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・7、5、火
さあ、我々は現実を直視せねばならない時がやって来た。
大人たちが自分たちの目の前の利益のことだけに固執し、またはそのような言動に我々国民全員が気付かず任せきりにして来た皺寄せを、子供たちが背負う現実だ。
そしてこれから生まれ来る子供たちにもその重荷を背おわせることになる。
2011年は、日本にとって戦後高度成長からの付けを一度に支払わねばならない年になった。
そして未だ大人たちはそのことに気付かず、放射能だらけの野菜や魚を国中にばら撒き続け、原発運転を元通りにしようと躍起になっている。
言いたくないが、夥しい子供たちが病院のベッドに縛り付けられる現実を目の当たりにしてから、バカな大人たちはその恐ろしさに気付くのだろうか。
何をもってしてもその代償を払うことはできない。
僕の極論だが、今の日本人の精神の歪みを少しでも直すために必要なもの。

今僕の言う宗教とは価値感の転換であり、自分を見詰める場としてのものだ。
だが今までの日本の歴史を覗き見ても、どうやら正しい宗教なるものはほんの一瞬にしか存在しないようだ。
もちろん突き詰めて勉強した訳ではないし、これも僕の想像の域だが、仏教を基本とした様々な宗派も、もとあった教えからいろんな人々の手でいろんな思惑も含んで変化して来ているのではないか。
それを一括りに仏教と考えるのは危険であるように思えて仕方ない。
これはキリスト教にしても同じこと。
僕は今までの人生で、宗教に身を置いたことがないし、深く勉強した訳ではないので偉そうなことは言えないが、長い年月変わらぬ思想、変わらぬ理念、変わらぬ志で一つの教えを伝え続けるというのは、原理的に人間には難しいのではないか。
多くの人々が集まれば集まるほど、そこに欲が生まれ、派閥が生まれ、権利が生まれる。
そして人々はその時代にとって都合のよい教典を書き換えて行くだろう。
ヨハネパッションやマタイパッションも、イエスが真心で唱えたものと本当に合致するのだろうかと思ってしまう。
ビジネスも煽動も、マインドコントロールもない、純粋な意味での生きる方向性を学ぶ場、もしくは物質にまみれた精神を洗い覚醒する場。
それこそが必要であるなどと感じるのは、今が本当の意味での世紀末であるからか。


ーーーーーー
子どものオシッコから放射性セシウムの検出
かわいそうなことですが、日本の子どものオシッコから放射性セシウムが検出されま
した。
この問題を正しく判断するポイントは、

したことを意味している、
2)子どもが内部に取り込んだ時期は3月下旬から4月上旬と考えられる、
3)子どもの体内に入った総量はこの測定では分からず、一過性なら大したことはな
いが、継続的にでる場合はかなりの量が体内に入ったと考えられる、
4)測定値が日本からではなく、フランスからであることが残念だ、
5)この件について、文部大臣が「健康に影響はない」と発言したことには何の根拠
もない。ただ「安全だ病」にかかっているだけ、
です。
放射性セシウムの半減期は30年ですが、体内には成人男子で約3ヶ月ぐらい体に残
ります. 子どもの場合、最短で2週間位から出始めます.
この子どものオシッコを採ったのが5月中旬ですから、おそらく4月の体内被曝の分
が出たと考えられます. だから、もしこの子どものオシッコをもっと早く採ってい
れば、高い濃度のセシウムが検出されたと思います。
国は測定値が高い頃に測定するのを控えていたと考えられます. 私は今回の福島原
発の事故で、何回か日本人としてのプライドを傷つけられました。
1)最初の段階で日本の気象庁のデータが出ないので、ドイツの気象庁のデータで風
向きを推定した、
2)ソ連は事故の翌日に1100台のバスで住民を大量に非難させたが、日本政府は
なにもやらなかった、
3)福島沖から茨城沖の魚や藻類の放射線のデータをフランス原子力センターの測定
値を使った、
4)今回のオシッコの検査も外国だった。
この機会に文部大臣が反省して欲しかったのですが、逆に内部被曝の時に用いる「預
託線量計算」が50年(実質1年)であることを取り上げて、「大したことはない」
を繰り返していました。
・・・・・・・・・
子どものオシッコにでる放射性物質は、例えば、1ヶ月目から出始めて、最初は濃度
が低く、徐々に上がっていって1ヶ月半ぐらいでピークになり、それから徐々に減り
始めます.
ということは、今回のサンプルが子どものどの時期に当たっているかによって、その
お子さんの内部被曝量が決まるのであって、今の段階では、「極めて厳しい」という
状態から「大したことはない」まであって、誰も決めることは出来ません。
・・・・・・
いずれにしても、空気中や野菜の中の放射性物質を体に取り込んだのですから、オシ
ッコにでるのは当然です。
今後も「放射性物質を含む野菜を食べないなんて、風評だ!」といって放射性物質を
食べさせた子どものオシッコにはすでに放射性物質が出ているはずです. 
ひどいことをする日本の大人(政府、農水相、教育委員会など)です。「自分のオシ
ッコにヨウ素やセシウムが出て欲しくない!」と叫んでいる子どもの声が聞こえない
のでしょうか?
その子供たちの態度を「風評を煽る」といって非難するのですから、鬼のような大人
です.
・・・・・・
防御方法ですが、
1)新たに内部被曝しないように、風の日はマスクをし、食材に注意する、
2)新陳代謝を盛んにして、放射線に注意しながら(カリウムは自然のものでも若干
の放射性カリウムを含む)カリウムの食材を少しずつ採る、
3)体力を維持し、栄養のバランスをとり、3月に被曝した子どもはできるだけ放射
線の夏休みを過ごす、
ということです。
(平成23年7月3日 午前9時 執筆)
武田邦彦





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最終更新日  2011.07.05 23:47:21
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