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Terui @ Re:育めんパパです 育めんパパさん、こんばんは! すみませ…

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2025/11

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Terui

Terui

2005/02/16
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カテゴリ: 国語
期末試験対策の問題作成のために、夏目漱石の「こころ」を久しぶりに読む。

高校生の教科書に出てくる「こころ」。三部作からなるこの小説は、当然のことながら量的に全文を掲載することは難しいため、ところどころ要約を入れながら、小説の文章を載せている。

久しぶりの「純文学」は、日頃いかに「やさしい」文章を読んでいるか、改めて思い知る「硬い文章」である。
そもそも使用している漢字が難しい。
「煩悶(はんもん)」、「懊悩(おうのう)」のように、読むのも難しければ、意味がすぐにはわからないものが数多く出てくる。「曠野(こうや)」にいたっては、「荒野」の表記ではない。

文章量に圧倒され、読めない漢字が続き、また、なんとか読めても(教科書にふりがながふってあるから)、意味がわからない語が数多く出てくるこの小説は、国語があまり得意ではない生徒さんには、「読まないでテストを受ける」という代物になってしまう。

今の高校生は、小・中校時代は、「旧課程」であった。それでもこの「こころ」を、話の内容についてではなく文章自体が読みこなせないことにより「嫌いだ」という生徒さんがとても多い。

旧課程ですらこんな状態なのに、新課程をやっている生徒さんが果たして高校生になったとき読みこなせるのだろうか・・・

問題を作りながら、ふと、そのことが気にかかる。


やはり習う漢字の量が少ないのと、「意味がわかる語句」が少ないからな(「意味調べ」をあまりやらない学校が多い)。

そうなると、今作成している問題ですら、数年後は「これでは足りない」となってしまうのか・・・

そう考えると暗い気持ちになるが、予測が立てば現状対処すればよいだけでもあるので、今のうちから国語力強化を図ればいいんだよね。

なお、「こころ」は国語が得意な生徒さんは、「とてもおもしろい!」と言う。
いつの時代も「名著」である。





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Last updated  2005/02/26 08:26:54 PM
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