LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

2005年12月08日
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テーマ: 88歳(41)
カテゴリ: こんな日
2005/12/08 giovedi
音訳雑誌の校正日で、今月は 「小説新潮」 担当。
「歴史読本」の時は2人で組むし、いろいろ調べなくてはならないことが多いので、時間が掛かる。
けれど、 「小説新潮」 は1人だし、今日のは読み手もしっかりしていたので楽だった。
それに、読んでる文章によってもこっちの疲れ方は違うものだ。
今日は谷村志穂と阿刀田高だったので、それも助かった。
谷村志穂の作品は、私にとって初めての出会い。


終わって、88歳の病院に行く。
昨日からタクシー乗り通し。
痛めた足のこと考えると、ホントは彼方此方しない方がいいのだろうけど、昨日行けなかったので、洗濯物とか気になるし・・・
捻挫したのが、左足なら、オートマ車OKなのに、今回は右足だもんね。
タクシー使うしかしょうがない。

もう術後10日目になる。
歩行器で歩くのは来週からという。
流石に、88歳ストレスたまってきているのか、あまりいい状態ではない。
我が家にいた時のようになってきている。
「この間のあなた達の芝居ね~」なんて、突然言い出す。
この前、チョット熱のあった時、芝居の 幻視
「私たちって?芝居なんかしてないわよ」
「そ~お?それじゃまあいいわ」
やっぱり、 幻視 或いは夢とは思っていない。
88歳の中では、私たちでなければ他の誰かが芝居を上演していたことは間違いないのだろう。


他のことは直ぐ忘れちゃうのだけれど、 幻視 で見たものはいつまでも覚えている。
何週間か経ったあとでも、病院の先生の前で、直後に私に話したのと同じように話している。

それがリアルな世界のことはそうはいかない。
私の居ない時に来て下さった方に、何か書き残してって貰おうと、ノートとボールペンを置いて、ちゃんと言っておいたのに、翌日にはボールペンがどうしても見つからず、代わりを持ってきたら、今度は、ノートも消え失せている。
深く追求すれば「さっき誰かがそ~っと持ってった」などと言いかねない。
まだベッドから降りられない状態でも、こんな風に物が無くなるのが不思議。
グループホームに入ってからは、こうした訴えが殆どなくなったのは、自分のテリトリーが狭くなったからと思っていた。
幻視 だって、嘘のように消えているようだったのに。

陸橋小ツリーもう冬至も近く、5時前だというのに、病院を出るとすでに暗い。
この季節、其処此処のイルミネーションを見ながら、帰りは駅まで歩いてしまった。





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最終更新日  2005年12月11日 06時02分28秒
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