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平成22年11月30日をもって、集落の農事組合と交わした筆者所有の農用地利用権の賃貸契約の期間が終了する。当該農用地の貸し借りを継続しない場合には、継続しない理由を記載の上、市に提出しなければならない。筆者が委託している農地の総面積は75a(7,500平米)であるが、受け取る賃貸料はわずかで、昨年これらすべての賃料は4,000円足らずであった。利用権を渡してしまうことは、農地の保全はできるが、それ以上の富を生むことはなく、委託側のメリットは少ない。受託側にとっても、従来の稲作では30kg当たり6000円程度の売上からコストを引くとほとんど利益を生むことはない。そこで、これらの農地を有効活用するために都会の人たちとの交流をベースに丹波篠山の良さを市外にPR できる、1)市民農園、2)観光農園、3)加工食品の原材料となる特産物栽培の三本立ての農地利用である。加工食品については、すでに大粒黒豆納豆を開発済みである。直径15mmもある極上の大粒納豆で、酒のつまみ用に開発したものである。これらはあくまでも筆者の構想であり、具体的な企画は新たに参加していただく来春大学を卒業する若者に丹波篠山に移住していただき、思う存分企画していただく予定である。筆者の狙いは農地を利用したビジネスモデルの実験をやることで、1)地権者の現金収入増加、2)この事業に関わる人たちの雇用創出、3)丹波篠山のPR、移住希望者の増加などの検証を行うことである。3年後、結果が良ければ丹波篠山再生のきっかけにすべく、このモデルを市内に展開していくつもりである。試算では、中堅企業を誘致するより、はるかに大きな経済効果をもたらすことになる。←丹波篠山を応援していただける方、ここをクリックしてください ←LLP丹波篠山はこちら
2010.11.29
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昨今、さまざまな自治体が地域再生に取り組んでいるが、顕著な成果を上げている地域は少ない。注目を浴びた事例はそのほとんどが一時的な成果を報告しているだけで、本当の軌道に乗ったのではなく、気がつくと地域が疲弊の道を再びたどっているといったものが多い。これではわれわれが目指そうとする持続可能な地域再生にはならない。筆者が思うに、地域再生を阻害する要因はいろいろあるだろうが、その中で、地域の活力を著しく抑圧するのが外部から参加したシンクタンク・コンサルタントの存在ではなかろうか。つまりシンクタンク・コンサルタントの参加は「功」よりも「罪」のほうが多いのである。多くのシンクタンク・コンサルタントは地域の課題や問題点を解決するための調査・研究はするが、最も大切な提案については、標準化された提案を盛り込んだ報告書を出すことに主眼が置かれている。われわれが欲しいのは課題・問題点を明らかにすることではない。われわれは上手く文章にすることはできないが、地域の課題・問題点は分かっているのである。地域再生で重要なことは報告書や提案ではなく、課題を解決するアクションプランとそれを確実に実施していくことである。しかしながら、ほとんどのシンクタンク・コンサルタントは地域再生を推進していく主体となることはない。彼らは、本来、地域再生は、その地域の関係者が主体的になって進めていくべきものというが、これはきれいごとで、本音は実施部分には入れない(入らない)理由があるのである。それらは、1)費用がかさんで儲からない、2)地元民に溶け込むのが難しい、3)作業着を着て一緒に汗を流したくないなどである。このような魂胆でシンクタンク・コンサルタントが地域にさまざまな提案をすることは、単に地域を撹乱しただけで終始し、結局は、地域再生を難しくしている。画一的な地域再生提案は百害あって一利なしシンクタンク・コンサルタントが提示する報告書は、地方自治体名を変えることにより、どの地方自治体でも流用できてしまうという話を聞く。例えば「飛騨高山市における地域活性化に関する提案」という報告書があったとする。この報告書は飛騨高山市に向けた内容であるが、この「飛騨高山市」を「篠山市」に置き換えるだけで、篠山市を対象とした報告書になる。シンクタンク・コンサルタントが先導する先進地視察だってそうだ。創造性豊かな地元の人たちが視察をすることでその豊かな創造性すら奪われてしまうのである。「シンクタンク・コンサルタントを利用しないと補助金が取れない」というのは本末転倒で、補助金を取ることがゴールになってはいけない。地方のゴール(よそではできなこと)を達成するためには、補助金に頼らず、地元住民の出資したわずかなお金を効果的に使い、われわれが汗を流しながらコツコツ進める以外には方法はない。このためには地元のひとたちが諸手を挙げて歓迎するUSP(よそでは使えない特徴的なスローガン)が必要である。本当に地域を活性化させていく気概があるのならば、シンクタンク・コンサルタントは、表面的に調査・研究をするだけではなく、実際に現場に深く入り込み具体的な事業にも着手しなければならない。事業を実施していく過程では、地元住民との衝突もあるだろうし、地方自治体と地元住民の間に入り合意形成していく役割も求められる。実際に現場に入り込み、地域再生していく過程に重きをおいた調査・研究と実践の両輪を回せれば、その地域だけの独自性を備えた地域が創造されていくのである。地域に入り込み、地域とともに研究員も汗を流していく重要性を忘れてはならない。地域活性化に取り組むシンクタンク・コンサルタントに聞きたい。1】 有言実行できますか?2】 地元自治会の行事に参加できますか?3】 汗まみれになって働けますか?4】 身銭を切れますか?5】 会社の効率性や採算性だけで動かないもし上記5問の質問のどれかにNOであれば、あなたは地域再生に貢献することなく、単に地域をかき乱しただけに終始し、地域をダメにしてしまうだけです。←丹波篠山を応援していただける方、ここをクリックしてください ←LLP丹波篠山はこちら
