2016年もあと数時間。
今年もまた、多くの音楽、オペラ公演に、生きる歓びをいただきました。
まったくもって私的きわまりないのですが、国内、国外それぞれの、私個人の今年のベスト5公演をご紹介させていただきます。
国外
1 チューリヒ歌劇場「マクベス」、クルレンツィス指揮、コスキー演出
憧れの「生クルレンツィス」。衝撃的で野心的なオペラにふさわしい、思い切った斬新な演奏。大満足でした。
2 ドロットニングホルム宮廷劇場 「ドン・ジョヴァンニ」ミンコフスキ指揮 アレクサンドル演出
念願だった18世紀の宮廷劇場。ミンコフスキの生き生きと躍動感あふれる「ドンジョヴァンニ」。劇場の音響も暖かくすばらしかったです
3 ネルソンズ指揮ゲヴァントハウス管弦楽団 マーラー「交響曲第3番」
シャイーの引退公演のはずが、彼がキャンセルして新シェフのネルソンズがピンチヒッターに。壮大で熱い演奏。大曲が短く感じられた集中力。
4 クリスティ指揮レザールフロリサン バッハ「ロ短調ミサ曲」
2016、ライプツィヒバッハフェスティバルのファイナルコンサート。同じフェスティバルではガーディナーの「マタイ」も素晴らしかったですが、洗練された美意識という点でこちらのほうがやや好みだったかもしれません。
5 スカラ座「シモン・ボッカネグラ」 ヌッチ主演、チョンミョンフン指揮
スカラ座の定番演目。ミョンフンの指揮は、かなり作品のダークな面を強調した感じでしたが、彫琢が深く、感動的なものでした。ヌッチはもう手の内。
国内
1 東京交響楽団 「コジ・ファン・トウッテ」(演奏会形式)。ノット指揮
ブログでも触れた充実公演。
2 ティーレマン指揮 ドレスデンシュターツカペレ「ラインの黄金」(セミステージ)
さすがのティーレマン&ドレスデンシュターツカペレ。あうんの呼吸のすばらしさ。しなやかできらめくようなワーグナー。
3 クリスティ指揮レザール・フロリサン
イタリアバロック〜古典派のオペラをクリスティ流に編み直した清新な企画。老境に達してもフレッシュな音楽が素晴らしい。
4 マリインスキー歌劇場来日公演「エフゲニー・オネーギン」
十八番の強みを思い知らされました。
5 北とぴあ 寺神戸亮指揮レ・ボレアード「ドン・ジョヴァンニ」(セミステージ形式)
セミステージ形式の可能性を最大限に発揮した素晴らしい公演。最高席7000円という驚異的なコストパフォーマンス。
演奏会形式、セミステージ形式のオペラ公演が充実していた1年でした。
そして番外で、今年心に残ったオペラは「フィガロの結婚」。実は生を全く見ていないのになぜそう思ったかつらつら考えてみましたら、レクチャーで取り上げる機会が多くていろいろ聴き比べたんですね。でやっぱりたどりつく、クルレンツィス&ムジカエテルナ。演奏史上画期的な演奏だと改めて。
今年もこのつたないブログをご訪問くださり、ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。
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