■Rick in Lugano 2009年6月2日のルガノジャズフェスでのリックのコンサートDVDを見る。おおお2004年のイエスのライブと同じ場所だ。フルオケ&コーラス付きの本格仕様だけど、ジャズフェス&野外だからなのか、オケ団員もTシャツと軽装。 もしかしてDVDで見られるリックの最新映像かもしれない。まだこれだけやれるのならいいわ。いきなり始まるし、商品としてはなんの工夫もないDVDだけど、アングルと画質はいいわあ。 鍵盤アップ真横から撮影しているので、どのくらい鍵盤を押しているかもよくわかる。手の甲の毛や毛穴までみえるクオリティに吹いた。 リック様登場。いつもの黒のコートジャケットこそ、地紋入りの高級地で仕立てたものだけど、足元は白いスニーカー。この人、本当にTPOとか考えないよね。革靴履いたままゴルフしている写真もあったし。さすがに年をとってからシックにはなってきたけど、全体のスタイリングとか考えないんだろうなあ。曲の合間にペットボトルから水をごくごく。 音はやっぱり圧倒的に圧の高いきらびやかな音。1曲目のアーサー組曲なんて、ほとんど弾きっぱなしのピアノ協奏曲だな。たいして汗をかいた様子もなく、体力半端ない。 次いでヘンリーからと私の好きなgone but not forgetton、ビートルズ2曲メドレー、ホワイトロックからの1曲を挟んで、アーサーから魔術師。 魔術師の例のラグタイム風はかなりゆっくり目でこのぐらいのテンポでなら私も弾ける…と思ったら2ターン目は早かった。あーやっぱりピアノだと少ししんどそうだな。まあイエスのライブでやっていたのはキーボード鍵盤だったからねえ。 最後は地底探検。
■Keys to Ascension(Live) やっとたどり着いたKeys to Ascension。1&2におまけDVD付きがあったので、それを購入。DVDは実はすでに手元にあったけど、リージョン1でPCでしか見られなかったので、クリスが曲解説をするモアおまけも気になったので、結局買ってしまう。でもCD4枚DVD1枚で3000円とか良心価格だわ。 先にクリスの解説をざっと聞く。もう5人の声はすっかり聞き分けられるようになって、あの口ごもった感じのクリスの声は聞き取りにくいかと思ったら、多分ワールドワイドなファンのためにだろう、すごくゆっくり話してくれている(まあ、もともとこんな感じのしゃべり方だけど)。ディクテーションしやすいのはリックだけど、ダジャレが多くて中身がうすい。しかし、クリスがこれだけ長く昔話をするのは珍しい。でも聞いてみるとすでに知られた話が多い(笑)。
96年というと、ユニオンツアーから5年か。みなさん(ジョン以外)間もなく50歳という壮年期のプレイですな。5年前と比べてもハウ以外、体積が増している。特にクリスとリック。リックもデコが後退してきて珍しく7:3分け。なんだかビジネスマンのようにも見える。そして普通の黒ジャケット。普段はTシャツのおっさんだから、これでも「衣装」なんだろう。あ、でもインの白シャツは開襟ぽい合わせになっていて(ダブル?)何気に凝ってる。 ジョンの衣装がABWHやユニオン時の流れでさらにパワーアップしてたわ。レースが織り込んであるなかなか豪華なローブというかガウン。着物テイストで袖長し。デブ隠しの意味もあるかもね。この頃のジョンがいちばん太っている&髪が長い。こういうの着せて似合うロッカーはほかにいないw。ましてや白なんてをや。 クリスはこの頃からもうすっかりスモック風のビッグシャツ。このブーツは70年代にニーハイで履いてたやつかもしれない。ルーズソックスよろしく、もうふくらはぎまでしか上がらない。足まで太ってくるって、やっぱり肉と酒だろうなあ。 ハウさんは、頭髪の老化具合が悪化しているけど、お品のよろしいシンプルなスタンドカラーの白シャツ。学生みたい。 あれ、リックの白シャツが途中で変わってる? ボタン止めただけ?ハウさんのシャツも変わっているように見える。あーやっぱり着替えてる。おんなじような白シャツにw。ハウのシャツは厚手で光沢もあってかなり高級そうな生地に見える。今回の衣装コンセプトは白と黒なのね。And you and Iからはジョンも中のシャツを着替えてた。どんだけおしゃれさんなのみんな。 あ、衣装替えに見たのは、複数日のライブからセレクトしているからか。ジョンがまた最初の衣装に戻ってたんで、着替えているわけではなさそう。
海洋からの神の啓示のライブは初めて見る。このアルバムに批判的だったリックがすごくいい仕事してるのに驚いた。シンセの奇をてらった音じゃなくて、アコピの音でなかなかの超絶技巧プレイ。 あ、でも中間部のシンセプレイ、音と映像が合ってないんですけど。音だけあとから差し替えたのだろうか。なぜ? Turn of the century、リックのピアノがうるさいんですけど。ラストのハウさんのアコギプレイにまでかぶせなくてもいいのに。スタジオ版のほうがいいわ。
■Glumpy old rock starその後 えっと、リックの2冊目、あと少し。後半、どんどん下ネタになってきて下品すぎてあわわとなっていたところにいきなりポーランドとショパンの話になって(中身は例によってくだらない)、そのあとにやっと禁煙と断酒に成功した話がでてきた。若いころの鯨飲ぶりがうそのようだ。彼はベルリンの壁崩壊前の東側にも行っているんだな。ネットなんかない時代の東側は、南米同様怖かっただろう。 今日3冊目(その後の話)が届いてパラ見したけど、もうすっかり実業家なのね。グリーンでクラブ握っている写真が複数あるし、ホワイトタイの正装とか、40年前に腰まで伸ばした金髪のロックプレイヤーだったなんて信じられない。ほかのメンバーでここまでソーシャルな活動している人っているんだろうか。ハウはギター一筋だろうし、アランはシアトルでヨット三昧?ジョンも音楽一筋。交友関係も含め、やっぱりリックの活動はいろいろと過剰だ。そしていろんな意味でリックにとってのイエスの歴史は2004年で終わったんだなと思うと、ちょっとさみしい。でもたくさんの名曲を残してくれて、幸せな時間を過ごさせてもらった(40年ぶりに再燃中)。もうツアーどころか、長時間のコンサートもやっていないみたいだけど、「またか」という内容で構わないから、時々は元気にピアノを弾く姿を見せてほしい。