文豪のつぶやき

2015.05.19
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カテゴリ: 人間
日蓮という人、非常に博識であった。
彼の遺した開目抄などをみると、よくこんなに古今東西のことを調べていたなと感心する。
ただ、非常に山っ気があった。
立正安国論を時の鎌倉幕府に提出し、無視され、執拗に幕府とその傘下にあった旧仏教を攻撃する。
まさにかまってちゃんである。
元寇を予言し、国が滅亡するといったというが、出どころはかれが唯一認めていた法華経ではなくほかのお経である。
「私の考えを採用しなければ、国は亡ぶ」
といっていたが、かれの思想は採用されず、しかも元は退散する。
これを知ったとき全身これ自身の塊のかれは、

といったという。

新興宗教は今も昔も終末論を説き民衆を恐怖に陥れる。
かれはその走りのようにも見える。

いずれにせよ、彼の思想は認められず不遇のうちに亡くなっていく。
ただかれの思想は800年を経た現代では様々な枝葉に分かれていま最盛期を迎えている。
この光景をかれはどういう風に見つめているのか。





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最終更新日  2015.05.19 11:29:29
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