2010.11.24
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先週久しぶりに東京に出張した。兵庫県東京事務所を訪問した。今回は所長の東さん、副所長の西口さんと課長の渡邉さんにお会いし、丹波篠山の可能性について話をした。企業振興に関しては、兵庫県東京事務所ビジネスサポートセンター長でもある西口さんとそのスタッフが兵庫県に工場を持つ外資企業本社を訪れ、兵庫県内の工場留置に力を入れていただいている。篠山市に工場を持つ世界第三位の規模を誇る製薬会社、ノバルティスの日本本社も例外でなくフォローをしていただいている。本社へは東京事務所が、工場へは各市が積極的にフォローすることが現在立地している企業の市外移転を未然に防ぐ最良の方法だと思う。東さんと渡邉さんとは今回試作した丹波篠山特産加工品の首都圏市場の開拓について話し合い、有楽町にある「むらからまちから館」の紹介を受けた。日本各地の名産、特産を展示販売するアンテナショップで、1日の平均来館者が3,000人を超える日本唯一の地域総合専門店である。われわれの商品のルート開拓の優先順位は高級料亭、ホテルであるが、これらのルートが不調の場合は「むらからまちから館」も宣伝媒体として大きな可能性を秘めているので、時間が許せば委託販売、店頭広告販売も検討してみたい。残念ながら、この事業は今回の事業仕訳の対象で、事業自体は存続の方向だが、年間1億円にのぼる運営費の補助がカットされた。今後は出展料金が割高になると思われる。神楽坂「弥生」を訪問した。泉鏡花の婦系図にも描かれた神楽坂の老舗仕出し屋「魚徳」。名物の大女将亡き後、長男が「うを徳」を継ぎ、次男が「めの惣」そして三男の店がここ「弥生(やよい)」である。「おく瀬」とともに昔日の「魚徳」の名残を今に留める名店である。その為か弥生も有名人の利用が多く、歌舞伎役者のご贔屓も多い。派手目系、露出系の店が多くなった近年の神楽坂で数少ない大人の隠れ家のお店として位置付けられている。ご主人の萩原邦雄氏に丹波篠山特産加工品の試作品を試食いただいた結果、希少価値は神楽坂でも「最高」、味についても「極上」の評価をいただいた。価格についても、丹波篠山産黒大豆、丹波篠山で加工であれば納得できる価格である。とりあえずいただいた試作品を先付けとしてお客様に出してみるとのこと。結果はのちほど連絡をいただくことになった。ここ(弥生)だけでは量的にビジネスになるほどの量は期待できないが、神楽坂界隈でのアンテナショップとしての位置づけにはなる。兄弟が展開している割烹(うを徳、めの惣)や弟子が展開している(新橋、ほそ川)で扱っていただけるようアプローチを考えていく。銀座「樽平」を探訪した。山形県「樽平酒造」の直営酒場。華やかな銀座におもむきのある店構え。銀座という土地柄、敷居がちょっぴり高く、構えた商売していると思っていたが、実は大衆酒場。「縄のれんをくぐるとそこは山形」、山形郷土料理のメニューでやっているので、一般居酒屋とは完全に差別化されている。山形郷土料理の店なので、黒大豆加工品の売り込みは避け、一人の客としてじっくり座り、メニューのチェックをしてみた。まず、米沢名産の自然食品、雪割り納豆を試した。酒の肴にはとても良い。米沢地方の保存食で、大豆の皮をとって2つに割り、塩と麹菌を混ぜ時間をかけ熟成させたもの。長期にわたり保存性もよく昔は豆二斗、麹五斗、塩一斗と合計五斗の大樽に仕込んだので五斗納豆ともいわれたがこれではあまりにしょっぱいということで塩分を落とした。ひきわりなので見た目は納豆というより味噌のようである。発酵食品特有の白いチロシンというアミノ酸の結晶体の斑点が出ている。納豆のにおいはあるが、食べると塩分が強く普通の納豆のようにごはんにたくさんかけて食べるものではない。どちらかというと塩辛に近い珍味中の珍味かも。後は郷土料理として全国に通用する山形名物、米沢牛を使った芋煮、玉こんにゃくが結構人気があるそうだ。樽平のコンセプトから考えると、「縄のれんをくぐるとそこは丹波篠山」。こんな形の大衆酒場が大阪にあっても面白いかもしれない。赤坂「菊乃井」を訪問した。京都八坂鳥居前に本店を置く日本屈指の料亭。料亭部門と物販部門があり、物販部門は百貨店販売とオンライショップ販売を行っている。今回は物販部門担当の立石周作氏と面談した。物販部門は東京店(赤坂)で業務を行っており、早速今回試作した丹波篠山特産物加工品のコンセプト、試作品について意見を聴かせてもらった。料亭での採用については、立石氏の守備範囲ではないので、料理人、料理長に試作品を試食してもらうよう依頼。立石氏の一存では決定できないが、ブランドの扱い方は、菊乃井が推奨する商品、製造は丹波篠山事業組合とはっきり区分する提案であった。これは、自社製造しない商品はミシェラン三つ星を冠している以上できないとのこと。これは双方にとってプラスに働くだろう。事業組合の経営方針会議を今年度中に行い、このプロジェクトを前に進めたい。←丹波篠山を応援していただける方、ここをクリックしてください ←LLP丹波篠山はこちら
2010.11.16
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