私の沼

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2006.01.08
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カテゴリ: 雑記・エッセイ
浦安にあるアレである。
ときどき、「ネズミ園」なんて言って茶化す人がいますね。
気持ちはわからないでもない。
日本一メジャーな遊園地だし、いつ行ってもひたすら混んでいるし、妙に晴れやかで、悪口を言いたくなる人の気持ちはようくわかる。

わたしも取り立てて、あそこが好きだということはないんです。
自分から行きたいと思うことはほとんどないし、いつも子供の付き合いだ。
行くとしても年に1、2回程度だ。
でもこれが。この程度の人でも、あの門をくぐったとたんに、やたらとワクワクしてくるのですよ。

あそこは全くの異世界だ。

あそこの従業員はやたらとにこにこしている。
等身大の人形がまるで生きているかのようにその辺を闊歩している。
気がつくとそこらじゅうで意味も無く、一日中パレードしている。
夜のパレードはひどく豪華で、少し悲しくもある。

こどもたちは逆に、予備知識などないから、その世界に順応してしまうようである。
子供にとっては、あれは現実の風景なのだ。
しかし、大人であるわたしにとっては、奇妙な既視感を持って迫ってくる光景なのである。

わたしは遊園地の乗り物にほとんど乗らない。
だから大抵の遊園地で暇をもてあますことになる。
観覧車もジェットコースターも嫌いだ。
スリルのある乗り物に乗る趣味はわたしは全く無い。高いところも嫌いだ。


ディズニーランドでは並ぶ時間が長すぎて乗り物なんかほとんど乗れない。
でも、わたしは乗れなくても良いから、あそこのメリーゴーランドを眺めているほうが、スリルのある乗り物に乗ることなんかよりもずっと楽しい。
お金さえ出せば、非現実的な光景を見せてもらえる、それが遊園地なのだとわたしは思うのだ。
ただぶらぶらと歩いて、アイスを食べて、ピザを食べて、一日中油っこい食事をして、夜のパレードを見る、それが異世界での正しい一日じゃないかとさえ思う。
元を取ろうなんて考えてはいけない。

それでこそ幻想は目の前に「現実に」出現するのである。

それには、頭の中の切り替えも必要である。
そして、この感じは、わたしは少し、「恋」と似ていると思う。
恋をしたいとき、美しい女性、または素敵な男性を前に、「元を取ろう」なんて考えるのは実に貧乏臭い考えである。すべてを出すのがいい。
お金だけに限らない。

恋は幻想に過ぎない、と思う。
だからこそ「理性」や「現実」を投げ出さなければそれに浸りきることはできない。
ケチケチしたくなるようなら、それは別に恋なんかしていないのだ。

全然関係ないけど、わたしはあそこのキャラクターは全然好きじゃない。
なんでかわからないけど。
あれでキャラクターがもっともっと非現実的だったらいいのに、と思う。
うーんでもこういうマヤカシも、見た目の良い人だけに恋をするとは限らない、ということを示しているような気がする。

たとえ張りぼてでも、マヤカシでも、それでいいときもあるのだと思う。




「初出・現代詩フォーラム」






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Last updated  2010.02.06 17:06:22
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チアーヌ

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チアーヌ @ アンテさんへ ありがとうございます。お返事遅くなって…
アンテ@ よかった~ 遅ればせながらですが。。。 とにかく、…
masashi25 @ コメント失礼します☆ ブログ覗かせてもらいましたm(__)m もし…
チアーヌ @ Re[1]:美容院へ(02/12) ちーぼーさん 年も関係あるみたいだよね…
ちーぼー@ Re:美容院へ(02/12) 最近更新してないと思ってさっぱり見てい…

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