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・9、4、日
以前から疑問に思っていたことの一つに、ニューヨークの同時多発テロの報復のよう
な形でアメリカ軍がイラクに乗り込み、フセイン大統領を拘束し、どうやらきちんと
した裁判も行なわず闇から闇に葬り去ったのでは。
もしくは、取引の上どこかでまだ生きているか。
とにかくフセイン大統領の話は一瞬のうちに何処でも聞かなくなった。
もしくは僕が知らないだけなのかもしれないが。
そしてこれも明らかにはされないが、アメリカはイラクの膨大な資源を手中に収めた
のでは。

同時多発テロが本当にフセインの指示によるものなのか?ビンラディン氏がその主犯
者であることも本当か?
そして報道を信じるならば、ビンラディン氏もアメリカ軍の手で闇に葬られた。
フセインやビンラディンがどれだけの危険人物であるかは知らないが、これは立派な
殺人ではないのか。
我々が毎日乗る各私鉄の車内放送の「不信な荷物を見かけたときは触れず係員にお知
らせ下さい」というのも、外国からのテロの可能性を匂わせて「非常なテロリスト」
を意識に植えつける手段ではと思うこともある。
すべて資源を巡って行なわれる利権争い。
大体、日露戦争、大東亜戦争も実は資源争いだったという噂もある。
月着陸の大嘘を世界に発信するアメリカだ、資源を手に入れるためのこれぐらいの嘘

なる。
原発が失敗に終わればなおさら、地下資源はどこまでも人間通しの殺し合いを助長す
ることになるのかもしれない。
「民主主義、法治国家」など、実はどこにもないのだ。


ーーーーーーーー

リビアを長い間、指導してきたカダフィ大佐が「民主勢力」によってその地位を追わ
れようとしている。日本の論調はフセイン大統領やビルマ政権の問題の時のように「
独裁政権は悪」、「欧米は正義」という先入観の中にいる。
しかし、リビアに軍事介入をしたフランスをはじめとしたヨーロッパ勢は「良心に基
づいて他国を支援した」のではない。国際政治はそれほど甘いものではない。特にヨ
ーロッパはかつての植民地時代の甘い汁をなんとか少しでも取り戻そうと躍起なので
ある。
リビアには石油などの資源が豊富にあり、ヨーロッパとは地理的に地中海の向こうに
あり、歴史的なつながりが強い。ローマがカルタゴを壊滅させ、エジプト王国を征服
して以来、ヨーロッパはアフリカを「植民地」と見ている。
今でもそれは変わらない。ただかつては露骨な軍事力で征服したのに対して、現代は
裏から工作し、支援し、利権を採るという形に変わっただけである。崩壊していく国
を餌にしようとハゲタカが襲っているだけだ。
第一、「内政に干渉してはいけない」という不文律が世界に定着しているのに、「民
主化支援」とか「大量破壊兵器の排除」などあらゆる理屈をつけて世界に飛び回って
いるのはアメリカとヨーロッパの軍隊である。
・・・・・・・・・
さて、日本はアジアの国としてアメリカヨーロッパの200年以上の植民地支配に苦し
んだ国々と同一の歩調をとるべきだ。それは「他国には干渉しない」ということに尽
きる。この前、イラク戦争ではアメリカのウソ(イラクが大量破壊兵器を持っていて
、フセイン大統領はケシカランというウソ)に乗ってイラク戦争を支持し、ウソがば
れても日本政府や知識人は判断ミス、あるいは国民に本当のことを知らせなかったこ
とについて謝罪も説明もしていない。
明治時代に独立を果たした日本が、うっかり欧米の植民地主義に巻き込まれて大東亜
戦争を起こしたことについての「責任追及論」がこれほど強いのに、ことイラクやリ
ビア・ビルマなどになると欧米側の植民地主義、覇権主義に賛同するというのはいか
にも浅薄な考えだ。
この際、リビアについての報道、論評を「非植民地主義」のもとに行い、世界に日本
の正義を示すべきだろう。
(平成23年9月2日)
武田邦彦





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最終更新日  2011.09.05 03:57:10
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