書評日記 パペッティア通信
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ふざけんな、民主党の中堅若手連中。大久保秘書の逮捕は、誰がどうみたって、小沢代表が記者会見で「不公正な国家権力の行使」だろうが!。自民党・検察権力から権力闘争を仕掛けられたのに何だ!渡辺周や仙谷由人などの前原グループは。小沢代表を引き摺り下ろして、岡田克也を代表にしようと画策してるとは。いい加減、若手というか民主バカ手たちの民主党の足を引っぱる行為には、頭に来ていた。今度という今度こそ、堪忍袋の緒が切れたから言わせてもらう。そもそも、大久保秘書の逮捕劇は、どこが「国策捜査」なのか。小沢が汚職で捜査されるかもしれないから国策捜査なのか?民主党を狙い撃ちにして自民を狙わないから国策捜査なのか? 違うだろ。 どうやら、多くの民主党連中は、そのように考えているようだ。だからこそ、小沢の罪を隠蔽しようとするのか!と反撃されとひるんでしまう。その結果、徐々にその矛先を鈍らせ、いつの間にか、当初の威勢のよさが失われてしまった。 だからちっとも世論にアピールできていない。 反発を怯えて、世論調査まちの有様だ。しかし、違う。大久保の逮捕は、断固として、「国策捜査」として徹底的に批判されなければならない。どこが、「国策捜査」なのか。大久保の逮捕そのものにあるのではない。小沢が汚職の容疑がかかることも、決して「国策捜査」ではない。国策捜査は、大久保秘書が「政治資金規正法違反」の名目で逮捕されたことにある。 民主党は、どうしてこの2つが区別できないのか。なぜ、前者が「国策捜査」「議会制民主主義の否定」であることを強く訴えないのか。 そもそも、議員に「不逮捕特権」が与えられているはなぜなのか。それは、議員というものは、民衆の付託を受け、いざとなれば、「国家に抵抗」しなければならないからだ。弁護士と同じだ。 議会の歴史をみよ。成立当初、議会は王権に抵抗するものだった。日本だってそうだ。帝国議会設立当初は、立憲政友会成立まで、吏党と民党は激突した。民党は、国民世論をバックに激しく国家に抵抗した。「不逮捕特権」があったからこそ、尾崎行雄は大正政変で桂太郎弾劾演説ができ、中野正剛は「東条軍閥打倒」に動き、浜田国松は寺内陸相に切腹を迫れ、斉藤隆夫は「粛軍演説」「反軍演説」を獅子吼したのだ。議会人の特権は、国家の支配者だから与えられているのではない。人々の支持をバックに、いざとなれば、国家に抵抗しなければならないからこそ付与されているのだ。国家の保護が与えられるのは、国家に抵抗できるようにするため…まことに議員とはアンビバレンツな存在というしかない。だからこそ、政治資金規正法は「抜け穴だらけ」に感じられるようにできている。たしかに、政治資金規正法の抜け穴ぶりに不満を募らせる気持ちは分からないでもない。自由にお金をもらえるようにするかわりに、すべてをオープンに申告しさえすればよく、事実に反する申告は修正することが認められていて、逮捕は不公正なものだ ……… 一昨日の記者会見での小沢代表の説明は、一見、汚職・収賄を自己正当化するのか?ふざけんな!と思えたかもしれない。しかし、それは勘違いだ。政治資金規正法は、資金面における議会人の活動を束縛する法律だ。政治資金規正法がゆるいのは、国家が議員の政治活動に介入するのは最低限にしなければならないからだ。斉藤隆夫のような輝かしい活動を保障するためにこそ、抜け穴を利用する汚職政治屋の跳梁がおきるのだ。この2つを切り離すことなどできはしない。今回のように政治資金規正法を名目に、総務大臣の指摘と訂正ですむような事柄をいちいち逮捕していればどうなる?? 「不逮捕特権」が空洞化してしまうではないか!!!。気に食わない政治家、政党に対して、選挙直前、なにかしらの疑惑を理由に議員秘書を逮捕してしまえばよい。国家は、議員本人の「不逮捕特権」を犯さなくても、選挙における落選を通じ、容易に議員の政治生命を終わらせることができる。大久保秘書を政治資金規正法の微罪で逮捕することは「国策捜査」だ!!!別件逮捕はやめろ!!!政治資金規正法での不当逮捕を正当化するため、検察が汚職容疑のリークをマスコミに垂れ流すのは許されない!!!どうしても逮捕したければ、あくまで斡旋収賄などで逮捕しろ!!!民主党は、なぜ、上記の様に叫ばないのか。なぜ、検察のリークを厳しく批判しないのか。たとえ、大久保秘書が検察に起訴されたとしても、本来、このように叫んで、小沢代表を支えなければならないはずだ。世論の逆風にさらされても、忍耐強く説明しなければならないはずだ。これは、国家・検察権力の仕掛けた権力闘争。不当に売られた喧嘩だから、買わなければならない。ところが、民主党若手議員たちときたらどうだ。国民を代表して国家を監視(抵抗)するために選ばれたということをケロッと忘れ、秘書が起訴されたら、小沢をやめさせよう!と考えているらしい。それでも男の子か。金玉ついてるのか。おまえら、小沢代表を選出した責任をとりたくないのなら、議員の意味が理解できないのなら、権力闘争を仕掛けられて逃げるのなら、ただちに政治家をやめろ。「時窮まれば、節すなわち現る」。逆風下こそ、議員の「節」「操」が試されるのだ。議員とは、落選をおそれる意気地なしどもの腰掛ではない。お前らは、そもそも、政治家になる資格などない!!! 最後に、どうせ読まれまいが、この醜悪な政治闘争を仕掛けた自民党に所属する議員、世耕弘成、川崎二郎両名に言っておきたい。おまえらは良心がないのか。おまえらの祖父は、不逮捕特権を武器に戦時体制に抵抗し、翼賛選挙ではすさまじい選挙干渉によって落選の憂き目を見たはずだ。おまえたちの祖父は、生死の境をさまよいながら、日本の議会政治を守り抜いた。それは輝かしい名誉であると同時に、困難な闘いだったはずだ。それなのにおまえたちは、議会政治をゆがんだものにする気なのか? 祖父を守った不逮捕特権を空洞化させるのか? 輝かしい議会政治を貶めるのか? 世耕家、川崎家の歴史に泥をぬる気なのか? おまえらの姿をみたら、天国の祖父は泣いているだろうよ。自民党よ、恥を知れ! ← 同感の方は1クリック今のブログ順位
Mar 7, 2009
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