ＣＡＰＴＡＩＮの航海日記

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ＣＡＰＴＡＩＮ @ Re[1]:普通科高校㏌1960's(09/18) >たんぽぽさんへ郡山市の普通科系公立…

たんぽぽ@ Re:普通科高校㏌1960's(09/18) 引き続きすごい調査ですね。盛岡とかは新…

ＣＡＰＴＡＩＮ @ Re[1]:普通科高校in1975(09/18) >たんぽぽさんへいや～暇人なもので(…

たんぽぽ@ Re:普通科高校in1975(09/18) CAPTAINさん、毎度のことですがよくお調べ…

ＣＡＰＴＡＩＮ @ Re[1]:福島大学の金谷川移転についてのＩＦ(09/15) >elbe14さんへいつもありがとうござい…

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2024.08.02

【磐越東線】
・いわき～小野新町
1987年度　1,036
1992年度　　907
1997年度　　622
2002年度　　514
2007年度　　427
2012年度　　420

2022年度　　203
2023年度　　216(2023年度／1987年度　20.8％)

・小野新町～郡山
1987年度　3,660
1992年度　3,975
1997年度　3,805
2002年度　3,496
2007年度　3,153
2012年度　2,682
2017年度　2,410
2022年度　1,847

【磐越西線】
・郡山～会津若松
1987年度　5,948
1992年度　6,344
1997年度　5,539

2007年度　3,977
2012年度　3,266
2017年度　3,114
2022年度　2,283
2023年度　2,582(2023年度／1987年度　43.4％)

・会津若松～喜多方
1987年度　3,987
1992年度　3,810
1997年度　2,982
2002年度　2,697
2007年度　2,318
2012年度　2,373
2017年度　2,082
2022年度　1,491
2023年度　1,534(2023年度／1987年度　38.5％)

・喜多方～野沢
1987年度　1,992
1992年度　1,883
1997年度　1,326
2002年度　1,118
2007年度　　908
2012年度　　740
2017年度　　624
2022年度　　357※不通区間があったため参考値
2023年度　　398(2023年度／1987年度　20.0％)

・野沢～津川
1987年度　1,142
1992年度　　862
1997年度　　511
2002年度　　314
2007年度　　234
2012年度　　176
2017年度　　163
2022年度　　 70
2023年度　　102(2023年度／1987年度　8.9％)

ＪＲ発足後の36年間でもっとも輸送密度の減少率が低い小野新町～郡山間でもほぼ半減。県境区間に至っては９割減と、壊滅的な状況です。言うまでもなく、この背景には、磐越自動車道の開通があります。この道路の沿革を確認すると、

1990年10月　郡山ＪＴＣ～磐梯熱海ＩＣ間開通
1991年８月　磐梯熱海ＩＣ～猪苗代磐梯高原ＩＣ間開通
1992年10月　猪苗代磐梯高原ＩＣ～会津坂下ＩＣ間開通
1994年７月　安田ＩＣ～新潟中央ＩＣ間開通(北陸自動車道と接続)
1995年８月　いわきＪＴＣ～郡山ＪＴＣ間開通(磐越東線との並行区間全通)
1996年10月　会津坂下ＩＣ～西会津ＩＣ間開通
1996年11月　津川ＩＣ～安田ＩＣ間開通
1997年10月　西会津ＩＣ～津川ＩＣ間開通(全通)

となっており、磐越東、磐越西両線路線の輸送密度もこの時期を境にガクッと減少しています。開業年度はわからなかったのですが、いわき市～郡山市～会津若松市間では都市規模に比して過剰な本数の高速バスが運行され続けており、そのこともまた磐越東、磐越西両路線の輸送密度の減少に拍車をかけているものと思われます。本数は多くありませんが、郡山市や会津若松市と新潟市とを結ぶ高速バスも運行されています。
更に、これと並行して、沿線の過疎化、少子化も進行しています。例えば沿線の喜多方市中心部には1987年度の時点で高校が４校ありましたが、現在は２校のみ。喜多方市西部にあった高校は統合され、小野町にある高校も統合が計画されています。恐らく2000年代以降の輸送密度の減少は、この影響によるものと思われます。
今後も苦しい状況が続くであろう磐越東、磐越西の両路線。そう遠くない将来、「鉄道か高速道路か」の二者択一を迫られる可能性が高いのではないでしょうか。