太って見えたのが、ふしぎです。

ずっと後を付いてくるので、ペットと散歩しているような気分で、

残りのドライブを楽しみ、

帰途に着く頃には、半分ぐらいのサイズに縮まっていたお月様と再会。

走っているうちに、お月様も大人になったのだなぁ、という印象的でした。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.10.05 11:04:31 コメントを書く
[ヘルシー・ビューティー] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: