Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年03月27日
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カテゴリ: 夢有無有
「怪異」偕老同穴
 此処はグリーンランドのイヌイット(カラーリット)村落、一年の殆んどが氷に閉ざされた世界で、近年は移動にスノーモービルが使われるようになったが、やはりトナカイが欠かせない世界です。此処、村落の村長の次男エーヴィーは、シャーマンの娘の婚姻の条件「父にに勝ってね」の声に励まされシャーマンの地位に挑戦しますが完敗します。村の掟通り、十年を村外、三十キロ四方の外でナイフと毛皮一枚、罠具一個、火打石とトナカイ一頭の橇で暮らさなければなりません。ところが、過去に此の仕打ちで生き残れたものは今迄一人も居りません。
 出立四日後、吹雪が凄まじくエーヴィーは「儘よ」と毛皮で身体を覆い、トナカイの行くに任せ運命を神に任せます。目を覚ました時、妙に薄暗い洞窟に入っていました。明かりを点けようと乾き藁に火が移った瞬間、上から下から生温かい水が噴出びしょ濡れです。仕方なく外へ出、掛からないにしても罠を雪を掘り仕掛けて、暖かい洞窟に疑問も持たずに戻り一眠り、二時間程経って罠を確認、大きな兎が掛かっていました。外で調理して喰えない分を明日の罠に使用するため洞窟に入り、明日を待ちます。
 翌日、外に出ると周りの景色が様変わりしています。陸地が移動していることに驚きますが、それ以上考えず賞金の出る狼を捕るため、兎の骨を罠に仕掛け待ちます。今度も二時間程経った頃、狼の悲鳴が、駆けつけ丸太で殴り殺し、証拠の毛皮を剥ぎ、その他も洞窟に持ち帰り、明日に近くの村落を探して、銃を手に入れようとの希望を持ちます。フト気が付くとその生肉が洞窟に吸い込まれて消えゆきます。その後も陸地が移動を繰り返し、妙に罠に獲物が掛かります。
 空の大きなプロペラ音で、目を覚まし出てみると、米軍兵士を伴って、生物学者と名乗る人が尋ねます。「君は、此の中で暮らしていたのかね」と。話を聞くと、海綿体と覚しき巨大な生物の移動を衛星写真で発見、訪れたと言います。研究結果は「共生」にあたると解明されます。丁度、海中の海綿体と蝦が共生している様に。其の後も、学者と私は海綿体の胎内で「偕老同穴」しています。

偕老同穴
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最終更新日  2012年03月27日 08時12分33秒
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