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・10、22、月
原発から垂れ流された80京ベクレルの放射能物質があらゆる所に飛散して、1年半を過ぎた。
もちろんそれらはどこかに消えたりはしない。
どんどん拡大して我々の体を通り過ぎたり、地面深くに染み込んだり、いろんなものにくっついて移動したりして依然存在している。
海の中でも、恐ろしい動物濃縮がちゃくちゃくと進んでいるだろう。
にも関わらず我々はやはり意識が甘くなり、いつの間にか魚、野菜、小麦粉などにも無頓着になっている。
子供たちの給食にもやいやい言わなくなった。
これが食品流通会社の願ってもない庶民の根気のなさである。
今の食品の危険度を一切発表しないのだから、皆いつのまにか放射能物質のことなどすっかり眼中から消えてしまっている。

何処で採れたきのこか分からないのに、避けることもせずにぱくついている。
喫茶店に入って、どんな牛乳を使用しているか分からないのに平気でカフェオレを飲んでいる。
ライスだってどんなものを混ぜているか、もう誰も追及しなくなった。
これはスーパーで買い物をして、自炊しても同じ結果である。
今日もテレビで、被災地の新しい市長に当選した人が「一日も早く、皆が故郷に帰れるように力を尽くします」と語っていた。
帰りたい人は帰ればいい。
だが自分の意思で行動することを許されていない子供たちを道連れにするのは止めなければならない。
そして故郷に帰って、汚染されたものをせっせと各都市にばら撒いて生計を立てることも止めて欲しい。
ああ、しかし群集の大きな力に流され、我々は畢竟汚染されたものを口にし続けなくてはならないだろう。
これが原発の末路、今まで無関心であった報いであるのか。
ドイツは福島事故後たった三ヶ月で、国内の原発すべてを近い将来にすべて停止、廃業とすることを決定した。

同じ人間で、同じ国を営む人類として、どうしてここまで違いが出るのだろう。
なぜ日本人は反省、見直し、後戻りということができない人種なのだろう。
この国が今なお敗戦国として、日本女性が道端で米軍の男たちにレイプされても何も手出しできない理由が、我々日本人のその性質にあることが分かっているのに。

ーーーーーーーー
Help!! 緊急提言3 子どもを汚染地帯に行かせてはいけない

福島の子どもたちの甲状腺異常の状態。
1)通常の小児の甲状腺異常(結節など)は100人に1人程度。多くても3人。
2)福島の子どもたちの100人に約40人に異常が発見され、特に小学生の女児は100人
に55人に及んだ。
3)甲状腺異常がガンになるのは大人で100人に数人だが、子どもは20人から30人(
小児科専門医からの情報による)。
4)放射線の被曝による損害は5年(大人、子どものデータは不足しているが3年ぐら
い)の余裕がある。
5)従って、被曝による影響は「重大あるいは取り返しのつかない損害」が発生する
可能性がある。
日本が国際的に約束している「予防原則」。
予防原則:  原則15:環境を防御するため各国はその能力に応じて予防的方策を
広く講じなければならない。重大あるいは取り返しのつかない損害の恐れがあるとこ
ろでは、十分な科学的確実性がないことを、環境悪化を防ぐ費用対効果の高い対策を
引き伸ばす理由にしてはならない。」(RIO DE JANEIRO DECLARATION 1992)
・・・・・・・・・
2011年の原発爆発以来、次のようなことがありました。
1)事故直後から、教育委員会、校長先生に「子どもたちの汚染を減らすように全力
を挙げて欲しい」と何回も呼び掛けましたが、当時、1日に50万件を超えるアクセス
があったにも関わらず、普通の先生以外は反応無し、
2)1年5ミリシーベルト(セシウムだけ)の給食が始まったとき、これが1年17ミリ
以上になるので受け入れないように呼び掛けたが、反応無し、
3)給食責任者から「汚染された食材を拒否する親がいて困る」という相談があり、
「汚染された食材を拒否する方が、食品提供者と考えが合うはずだ」と答えるような
ことまであった、
4)一関などが汚染されたので、子どもが被曝したり、汚染された食材を食べないよ
うに注意を喚起したら、市長や議会から抗議を受け、メディアからも「なんで一関の
名前を出すのだ」と一斉に攻撃を受けた(一関ではその後、汚染牛、汚染食材、高線
量率を出した)、
5)1年20ミリという福島の被曝量は、1年に胸のレントゲン400回に相当すると警告
したが、教育関係者は「お上が言うのだから」と自らの判断を避けた、
6中国地方の中学校と記憶しているが、修学旅行に日光に行くということで心配した
親から連絡があり、「大人でも行かないのだから」と校長先生にメールを差し上げた
ら、「昨年も行ったから」という回答があった、
7)東京の学校が日光に次々と行くので、何回か控えるようにお願いしたが、生徒の
全体の被曝量を計算せずに、日光に行ったときだけを計算していた、
8)親が心配しているので、行事の参加をいやがる子どもを「そんな人間は日本人で
はない」という先生が多かった、
9)先日、汚染地帯に行くのをいやがった子どもに対して、次のようなことをした先
生がおられることをメールにあった(かなりの数があった)
「子供は学校で校長先生や他の先生に囲まれて参加しないと残念な気持ちになる と
か日光でも生活をしている人がいるのにその人たちの心を考えた事があるか など 
泣くまで延々と説き伏せる行為に及びましたこのような状態の中で学校が子どもたち
を汚染地帯に連れて行くのが跡を絶ちません。」
・・・これが被爆した国日本、そして文明国でしょうか・・・
大人の理由は、
1)子どもたちを被曝させても声が小さい、
2)親の内、心配している親は少ないので、親同士のイジメで解決できる、
3)子どもたちがどのぐらいの被曝をしているかは計算しない。これまで被曝してい
ないとすると、汚染地帯に連れて行っても問題は無い、
4)日本人を被曝から守る法律はないと主張する、
5)国は子どもたちを被曝させても問題は無いと言っている、
6)これまでのつきあい、リベートなどがある、
7)汚染地帯の人の生活が大切で、子どもの健康を犠牲にしても良い。
特に原発事故の後、日光などの汚染観光地へ子どもを連れて行くことが多いのですが
、大人の観光客は激減しているところに、「大丈夫だ」と言い、保護者同士で監視を
させて強引に行事を実施しています。
校長先生!! あなたの人生は教育だったのです。是非、教育者の本来の姿を取り戻
し、子どもたちを汚染地帯に連れて行かないようにしてください。将来に対して先生
は法令を超える責任を持てますか?
(平成24年10月21日)
武田邦彦





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最終更新日  2012.11.18 17:28:47
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