LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

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2005年12月10日
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テーマ: 88歳(41)
カテゴリ: こんな日
2005/12/10 sabato
今日もまた88歳の病院に行く支度をしているところに、グループホームのケアマネージャーのSさんから電話が掛かってきた。

術後2週間近くなり、受け入れの準備などあるので、1度病院のスタッフと話をしたいという。
正直いって、今の状態で、とても退院なんて見えていなかった私。
まだずっと先のこと、ととらえていた。
しかし彼女は違った。
この前責任者のOさんも、早く連れて帰りたいと言ってくれていたが、毎日のように、職員の誰かしらが、病院に行ってくれており、その話を聞いて更に心配が募り、具体的に動いてくれようとしているのだ。

何が心配って、 認知症の進行
グループホーム という施設そのものが、 認知症 の進行を遅らせるのに効果があると、欧米で認められ、日本でも最近推奨されるようになった施設。
そして、88歳が入所して1ヶ月半近く、顕著にその効果はあって、別人のようになっていた。
そこへ今度のアクシデント。
口惜しかったのは私だけでなく、GHのスタッフみんなだった。
88歳でさえ、入院当初 口惜しい という言葉を口にしていた。
懸念された術後の せん妄 も見られず、我が家で起きていたならさぞ酷いことになっていただろうに、と感謝でいっぱいだった。
しかし、この数日は、まるで、クスリが切れたかのように、どんどんおかしくなっている。
おそらく、ベッドの上だけという ストレス
そして、病院がどこまで、理解してくれているのかについての不安もやはり感じてくれている。
それは彼女の方が私などよりよほど沢山の事例を知ってるだけに、具体的な心配なのだ。

来週中には病院に行って、退院の時期と受け入れ態勢について、ケアマネージャーの立場で話をしたいから時間を作ってくれるよう話しておいて欲しい。

彼女の伝言と、薬の謎の追加分を持って行った。
昨日薬の件で電話をくれたり処方箋を貰ってきてくれた看護師さんが、 「病棟主任」
「私が伺いましょう」
と別の 「病棟師長」 という名札を付けた看護師さん。
この前、久し振りに幻視が見えたのかと思った、 芝居 の日、私が思わずナースステーションの前で、
「あ~、どっか違う世界へ行っちゃってる~」
と嘆いた時、ニッコリ振り向いて
「そうね、時々違う世界に行くみたいね」
と言った看護師さんだった。

そして、伝言をしっかり聞いてくれて、
「では、医師にも連絡をして、私の方からお電話差し上げるようにします」
と、改めて名刺をくれた。

私の喘息でお世話になっている病院は、もっともっと大勢のスタッフがいても、患者の対応の仕方にそんなに差を感じたことはない。
しかし此処は、最初に説明を受けた院長と、手術時の若手の先生、そして、線の入った帽子を被った年配の看護師と、若手の看護師。
大きな違いを感じる。
前々から、メスを持つのは若い方がいいに決まっていると思っていたから、手術については却って心配しなかった。
が、病棟のスタッフについても、
話せば聞いてくれる人と無駄な人 が、やっと見当付いてきた。
でももう入院してから2週間が過ぎている。





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最終更新日  2005年12月12日 00時36分26秒
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