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2019年03月15日
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『Jaegers Grenze』 を書いて #Relotius は失敗した。この記事にウソを含めたことが裏⽬に出た。なぜならこの記事には共同執筆者がいたからだ。彼は Relotius のインチキに加担せず、記事捏造の可能性を指摘し、その証拠を集めていた。その共同執筆者 Juan Moreno は、2007 年以降世界中 を取材して、SPIEGEL に寄稿している記者である。Moreno はこの記事の件で Relotius 本⼈とも、その他の関係者とも対⽴することになってしまった。そして⾃らの職を危険にさらしながら、破れかぶれになりながらも調査を進めた。彼はこれをすべて⾃費で⾏っていた。その 3、4 週間、Moreno はとても苦しんだ。当初ハンブルクの SPIEGEL 本部の同僚や上司は、彼の告発を信⽤しなかったからだ。Relotius が︖ インチキを書いたって︖ あの謙虚な Claas が︖ よりによってなぜ彼が︖

11 ⽉下旬から 12 ⽉初旬にかけて、SPIEGEL 編集部員の⽬にはまだ、Moreno が賭けに出た悪党で、Relotius は誹謗中傷の被害者に映っていたのかもしれない。Moreno のどんな執拗な問いも、調べ上げられた証拠も、Relotius は巧妙にはぐらかした。Relotius には Moreno を不審⼈物に仕⽴てあげたり、批判に対してもっともらしく反論したりする⽅法がいくらでもあったし、保⾝のためには真実を捻じ曲げもした。しかし、それを永遠に続けることはできなかった。悪事発覚の不安から、とうとう Relotius は眠れなくなってしまったのだ。Relotius が屈したのは、先週、上⻑で社会部副部⻑の Oezlem Gezer が Relotius に説明を求めた時のことだ。彼⼥は Relotius をもはや信じることができないと直接⾔い渡した。⽊曜⽇に Relotius は、所属部⾨の部⻑と編集⻑との⾯談の場で真実を⽩状した。もっともそれは、彼の⽴場からの真実であった。

Claas Relotius 33 歳、SPIEGEL の有名記者。すでに多くの賞を獲得した同世代の間で⼈気のあるジャーナリスト。しかし、彼は記者なんかではなく、⾃分勝⼿にうまい作り話を書いていただけだった。彼の書いた記事では虚偽と真実がないまぜになっている。彼によれば、調査に基づく嘘のない記事がある⼀⽅、まったくの作り話や、引⽤を操作し事実に⼿を加えたものがあるということだ。⽊曜⽇、彼は次の⾔葉どおり告⽩した。

「次に何が起きるのかなんてどうでもよかった。失敗することに怯えていたのです」「成功を重ねるたびに、失敗 してはならないというプレッシャーがどんどん⼤きくなっていきました」

虚実のないまぜであるにもかかわらず、⼀流だと思われてしまった⼀連の記事で、Relotius は今年最も成功したジャーナリストのひとりに選ばれた。Relotius はドイツのジャーナリストに贈られる次の 4つの賞を獲得している。 Peter Scholl- Latour 賞、Konrad-Duden 賞、Kindernothilfe 賞、Katholischer Medienpris 賞 。さらに Coburger Medienpreis 賞を受賞した。 CNN の Journalist of the Year にも選出され、さらに Reemtsma Liberty Award、European Press Prize に表彰され、 Forbes の 「30歳未満の30⼈」ヨーロッパメディア部⾨ にも選ばれた。いったい彼は授賞式で贈られた賛辞をどうやって耐えぬいたのか。退場の際に羞恥⼼を感じなかったのか。

出典: SPIEGEL ONLINE





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最終更新日  2019年03月18日 21時29分00秒
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