2008.01.31
XML
カテゴリ: 論調
マスメディアの威力は絶大である。いわば、世の中の風向きを決める力を持っている。それだけに、その報道者は、世の中に対して、責任を持つべきである。間違った方向に動いて、“しまった”では許されない。世の中を面白おかしく扱って、喜んでいるようなことは言語道断であるが、第三者顔で、冷え切っていてもいけないし、被害者意識でわめき散らすばかりでもいけないのである。今、アメリカのサブプライムローンの焦げ付きで、世界同時株安、世界経済の低迷を招いたことについて、火を更に炊きつけるような発言も、心しなければならない。日本でも、昭和40年代後半に起きた石油ショックで、ビニール製品、トイレットペーパに及ぶ危機感を煽り立てたのは、報道の行き過ぎでもあった。世の中に責任を持つとは、すなわち、世の混乱の収拾、火消しにも寄与するべきなのだ。危機を訴える一方で、収集への祈るような気持ち、改善策にも積極的でなくてはならないのである。世の中が無責任であればあるほど、それに同調するのでなく、責任を持つ姿勢を堅持して欲しいものである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.01.31 23:17:20 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: