CAPTAINの航海日記

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2018.08.09
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テーマ: 高校生(40)
3ヶ月ほど前に、仙台都市圏のいくつかの高校の「校勢圏」について、断続的にエントリを書きました。
塩釜高校 利府高校 の「校勢圏」について、それぞれ、

塩釜高校…塩竈市、多賀城市、松島町、七ヶ浜町、利府町、大郷町の全域
     仙台市宮城野区のうち、東仙台、高砂、岩切、中野、田子の各中学校の学区
     大崎市のうち、旧松山町、旧鹿島台町

利府高校…利府町、松島町、大郷町の全域
     仙台市宮城野区のうち、岩切、中野両中学校の学区

     多賀城市のうち、多賀城二中の学区

と規定したのですが、これらの高校と距離、入試難易度ともに比較的近い 泉松陵高校 でも出身中学校別の生徒数をサイトに掲載していたことを今日になって知りました。
となると、3校の「校勢圏」の境界がどの辺りにあるのか、ちょっと気になるところ。まずは3校の中間地点に近い仙台市宮城野区の岩切中の割合(2018年度の泉松陵高校の出身生徒数÷2015年度の岩切中学校の在籍生徒数。以下泉松陵高校関係は他中でも同様)を見ると、

岩切中   35人/430人=8.2%

と結構な高率ですね。同校にとってこの割合は塩釜高校(8.2%。ただし、2017年÷2014年の数値。以下同様)に匹敵し、利府高校(5.4%)を上回るものです。
ただし、岩切中の学区から多少塩釜高校寄りとなる多賀城二中では、

多賀城二中 8人/442人=1.8%

利府高校寄りとなる利府西中でも、

利府西中  11人/398人=2.8%

とかなり比率が下がります。

逆に、岩切中と同じ宮城野区内で泉松陵高校への進学者が多い中学校は、

鶴谷中   24人/243人=9.9%
西山中   33人/442人=7.5%

の二つ。これらの中学校は塩釜高校への進学者がかなり少ないことでも共通しており、少なくとも高砂地区とは進学時の行動パターンが異なる地域と言えそうです。なお、鶴谷、西山両中と比較的近い東仙台中は、

東仙台中  4人/612人=0.7%



幸町中   7人/476人=1.5%
台原中   14人/607人=2.3%

と低率で、鶴谷、西山両中の泉松陵高校志向の高さが周辺地域に比べて突出している様子が伺えます。

思いがけず宮城野区内の情勢に文面を割いてしまいましたが(苦笑)泉松陵高校の地元である泉区の中学校についてもみていくと、進学率が10%を超える中学校が地元の鶴が丘中をはじめ、

鶴が丘中  39人/229人=17.0%
松陵中   21人/125人=16.8%
向陽台中  54人/493人=11.0%
南光台東中 23人/217人=10.6%

と、区東部(概ね国道4号線より東側)で複数みられます。また、

加茂中   29人/428人=6.8%
将監中   28人/551人=5.1%
将監東中  24人/360人=6.7%
住吉台中  16人/247人=6.5%
七北田中  53人/578人=9.2%
南光台中  21人/346人=6.1%
八乙女中  38人/630人=6.0%
館中    16人/296人=5.4%

といった区内の中学校で進学率が5%を超えますが、 泉高校 に比べると区全域への浸透度は低く、高森、寺岡、長命ケ丘、根白石、南中山といった区西部の中学校では5%割れ。しかも根白石、南中山の両中学校では進学者が0でした。泉区内には泉松陵高校に入試難易度の匹敵する公立普通科高校がないのですが、普通科でなければ仙台商業高校があるし、公立にこだわらなければ東北学院榴ヶ岡や仙台白百合学園に専願で入学する手段もあり進学の選択肢は複数考えられます。これらの高校の出身中学校別生徒数も確認してみたいところです。
また、泉高校と同様、泉松陵高校には富谷市や黒川郡の中学校出身の生徒も多く、

富谷二中  45人/454人=9.9%
成田中   35人/608人=5.8%
東向陽台中 46人/509人=9.0%
日吉台中  34人/318人=10.7%
宮床中   18人/274人=6.6%

といった仙台市境に近い新興住宅地の中学校で、進学率が5%を超えます。このうち、東向陽台中の進学率が高いのは向陽台中の学区と生活圏が一体化しているから理解できるのですが、それよりも泉松陵高校から遠い富谷二、日吉台の両中学校で10%前後の進学率をはじき出しているとは予想していませんでした。ただし、泉高校の進学率が比較的高かった富谷、大和の各中学校に関しては、

富谷中   8人/225人=3.6%
大和中   20人/489人=4.1%

と、進学率があまり高くありませんでした。遠くの泉松陵高校まで出るよりも近くの黒川高校を選択する生徒が少なくないものと推察されます。黒川高校の入試難易度は泉松陵高校よりも下ですが…

以上の状況に鑑みると、泉松陵高校の「校勢圏」は、

仙台市宮城野区のうち、岩切、鶴谷、西山の各中学校区
仙台市泉区のうち、概ね県道大衡仙台線より東側の地域(ただし、高森中の学区は除く)
富谷市、大和町のうち、富谷、大和両中学校区を除いた地域

となるでしょうか。
宮城野区の「校勢圏」に関しては、岩切中の学区のみが塩釜高校と被りますが、それ以外はきれいに高砂地区+東仙台中の「塩釜派」と鶴谷、西山両中の「泉松陵派」に分かれます。
泉区の「校勢圏」に関しては、泉松陵高校から通学距離5キロ以内の地域が目安になりそうです。住吉台中や館中といった例外はありますが、両中学校の学区は山の中に造成された新興住宅地という陸の孤島的性格を有するため、進学可能な高校の選択肢が意外に少ないのかもしれません。いずれにせよ、泉高校とは異なり区全体をカバーできておらず、区東部~中部に限定された「校勢圏」になります。
富谷市、大和町の「校勢圏」に関しては、泉高校に比べると狭めで仙台市境に近い地域に限定されます。大和町に所在する黒川高校との競合関係を考慮する必要がありそうです。


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Last updated  2018.08.09 11:28:25
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