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思緒里

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2016.03.30
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テーマ: 徒然日記(25405)
カテゴリ: 音楽全般
■すっかり慣れてきた口語体英語
平田牧場でとんかつ食べながらGrumpy~の2冊目に着手。こっちはペーパーバッグなので、バッグに入れて持ち歩ける。
ハードカバーを取り寄せた最初のGrumpyは、どうでもいい過去の笑い話集(しかも下ネタ多数)で、一読一笑読み捨てするような内容ではあるんだけど、仕事以外で洋書を読むのは本当に久しぶりなので、口語英語を辞書に頼らず読み切る訓練にはなった。まあ下ネタといっても具体的に描写する わけではないからいいんだけど。
ドイツのレストランでの、ポルノ白雪姫鑑賞の話は、結末が想像できるだけにニヤニヤしながら読んだ。リックの本はとにかく文章が短くて重畳。そして絶対気取らないのがいい。人気だった70年代も上から目線的な見方はしない人で、でも尋常ではない物量・質量でブルドーザーのように仕事をしていて、それを誇るでもなく、一方で高級車を次々集めまくったりと、ある種天然な超人なのだった。

2冊目は最初のGrumpy以後の話が多そうだけど、写真を見て、音楽活動より社会活動のほうが多いのかなと思ってみたら、最初の偽ファンレターの話はピンとこなかったけど、次は2003年頃のイエスのサイン会の話で、やった~と思いながら読んだら、なにやらやっぱりちょっと色っぽい話なのだった。結局、そういうエピソードしか記憶に残らないんだろう。
クリス・スクワイアが酔っ払ってサイン会でいびきかいて寝ちゃった話とか(机につっぷして寝ていたので無理やり起こそうとしたら今度は仰向けになって寝ちゃったとか。巨人は睡眠時間が長いという説があるが、クリスが時間にルーズなのは睡眠時間が長いから、に一票)、女性が胸をはだけて「ここにサインして」と迫ってきて、震える手で思わずミドルネーム(Christopher)まで書いちゃったとか、クリスは乳首をiの・に見立てて芸術的なサインをしてたとか、あほなロッカー丸出しでかわいい。だってこのときすでにみんな50過ぎw。

リックは2009年にRick Wakeman's Grumpy Old Picture Show, featuring an evening of music and stories from his careerというシリーズのツアーをしている。これはおそらく先日DVDで見た、「ピアノとお話」のコンサートに近いんだろう。2冊のGrumpyは、そのネタ本なんだろうと推測してみる。

今年3月10日にリックが出演した舞台(なにかのチャリティーっぽい)の映像が3分割されてアップされているのを発見。おおお~Fazioliを 弾いている。そして1月に比べて髪が長くなっている。
客席からなので、遠くて表情とか手とかが写らないのが残念だけど、リックの最新の元気な姿が見られてうれしいw。お、上方に手元を撮っているプロ ジェクターがあるのに、よく見えないよ(涙

順不同だけど、
1)ボウイのスペースオデッセイ(ground control to majour Tom~♪)とLife on Mars。チャリティー発売したシングルCDに入っているセット。聴きたかったからいいんだけど、原曲はメロトロン炸裂だった前者をピアノで弾くってどうなのと思ったら、案の定よくわからないアレンジでふんわりやさしいイージーリスニングになっていたw。元を知らないといい曲には思えないなあ。火星の生活はウォークマンに入れたので、あとで耳コピして自分でも弾きたい。時々音が抜けていたから万全とは言えない演奏だったかな。
2)エリナーリグビーExtendedバージョン 曰く「プロコフィエフ風」のエリナーリグビーはとてもお気に入りのようで、事あるごとに弾いているけど(アダムとのセッションでも聴いたけどアダムが下手すぎ)、これもちょっと無理している感じがする。
3)イエスメドレー(同士と不思議なお話を)同士の中間部がすごい。リックお得意の高速アルペジオ炸裂プレイ。こういうのを聴くとまだまだ衰えていないとも思うんだけど、やさしいところで音が抜けちゃうのは手抜きに聞こえてしまうよ。

