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・4.5.月
永山則夫死刑囚(1997年、刑執行)の著書「無知の涙」をデージー図書で借りて聴く。
CD化されておらず、カセットテープが10本やって来て、古いポータブルのカセットレコーダーを借りて来て一本目を聴いた。
これはどうやら彼が書いた小説ではない。
毎日獄中でノートに記した日記を、一つの本にまとめたもののようだ。
その日記は、いわゆる詩である。
だから彼は小説家ではなく、詩人である。
その文章に対するセンスと才能は、確かに優れたものだ。
一言で言えば、後悔、自分への深い失望、そして死への巨大な恐れ。

聴いていると、何だか人の思念の仲に引きずり込まれていくような恐怖を感じる。
これは余りにも特殊な思念だ。
どうしてこの本が、27万部も売れたベストセラーになったのだろう。
多分、1970年代前半だったからこそなのかもしれない。

僕がこの本を読みたいと思ったのは、彼の貧困の中での子供時代、愛を受けることなく生きなくてはならなかった生い立ちを知ってみたかったからである。
おそらく貧困だけでは凶悪犯は生まれないだろう。
愛を受けることのできない幼児時代、少年時代が彼のような本来優れた才能と頭脳を持った人間を、凶悪犯へと歪めるのではないか。
僕はそこを知りたい。
しかしこの本がこの先そういった部分に触れて行くかどうか、今の段階では怪しい。
彼はどうもその辺のことには触れたくないように感じる。
僕にしても、この先聴き進めるかどうか、正直言って迷っている。


皆さん7月3日に予定の、第17回CAソロ発表会に向けて、曲を決めて行く。



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最終更新日  2010.04.08 18:14:47
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