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・6、11、月
武田氏の「日本だけ」シリーズは続く。
今回もまた植民地の話であるが、他国を攻めて植民地にしたという事実を正確に知らねばならないというテーマから来る。
もちろんそれは悪い行為である。
しかしヨーロッパやアメリカ、中国がやって来たことと、日本がやったことを比べてその規模の違いを知らねばならないという。
「それとまず、日本が植民地にしたフィリピン・インドシナ・インドネシア・朝鮮半島などは、その時其々他国の植民地であったということ。
フィリピンはアメリカ、インドシナはフランス・インドネシアはオランダ・朝鮮は中国の領地であって、其々アメリカ、フランス、オランダ、中国から日本は領土を奪ったということになる。
その後日本は敗戦し、それらの植民地は解放され独立の道を辿った。
よってそれは日本が独立へ貢献したとも言える」という理論である。

確かにアメリカ、フランス、中国から領土を奪い取って、その後日本が敗戦したから偶然それらの国は独立し、日本が奪わなかったら今でもそれらの属国だったかもしれない。
だがそれを日本の貢献と言うのは自分勝手だ。
もし日本が敗戦していなかったら、それらの国の人たちに対してどんなことをしていたか、想像するだけで怖ろしい。
「例えば長い歴史の中で、朝鮮は何度も何度も中国に攻められ、植民地と独立を繰り返して来ている。
日本からは豊臣秀吉がちょっとちょっかいを出したのと、明治に攻めたぐらいで、中国がやって来たことに比べればかわいいものだ」とも述べている。
武田氏の発言は必要以上に日本を美化し、日本国民の正当化をはかり、優秀な民族である日本人を誇張する、賛成し難い話である。
だがその反面、我々は頭から自分たちをこれまた必要以上に卑下し、卑下するが故に世界から遅れ、堂々と強く発言することが出来ず、背中に何かしらの十字架と責任とを背負いながら他国と接している奥に潜む感情も否めないのでは。
「また、ローマ帝国やイギリス帝国、ナポレオンやアメリカを批判する日本人は皆無でありながら、他国と共にナチスドイツだけは批判する」と指摘する。
もしこれが他国からの策略としての、外交としての、日本人とドイツ人を何処かで抑え付けるための策だとすればどうだろう。
海外では、反省と責任を感じる真面目なところが強い日本人とドイツ人の性質を知っているのかもしれない。

ーーーーーーーーー

世界史を見ると、ある民族は突然、大膨張して帝国を作る。それまでジッと我慢をし
てきたエネルギーが爆発するのである。日本は1941年、ハワイ奇襲、プリンスオブウ
ェールズ撃沈を機に、大帝国になった。この歴史的事実は後の植民地解放に大きな役
割を果たしたのだが、日本ではほとんど知られていない。奇妙なことである。
[Bandicam_2xxx-xxx-xxxxx_2xxx-xxx-xxxxx。]

武田邦彦





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最終更新日  2012.06.12 06:05:00
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