3本で20分弱の尺で、まあゲストなんだろうなという感じ。不鮮明だけど足元がサンダル履いているみたいに見えてちょっと気になる。糖尿病性の感染症とかになっていないといいけど。

リックのSNSではよく「今日はスタインウェイを弾く」(おそらくフルコンサートグランドを指している)と書いているのを見かけるけど、Fazioli弾いているのは初めて聴く(一緒に移っている写真は見たことがある)。ただでさえも打鍵力が半端ないリックが、きらびやかな音が身上のFazioliを弾いたら、うるさすぎないだろうかと心配になる。過剰な装飾音はたっちをハンマー軽めに調整していないと弾きにくいと思うんだけど、 Fazioliはどうだったろうか。でもクラシックファンの傲慢を承知で書くと、ポップスに使うのはもったいないピアノなんだけどね。

イエスの曲をリックが勝手に何度も人前で弾くことで、もちろんイエスに権利は発生しているだろうけど、イエスの曲の普及に貢献しているという事実。ソロピアノでも何度も弾いているようだから(レアらしくて高額で買えなかったけど、アルバムも2枚出していた)、そのうちイエスの看板が外れて独り歩きしてスタンダードナンバーとかになってくれるかもしれない。とくにwonderous storiesや the meetingはポップでいい曲だから、流行るといいのに。

■21世紀のリック
英文のWikiは彼の公式サイトと連動しているらしく、かなり詳細なバイオグラフィーが公開されている。「聴きたいことがあったらこれちゃんと読んでからにしてよね」って感じかも。
Full Circle Tour 2002年7月~2003年10月
35th Anniversary Tour 2004年4-9月

2005年 カストロに招かれてキューバで公演し、チェゲバラの手袋をもらう。
2006年 ジョン・アンダーソンとのツアー。→これはLiving Treeのことかな。2010年にもやっている。
2008年 イエス40周年ツアーは、ハードスケジュールは無理とドクターストップがかかり、ここでオリバーを推薦する。FFHはこのあたりかな。
2009年はRick Wakeman's Grumpy Old Picture Show, featuring an evening of music and stories from his careerでツアー。なるほど、MCと演奏のショウはこのころから定番化したのね。
この年のイエスのツアーは断わっていて、翌年には大プロジェクトが控えている(ヘンリー)。たぶんこのころから体に負担のない仕事をするようにしたんだろう。

2010年 Classic Rock Roll of Honour Awardsを受賞
2013年The Theory of Everything by Ayreon.で演奏 →これは知らない。ホーキングの映画?
2014年~地底探検40周年記念国内ツアー(14日間)

あとは半端ない量のメディアへの露出。視聴者がマスプロダクトやサービスにクレームつけて検証する番組にもレギュラーで出ていたらしい。私が見た Planet Rockはやっぱりラジオ番組のようだけど、ProgRockをリスペクトする若い人たちの番組にもひょうひょうとして登場するところが人気の秘密かも。

2007年と2011~12年が抜けているな。こないだ見たスタジオライブは2011年じゃなかったっけ。

■リックの健康問題(爆)
リックはあれだけの図体をしていながら、20代から多くの健康不安を抱えていたようだ。その最たるものが20代に起きた3度の心臓発作(先の2回 は自覚症状なし)。これは過剰な飲酒・喫煙などの生活習慣に依るものだけど、この時代に彼はイエスでこわれもの、危機をレコーディングし、ソロでは文芸三部作とか、すごい量の「今につながる一生食える仕事」していたのも事実。
若いころって次々いいアイデアが浮かんできて、寝なくても平気で、知らず知らずに体をいじめながら膨大な量の仕事をこなせる、みたいな時期って必ずある。リックのようにすべてが過剰な人は長生きできないのが通例だけど、余命宣告されたり死にかけたりしながらも、なんとか60台後半まで来られた。もうピアノが弾けなくなっても、昔話ばっかりでもいいから、あと10年くらいは人前に出てほしいものだ。

