記憶の記録

2010.09.01
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テーマ: 住宅コラム(1834)
カテゴリ: カテゴリ未分類
家創りで

ユニバーサルデザインと解釈している

中でも
段差を無くすことはとても大切だ

玄関の上がり框は、多少の段差があったほうが使いやすいなどと
無責任な意見を述べる人が多いが

きっと
介護をした事がないのだろう


30センチの段差も
それなりに障壁であり
介護者に体力があれば問題なくても

子供と同居しない老夫婦は
どちらか、運悪く、比較的健康であったりすると

86歳の御主人を
82歳の夫人が介護する、などは当たり前に存在する

歩けない人を膝が痛い人が介護するのだ
段差が無ければ
車椅子でそのまま家に上がれる

汚いなどといっている場合ではないのだ

はるかに楽なのだ

我が家は
幸か不幸か
両親が同居している
ありがたいことに


学ぶことは出来るが
つらい
僕が居て
介護できるときは良いが
留守がちである
家族全員ががんばってくれていて何とかしているけれど
それでも厳しい
一番大変なのは
妻である

介護される人は大変である
体が自由にならないし、そこここが痛むのだから当然である
世話を焼いてもらうことも申し訳なく心労である
だから
開き直るしかない

一番大変なのは介助者だ
自分のほうが先に死んでしまうのではないかと思えるほどの重労働である

あらためて思う
段差が無いと、楽だ
ありがたい

介護したことの無い人が段差があったほうが良いなどという
これが、
メディアにUPされたりすると
始末に悪い

家は
人の精神と肉体に奉仕するためにある
見栄を張るために家を作る人もいるだろうが
そんな家は、そのような建築家に任せればよい

僕はプロの建築家として仕事をする事が出来てよかったと感謝している





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Last updated  2010.09.01 20:09:26
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