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2004/12/07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
先日、とある歴史学者という方の講演会に出席しました。まだ、40代半ばぐらいの方でしたが、とても面白い話を聞いてきました。

その講演会は「歴史に学ぶ経営術」的なもので、そういうのって授業みたいな感じで、だいたい退屈でつまらない話なのが相場なんですが、今回のはかなり良かったです。
僕を含め聞いている人々は、一生懸命メモをとったり、首大丈夫かな?というぐらいガクガク頷いている年配の方もいて、かなり感じ入っているようでした。

その先生曰く、「日本人は変身願望が強い」そうで、そのため織田信長や坂本竜馬が人気という話でした。そういわれると、日本人に人気の人物はある時期や事件を境に急に運命が変わる人が多い気がします。

特に、「坂本竜馬が好き」という人には要注意と言っていました。僕も竜馬好きなので、ギクッと思いながら聞いていると、竜馬好きの人はたいがい「いつか僕も竜馬のように」というそうです。でも、その先生は「昨日までアホだった人が何もしなければ今日もアホなんだよ」と言っていました。
気をつけようと思います。

さて、ちょっと脱線してしまいましたが、要するにそのように「変身願望」好きの日本人に合わせて描かれた小説を丸々信じてはいけないというお話でした。

例えば竜馬の場合、かなり若い頃からオランダ語を学んでいる形跡があり、その後勝海舟のもとで海軍学などをみっちり叩き込まれているようです。つまり、かなりのインテリで今で言うキャリアに近いものかもしれません。
やっぱり急に賢くはならないようです。


よく、経済雑誌などでは桶狭間の信長を「情報収集」に優れ、「決断力」と「行動力」に富んだ…云々という言われ方が多いようですが、大事なのはその前だそうです。

戦に出るときの信長は、状況からいって勝つ確立はほとんどゼロ、その彼に3000人の兵がついてきたのは、「この殿のために死ねる」という人達だったという事で、さらに半日かけて尾張の国をグルリと半周している間に、今川側へ通報した領民は一人もいなかったようです。

つまり、信長はその段階でかなりの人気者だったという事です。でも、小説だは桶狭間での勝利をよりファンタスティックに表現するために、それ以前の信長をかなりうつけ者で描いていますよね。

長々と書いてしまいましたが、つまり小説はやっぱり小説で、フィクションなので、それを読んで「なるほど」と何かを分かった気持ちになっても実は何も分かっていないという事だそうです。
本当に歴史から、何かを学ぼうと思ったら「本当にそうかな」と立ち止まって考える事が必要というお話でした。
楽しむだけならどんな読み方でもいいと思いますけどね。
あくまで「何かを学びたい」とした時の読み方です。

僕も今まで、歴史小説を読むとき単純に書いてあることを「へ~」と思いながら読んでしまっていました。
楽しみながら読む一方で、「本当はどうだったんだろう」と考えてみると、また一味違った面白さがありそうな気もします。

最後に問題です。
日本人が好きな歴史上の人物、1位は信長、2位は竜馬、では3位は?






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最終更新日  2004/12/08 01:13:04 AM
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