加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

November 19, 2005
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カテゴリ: 音楽
 ずーとおさぼりしていたブログ、ひさびさの復帰である。

 おさぼりしていたのは、まあ仕事のせいばかりではなくて、1週間ばかりミラノとチューリヒに行っていたことも大きな理由。旅先でブログを書けば面白いんだけど、携帯用(実際はふだん使っている)パソコンのモデムがこわれてしまって接続ができないので、目下旅先ではブログをあきらめている。さっさと修理に持っていけばいいのだけれど、仕事で使うことを言い訳にさぼっているのだ。まあ本音は、中味をコピーするのが面倒、ということなのだが。

 ミラノ3泊、チューリヒ2泊の駆け足だったが、結構いろんな人にも会えて面白かった。ミラノーチューリヒ間の列車の車窓風景がものすごーく!きれいだったのも収穫。山また山、そして湖!その湖が浅いのやら深いのやらバラエティに富んで美しいこと。今度このあたりでツアーを組む時は、ここの列車の旅を入れたい、と思ったくらいきれいでした。トーマスクックの時刻表で、ヨーロッパの車窓風景ベストルートに数えられている理由がよくわかりました。

 今回の目的は、まずスカラ座。出し物はプレートル指揮の「ペレアスとメリザンド」で、まあ本当はパリのオペラ・コミックあたりで聴きたい演目なのだが、プレートルも年だし、得意のドビュッシーを聴いておきたいと思ったのである。
 何より、大改装が終わってからスカラ座に行っていないので、劇場自体の見学も目的だった。
 事前に、ミラノに住んでいるあるテノール歌手の方の友人の案内で、スカラのバックステージも見せてもらって、ラッキー!だったのだけれど。

 平土間の3列目、という特等席を奮発したのに、なぜか音が物足りないのである。頭の上を通っていってしまうのだ。あの魅力的なドビュッシー・サウンドにどっぷり浸れない、このいまいましさ!!!
 これが話に「音響のいい」と聞くスカラ座の平土間なのだろうか???一説によると、スカラ座は世界の音響のい劇場のベストスリーに入るというけれど、これだったらチューリヒや、それこそ新国やびわ湖の平土間のほうがいいぞ!


 ミラノに9年、の彼女いわく、
 「現地のひとは、音がよくなったよくなったって言ってるんですけど、あまり変わっていない」 
 とのこと。
 やっぱり、ね。
 劇場の下に戦災の残りのがれきが埋まっていたのをのけて、平土間の床を木張りにしたから、「音響がよくなった」と、現地のひとはたしかに自慢していたが、残念ながらそうでもないみたい。
 私は残念ながら、スカラ座では「音がいい」と実感したことがない。ボックス席の奥とか、ろくでもない席にすわっているせいもあるだろうけれど。
 「じゃ、どこがいいんですか?」 
 と彼女に聞くと、
 「2階の最前列、あと天井桟敷も前ならいいです」
 とのことだった。
 うーん、やっぱり現地情報は重要である。





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最終更新日  November 22, 2005 01:20:22 AM


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