LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

2005年06月20日
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テーマ: 87歳(59)
カテゴリ: こんな日
2005/06/20 lunedi

しかし、私に「いつ来るの?」と聞く。
こっちにまた連れてきて、87歳にとって不本意な生活を強いるのがホントにいいのか?考えてしまう。
もしこのまま、向こうで生活するとしたら介護保険はどうなる?
区の支援センターに行ってみた。

こっちの介護保険を向こうで使うことは出来るらしい。
ただ、向こうの方が高いレベルのサービスが用意されている場合とか、長期になるようならば住民票を移した方がイイし、また移すように勧められるだろう。
本来住民票なんてものは気軽に何処へでも、行くところ行くところに移せばいいものだということは分かっているが、87歳の場合、恩給の受け取り場所が同時に変わることになるからやっかいなのだ。

これが、もうかなり難しいことになってしまっているのだ。
字そのものが書けないと言うことではなく、書くのがイヤなのだ。
何でこんなもの書かなきゃいけないのか?
何故代わりに書いてくれないのか?
理屈も何もない。
私を困らせようとしている。 と言い出す。
それに、更に重大なことになってくれば、イヤでもこちらに連れてくることになるわけで、それは案外早い時期に来てしまうかも知れないと思うと、今移していいものか?
第一、半世紀以上も住んでいながら、彼の地の人間ではないと言い続けて、出生地への思いはますます強くなっているのに、今更移すなんて、承知しそうもない。

相談員といろいろ話し、その後介護保険課でも相談してみたが(こういう時って、同じ話を2度しなきゃならないのね)、やはり、もっとも難しいケースだといわれる。
認知症の大変なところは、自分がおかしいという自覚が全くないこと。
分かれば、認知症ではないわけで、疲れもストレスも感じないから、ますます元気になって、自分では何の問題もないと思っている。

少なくともあの時点では、妄想はなかった。
介護サービスを受けるとしても、被害妄想が酷ければ、ヘルパーさんに家のことを頼むことは出来ないし、グループホームなどに入る事も難しい。

結局、当人にとっては、長く住んでいたところがいいわけで、事故など起きないよう気を配りながら、もうしばらくはこのまま置いておくしかない。
何かあれば、その都度対応を考えていくしかないようだ。
介護保険制度の谷間でもあるといわれてしまった。







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最終更新日  2005年06月23日 07時40分19秒
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