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Books Tonton @ Re:懐かしい(02/19) みるくうさぎさん コメントどうもあり…
みるくうさぎ@ 懐かしい 録画しておいた「迷子」を見て、とても良…
2012.01.30
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日曜美術館「木村伊兵衛 天然色でパリを撮る」

ナビゲーターは千住明と緒川たまき。

1954年、国産フィルム会社(たぶんあの会社)が、当時開発中のカラーフィルム50本を木村伊兵衛に託した。

木村は、ライカM3(F1.5 50mmレンズ)にそのフィルム(なんとASA10!)を装填し撮影した。

親交のあったアンリ・カルティエ=ブレッソンに相談すると撮影の助手として最適な人物を紹介してくれた。

それがロベール・ドアノーだった。

ドアノーはパリの下町を撮りたいという木村に、自分の撮影ポイントでもある絶好の場所を案内して回った。

パリのあちこちで、木村はスナップショットを撮った。

コンコルド広場の夕景は、三脚なしの手持ちカメラ、シャッター速度1/30、絞り開放で撮影されたそうだ。



普通の人が(特に女性が魅力的なのだが)瞬間見せた表情、ポーズ、背景とのマッチングなどなど、今見ても実に惹きつけるものがある。

“和製ブレッソン”と言われた木村が捉えた「決定的瞬間」は見事だ。

原色あり、淡いトーンあり。写真会社の人たちもさぞ喜んだのではないだろうか。

ある意味、ブレッソンとドアノーがいたからこそ撮影できた奇跡的な写真でもある。

撮った瞬間に、眼前の光景は過去のものとなる。

写真とは、現在を記録し、過去を積み重ねていくドキュメンタリーだ。

久しぶりに「写真にひきこまれる」という体験をした。

これはちょっとやばい。










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Last updated  2012.01.30 17:52:20 コメントを書く
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