加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

May 2, 2005
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 ウィーンから日帰りで、アイゼンシュタットに行ってきた。

 アイゼンシュタットは3度目だが、明るくて感じのいい町だ。ノイジトラー湖という大きな湖が近いせいもあるかもしれない。湖でも海でも、水の近い町は何となく明るい。
 またこのあたりはワインの名産地なので、郊外にはぶどう畑が広がり、心なごむ風景に出会える。

 オーストリアの田舎はどこもきれいだ。昔インスブルックに留学していたので、オーストリアはあちこち行ったが、とくに田舎は感じがいい。北国ドイツと南国イタリアにはさまれているせいか、どことなくゆるゆるしていて、光も明るくてくつろげるのだ。ドイツ語でいうmild,という感じ。うまく日本語にできないのだが・・・英語(和製英語?)の「マイルド」な感じだろうか。

 エステルハージー侯の居城はまだ残っていて、ガイドツアーで入ることができる。今日はきれいな女性ガイドが、わかりやすいドイツ語で案内してくれた。
 女のはしくれなのにお恥ずかしいのだが、私は美しい男性より美しい女性に目が行ってしまうので(別に女のひとが好きという趣味ではないのだけれど)、ついつい彼女に見入ってしまったのでありました。



 昼食にはワインも試したが、安いだけあってそこそこの味だった。

 ところで、昨日会ったガイドさんに教えてもらってびっくりしたのだが、オーストリアは食料の自給率が100パーセントなのだそうだ。
 これって、すごいことだと思いません?日本なんて50パーセント以下でしょう?
 なんだかんだいっても、自分の食い扶持は自分でまかなえるのが一番いいと思うのだけれど・・・どうだろうか。
 考え始めると、実際恐ろしくなる。
 食料だけじゃない。日本はほんとに、けっこう危ない状態ではないだろうか。あんな莫大な借金を抱えて、いったいどうなるのだろう。
 そんな経済状態を反映しているのか、ユーロに対して円は下がる一方だ。ユーロができたころは1ユーロ100円ちょっとだったのに、今は140円台、こちらで両替すると150円近いのだから。およそ1.5倍になってしまった計算だ。
 このままじゃ、アメリカと共倒れになるかもしれないし、この間読んだ村上龍の小説のように、預金封鎖だって考えられないことじゃない。
 なのに政治家はあまり危機感を感じていないような印象をうけてしまうのは、こちらの先入観だろうか。
 憲法改正より財政再建の方が先、と思うのは、間違っているのだろうか。
 憲法を変えたら、この閉塞状態がよくなるように考えている政治家が多いように感じるが、そんなものではないのではないだろうか。

 こんな小さな国(四国くらいの面積)で自給率100パーセント、に思わず衝撃を受けてしまった結果の、どうどうめぐりの考えなのでありました。





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最終更新日  May 2, 2005 04:52:53 AM


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