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2004.09.15
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「ぼく、さいきん、きれいってどういうことか
 わからなくなってきたんだ・・・」
小学3年生の男の子が、ある日そんなことを打ち明けてくれました。

ちょうど、晩夏のキャンプでトンボを追いかけながら
牧場に向かっていたときのことです。

「だれかをきれいって思うのと
 色を見てきれいって思うのと
 ちがうと思うんだ」


なんて哲学的なんだ~!とびっくりしちゃったので

「じゃあ、それぞれの『きれい』の反対はなんだろう?」
「だれかのことを好きだと、きれいに思うのかなぁ」
などといろいろ話しあってみたものの、
真意は結局よくわかりませんでした。


だけど「きれい」っていう言葉を簡単に使っちゃう前に
「どういう意味で、『きれい』なのか」を考えさせられる
きっかけになったのです。


いま、自分なりに挑戦していることがあって、それは
「自分の生活を美しくすること」
ということです。きれい、と美しい、は少しニュアンスが違うけれど、でも私の中ではけっこう近い。

生活を美しくするために、こころがけ始めたこと。

ふと訪れたチャンスをしっかり活かすこと。
生活のちいさな部分を、つぎに気持ち良くつかえるよう時間をおしまないこと。スリッパをそろえて脱ぐとか。まあ、とっても苦手なことです。ずぼらな私には。
おなかとあたまに相談しながら、ゆっくりごはんを食べること。ひとりでごはんを食べないこと。
などなど。


ピチカートファイブのアルバムで知った言葉。

 それに執着することだ。」_吉田健一


そんなわけで
「きれい」や「美」にまつわるお話をもうすこしだけ。


雑誌が好きで、よく買ってしまうんですが、興味あるとこしか読まない。ずっと後になってから、別の部分を読み返して「っほほーう!!」なんてこともよくあります。

さて『考える人』2003年春号、を読みかえしていたら、解剖学者 三木成夫の文章がのっていて、これがもうとっても面白い!「海と呼吸のリズム」という題で、ちょっとだけ抜粋すると

___魚にあるえらの筋肉は、私達人間では、顔面の表情、咀嚼、発声のための筋肉に変身していますが、じつはこのえらの筋肉は、腸の筋肉の先端部分に相当する。ですから私たちの顔は、早く言えば腸管が前方に露出したものでありまして、尾籠な話ですが、どんな美人の顔も一種の脱肛ということになるのです。___


まあ、なんてハレンチな(赤)!
しかし「内臓にこそ、心がある」とする三木理論から見たら、本来内臓の先端である「顔面」を美しくしたい、という女性の(とは限らないけれど)つきない悩みは、「心と体を健康に保ちたい!」というすごくシンプルな願いのあらわれとも思えてきます。

三木成夫によれば「からだ」は「管」であり、それは月と太陽と地球のリズムに共鳴する。一本の管をからだの奥深くに押し込んで、肥大してしまった脳が世界を見るようになった人間のゆがみ。・・・どっかで聞いたな。と思ったら養老猛司の『バカの壁』かも。
ちなみに今月号の「たくさんのふしぎ」は「生きものは円柱形」というテーマで、大変興味深いです。『ゾウの時間 ネズミの時間』の本川達雄さんが文を書いています。立ち読みしたけど、欲しくなった!
http://tinkbell.to/book/back_namber/takusan/


さて、美顔といえば(いつのまにそんなテーマに??まいっか)、先日テレビを見ていたら佐伯チズさんというおばあさんが出ていました。どうやらカリスマ美容アドバイザー、だということ。
なんと顔がぴかぴかのつるつる、ふっくらすっきり、なんともいえない色つやのお顔です。きれいってこういうことかも!御年61才。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B4%C7%EC%A5%C1%A5%BA?kid=45999
http://www.a-s144.com/index.html


水だけでしっかり顔を洗い、化粧水をつけるなら耳もとまでまんべんなく。きれいになった、って自分をほめてあげること。

目新しいことは何一つないのに、この説得力はすごすぎる。
ちゃんとクライアントを見て、その現状にあわせてアドバイスしているところも、好感をもちました。

肌と掌を信じてあげよう。
もっと体にさわってあげよう。
体は応えてくれる。
なんてことを、自然と受け入れられる気分でした。

よーし、きれいになるで。
きれいってどういうことか、あんまりよくはわかんないけどね。



*どうぞ、おなかまに。*
スローなブログをつなぐ試み。 スローブログwebringicon_sbwr やってます。よかったらご参加ください。
http://plaza.rakuten.co.jp/botam/18000







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Last updated  2004.09.16 01:03:05
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