彼はほかにも80年には練習のしすぎで手が関節リウマチと疑われたり(一大事じゃないか!)、85年には肝硬変になって断酒したり(Grumpy にあった「余命半年」はこれ)。肝臓はアルコール性もあるけど、A型とかじゃないのかな。最初の奥さんとの会話で「黄疸でてる」みたいなのがあった(インタビューだったかも)。80年代のイエスにリックの影がないのは、健康上の理由もあるのかもしれない。その後も99年に肺炎と肋膜炎(胸膜炎)で死にかけている。これはkeys to~の後だね。肺炎も肋膜炎も感染症だから、意外と易感染性体質なのかも。

北ヨーロッパの人って、総じて体温高くて、冬でも半そでTシャツに短パンで東京の町を歩いていたりする。話していると確かに、対面しているだけで 熱が伝わってくることがあるw。そういう人たちが炎症で発熱した場合、どうやったら「熱がある」ってわかるんだろう。そもそも向こうには「平熱」って概念がないとも聴いている。自己申告の悪寒でしか判断しないのかな。
リックはすでにやっている肺炎には気をつけてほしい。誤嚥性はまだ早くても間質性がやばい。とくにイギリスでは老人に抗生物質使わないみたいなので、一旦内臓機能が低下したら、まっしぐらだと思う。低栄養になっても日本みたいにIVHも胃ろうもしないみたいだから、食べられなくなってもたぶん終わり。看取りのシークエンスだったらそのほうが自然でいいけど、リックは今はちょっと太りすぎだけど、あんまり頑張ってダイエットしないほうがいい。

リックは昔からがっしり体系で、痩せているというイメージは全然ないけど、少なくとも71年のイエス加入直後の10月のギグの映像と、76年暮れ のGoing for the oneレコーディングの頃は、お腹も出ておらず普通体系だった。その間にけっこうお腹がだぶついている時期はあったけどね。ライブではマントに隠れて見えなかったけど、腕とか意外なほど細くてキュンとしたものだ。90年代前半くらいまでは指も細くてきれいだった。指フェチ歴35年の自分が言うんだ から間違いない。しかし2003年ライブの映像でのリックはラメとビーズがびっしりついた重そうなコートを着ていたが、髪も長めだったこともあり、ニコ動では後ろ 姿が「巣鴨のおばちゃん」とか言われてたw。

Mirror紙の2年前の健康インタビューでは、リックは「パンをカットして(糖質制限?)、夜6時以降は食べないで2ストーン落とした。目標は来年までに4ストーンおとすこと」とか話していて、ストーンとはどんな単位ぞやと調べたら、1ストーン6.35キロだった…あわわ。もう10キロ単位で増減しているということなのね。4ストーン=約25キロだよ。普通の女子なら半分なくなる量だ。

いまSNSには野菜を収穫する様子やスープをつくるとかなんとか、涙ぐましい菜食の様子がつづられているけど、我慢がストレスになったら逆効果なんだけど。1月にボウイ追悼でBBCに出ていた彼は、顔はパンパンだし首回りもお腹もなかなか大変なことになっていた。これは4ストーン落とすどころか2ストーンさらに増強している感じだ。みため130キロオーバーだろう。もともと質量が大きいんだから、筋肉量維持するためにタンパク質はとってほしい。こわいのはロコモとフレイルとサルコペニアだからね。

ハウさんは一時、自然食品の店を持っていたほど珍しく菜食が続いている人だけど、クリスやリックとは逆の意味で心配。体脂肪率1ケタ台の人って弱ったら余力がないからすぐダメになりそう。老人はちょっとメタボくらいが、病気になった時に体力温存できていいんだけどなあ。アランはストレスフリーなプライベートライフっぽいし、ジョンも好きなことだけやっているから、極端に太ったりしていなくて健康そう。
もう一人欠けてしまったんだから、無理なツアーはしないで、たまに元気なことを発信してくれるだけでいい。1月G・フライ、ボウイ、2月にモーリ ス・ホワイト、そして3月キース。続いていてこわい。





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Last updated  2016.03.30 20:30:50
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