boundary

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

2006.07.04
XML
テーマ: たわごと(27647)
カテゴリ: うちそと系
君が心配している。
心配されているほうは、それどころではないのか、君のことを顧みない。もちろん本当のところはわからない。君のことは気にかけているのだが、自分の状況を考えれば、経過を伝えることができなかった。もう少し落ち着いたところで君に話したかったのかもしれない。それは一種の自己嫌悪かもしれない。もしかして相手が君だからこそ、どうみても成り行きにしかみえない今の状況を話しにくかったのかもしれない。

ブブブ…

君は君で、友人に心を寄せているのは、それは自分がそうしたいからしているに過ぎない、と思っている。だから「何故知らせてくれなかったの?」と胸ぐらをつかんでこちらを向かせることなんてできない。
君はかつてふたりの間にあったものに思いを馳せる。それはどれだけのものだったのだろう。今は否応なく離れてしまった。おたがい大事にしたいものも、抱えているものも違う。逆にそれでも繋がっているものがあるとしたら、それはいったいなんなのだろうと思う。これは感傷なのだろうか。

友人は一度、あることで君に助けを求めてきたことがある。それはしかしひどく繊細な問題だった。友人にとっては切実なものだったとも思う。だが君にとっては、そのまま受け取ることができない種類のことだった。なぜなら、いったんその求めに応じれば、ふたりの関係は変質してしまう、そのように確信したからだ。断じて拒否しなければならない。けれど、いま当の本人が求めていることに応えないとしたことは事実だ。それもまたふたりの関係を変えてしまったできごとなのかもしれない。結局自分の身勝手なのか、君は堂々巡りする。
君の選択は、そうするしかできないことだった。だがその決断には血も流れている。何故そうした選択をつきつけるようなことをするのか、友人の苦境に思いを寄せながら、怒りもわいてくる。突きつけてきたのは友人だ。どうして私に選択を迫るのか。そのことに恨みがましい思いもわく。

ブブブ…

私はと言えば、ときどき、そういう君の周りを飛んでいる。

確実なものはなにもない。さまざまな思いが錯綜し絡み合う。あるいはちりぢりに離れている。一瞬近づいたかと思うと、瞬く間に見えなくなる。それらは微細な電波のように、この空中を飛び交っている。声は大きくなったり小さくなる。途切れる。ノイズがやってくる。聞こえない声を聞こうとする。そしてときには耳を塞ぐ。信号が揺らいで感情が震える。

私がたてる羽音は、君にとってそんなノイズと変わらないのかもしれない。
私はそうした世界を飛んでいる。微細な電波が飛び交い、ひしめき合う世界。混沌として猥雑な世界。相対化するのであればなんでもできる。無意味と言えばすべてはその通りだ。さあ、気をつけないと私の羽根も絡みとられてしまう。それに寿命もさほど長くない。けれど嘆くことはない。私は飛びたいのだ。自己陶酔でもいい。(それが迷惑にならなければね)。この羽音くらいはゆるしてもらおう。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.07.05 17:25:14
コメント(0) | コメントを書く
[うちそと系] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Favorite Blog

テーマに沿った私の… 紫陽花ロックさん
石冢雄人のナイチン… バガボンド6449さん
ざわざわ日記 野沢菜々子さん
ふと木が震えるだけ… 木震さん
Words works Words worksさん

Comments

★みゆきち★@ 性感エステってもったいないよね ムラムラってきたら性感エステに通ってた…
ウラガエル @ お久しぶりです。 suiさん どうされているのでしょう。 …
紫陽花ロック @ 鎧駅は 海に向かって断崖絶壁に駅のホームがあり…
ウラガエル @ そーですか? 育児・子育て きらりさん 「そーです…

Archives

・2026.06
・2026.05
・2026.04
・2026.03
・2026.02

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: