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2009.01.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
子どもたちに配られた家庭への配布物をふとみると、「県のPTA連合会の3つのアピール」というプリントでした。

その2つ目が「学力向上」についてでした。確かに、学校と家庭が手を取り合って、子どもたちの生活を整え、心身の健康を保ち、学ぶ意欲を引き出していくことは大切なことです。

が、今、「全国学力テスト」の「順位公開」の問題が騒がれている中…あのプリントのアピールは、「順位公開」を支持している内容にもとれました。

私自身は、国体ではあるまいし、順位の「数字」で、県や市や学校が競わされ、比較されることに、疑問とわびしさを感じています。

私たちは、日々の教育活動、子どもたちとの生活の中で、目の前の子どもたちの良さや課題を見つめながら、指導に当たっています。「全国学力テスト」で、はかられる「学力」はそのほんの一部でしかないし、ましてや公表される順位はたかが「数字」です。そこには、生身の子どもたちの姿は見えてきません。

職員室で、学校の成績結果(問題ごとの正答率…県や全国平均との比較)冊子が、回覧されたので、丁寧に見てみました。国語算数全体や問題ごとの正答人数も書いてありました。

あ~これは4年の時教えた計算だなあ~と思いながら、正答できなかった子の人数を見た時、子どもの顔が具体的に浮かんできました。一緒に頑張ってその時はできたけど、真の力がつけてあげられなかったお子さんたちです。

算数Bの問題などは、明らかにいつも子どもたちがやっているテストの形式と違います。問題用紙と回答用紙が別々だし、文字が小さく、長い文で、グラフ・表・図がたくさん、しかも白黒…一目見ただけで、やりたくないな~と感じてしまいそうです。

単純に考えれば、このテストで、点数をあげるためには、この形式のテストプリントを何度もやって慣れさせたらいいのでしょう。そして、それを必死でやっておられる県や学校が高得点を取り、高順位なのだと思います。でも、私は、まるで、「国体」に向けての強化練習のようなことをしたくはないのです。



さらに、問題と正答率を見ながら、限られた短い時間に強迫され、じっくり考えようにも考えられない子どもたちや、はじめから面倒くさがって問題に向かおうとしない子どもたちの顔が浮かんできます。

前にブログで書いたように、じっくり考えることを面倒くさがる傾向は、大人にも蔓延してると思えるのです。そして、それは「民主主義」の感覚と結びつくと私は思っています。

だから、子どもたちには、時間をかけても良いから、じっくりと考える力をつけて欲しいと思うのです。でも、今の教育は「より速く、効率的に、たくさん」を求められ、私の願いとは逆向しているし、新指導要領ではますます拍車がかかります。

先のPTA連合会のアピールでは、学力問題の「情報の共有化」を訴えていましたが、1つひとつのテスト問題の正答率や課題、ましてや順位という「数字」の「共有化」ではなく、本質的なところでの論議ができたらいいなあ~と思います。

ところで、「学力テスト結果」冊子の中の…「生活意識調査」で…《自分には良いところがあると思いますか?》という質問がありました。確か、全国平均は70数%で、うちの県平均は50%台だったように記憶してます。うちの学校のあの子たちは…
70数%が「はい」と答え、全国平均を上回っていたのです。自己肯定感にも繋がる何よりも大切な結果だと思った私でした。





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Last updated  2009.02.01 00:54:39
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