“血液の汚れ(老廃物)”を取るとなぜ、病気が治るのか
という本を見なおしてみると
後半部分の5章に『血液検査でわかる「?血」の正体』という項目があり
病気は自分で見つけ、自分で治す!
という本にも
「知っておきたい血液検査の読み方」という項目があり 興味深かったです。
■ 総タンパク (正常値 6.5~8.0 g/dl)
低タンパク血症-栄養不足、肝炎、ネフローゼでおこる
高蛋白血症-慢性感染症、多発性骨髄腫、肝硬変、膠原病などで出現する
高タンパク血症は、グロブリン増加による見かけ上の高タンパクで、決して栄養がよいからではない
総タンパクの中のアルブミン(A)とグロブミン(G)の割合が、健康状態をみる指標になる
アルブミン値は「寿命予知タンパク」とも呼ばれ、アルブミン値の低下は
生命力の低下、病気が極めて危険な状態にあることを示す
肝臓で作られ、人体を構成する60兆個の細胞を養う
γ-グロブリンは病気と戦うために白血球のリンパ球で作られる
理想は、アルブミンが約66.66…%、グロブリンが約33.33…%
アルブミン(A)とグロブミン(G)の比率をA/G比という(正常値1.6~2.4 2.0が超健康状態)
病気の時ほど、グロブリンが増え、アルブミンが減るのでA/G比は小さくなる
A/G比が1.6より下がるのは、アルブミンが減る栄養不良、肝炎、肝硬変などの肝臓病、ネフローゼ症候群の他
グロブリンが増える慢性感染症、関節リウマチ、多発性骨髄腫、ガンなどがある
A/G比が1.0以下になると、完全に病的で、肝硬変やガンでは0.1以下になることがある
低アルブミン血症(栄養失調)になると、貧血、全身倦怠感、免疫力の低下など種々の病気が発生してくる可能性がある
病気の重症度や生命の予後を推測する場合、他の種々の検査値は不要で
アルブミン値とA/G比の値だけで判断できるといっても過言ではないほど重要な検査
■ 中性脂肪 (正常値 50~150 mg/dl)
中性脂肪は、体を動かすエネルギー源ですが、多すぎると皮下や内臓に沈着して、肥満や脂肪肝をおこす
中性脂肪が増加すると、動脈硬化を予防する善玉(HDL)コレステロールが減少する傾向にあるので
高中性脂肪血症は、動脈硬化の一因となる
過食( とくに甘いもの、御飯、パン、麺類、アルコールのとりすぎ
)、糖尿病
ネフローゼ、甲状腺機能低下症、肥満、クッシング症候群などで中性脂肪が増加する
■ 総コレステロール (正常値 120~220 mg/dl)
総コレステロールは、多すぎると動脈硬化の原因となるが
人体60兆個の細胞の膜の成分、性ホルモンの原料、脂肪の消化液の胆汁酸の原料になり
体内に存在する約100gのコレステロールの 1/4は脳に存在していることを考えると
少ないほどよいというものではない
日本の農村に多かった脳出血は、血中コレステロールの低下が原因とされていますし
米国では低コレステロール血症が発ガンの危険を高めたり、精神的イライラを惹起させるという研究報告もある
最近は、コレステロールが低いと、健康長寿になり得ないという論文も多々みられる
・総コレステロールが高くなる病気
肥満、糖尿病、ネフローゼ、甲状腺機能低下症、脂肪肝、胆石
・総コレステロールが低くなる病気
肝硬変、劇症肝炎、甲状腺機能亢進症、栄養失調
100mg/dl未満の極端な低コレステロールは
肝硬変、慢性の重症肝炎など、肝臓の病気による場合も多く、予後(生命)も短い
■ β-リポタンパク (正常値 200~6000 mg/dl)
リポたんぱくは、脂肪(リポー)とタンパクが結びついたもので
水に不溶性の脂肪がリポタンパクになると水溶性に変化する
β-リポタンパクはLDLコレステロール(悪玉コレステロール)とほぼ同じもので
動脈硬化や高血圧になると、コレステロールより先に異常値を示すので
動脈硬化の状態を血液で知るために一番大切な検査の一つ
β-リポタンパクが高くなる病気
肥満、糖尿病、脂肪肝、胆石、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群
■ HDLコレステロール (正常値 男性40~70 女性45~75 mg/dl)
動脈硬化を起こしている部分から 動脈硬化の原因である
悪玉(LDL)コレステロールを 取り除く作用をする
平均値より多い人ほど、動脈硬化(脳梗塞、心筋梗塞)になりにくく
80mg/dl以上ある人は、まず絶対に心配ない
・多すぎる場合
長寿症候群、適酒をする人、適度な運動をする人
・少なすぎる場合
ヘビースモーカー、肥満、肝臓病、心筋梗塞、動脈硬化、高血圧症
高中性脂肪血症、糖尿病、脳血栓
■ 血糖値 (正常値 60~110mg/dl)
・血糖が多すぎるときの病気
糖尿病、急性膵炎、膵臓ガン、バセドー病、肥満症、肝硬変
・血糖が少なすぎるときの病気
インスリノーマ
グリコヘモグロビン(HbA~C 正常値 4~6%)
グリコヘモグロビンは、赤血球のヘモグロビンの一種で
血中のブドウ糖とは、徐々に結合していく性質があり
赤血球の寿命(約120日)と同じだけ血中に存在するので
過去3カ月くらいの平均値がわかる。 空腹時血糖のように
前日の生活状態(過食、運動不足や小食、運動十分)による
血糖のバラツキを考慮にいれなくてよい
■ 酵素
取り入れた食物は 消化酵素により分解された後、血液中に吸収される
吸収された栄養分が肝臓や膵臓、筋肉、脳などの臓器で細胞内の構成成分となったり
エネルギーとして用いられる場合にも、酵素が関与している
酵素はこれまでに約200種類ぐらいが発見されている
唾液中のプチアリン(炭水化物分解酵素)や胃液中のペプシン(タンパク質分解酵素)
ジアスターゼ(大根)、パパイン(パパイヤ)、ブロメリン(パイナップル)
野菜、果物には、フォスファターゼ、パオキシダーゼなど数多く含まれる
アミノ酸の合成を促す酵素
・AST=GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)(正常値 10~40 国際単位)
・ALT=GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)(正常値 5~45 国際単位)
GOT>GPTの時…肝硬変、肝ガンなど、慢性化した肝臓病
とくに3倍くらいの時は、肝がんのことが多い
GOT<GPT…急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝
GOT、GPTともに200以上の時…仕事を減らす
〃 300以上の時…入院の必要性あり
〃 1000以上の時…重症
GOTのみ上昇、GPT正常…心筋梗塞
LDH(乳酸脱水酵素) (正常値 200~450単位)
糖からエネルギーが作られている時に働いている酵素
心臓、肝臓、筋肉、脳など種々の臓器に含まれている
<GOTとLDHが上昇する場合> 心筋梗塞、筋肉の炎症や筋ジストロフィー
<GPTとLDHが上昇する場合> 肝臓病、肝硬変、肝ガンなど
<LDHのみが極端に高い場合>(数倍~数十倍:たとえば1000以上) 悪性貧血、ガン
肩こりや筋肉の痛みの原因物質の乳酸を分解するのが、LDHなので
単なる筋肉痛やこりの時、上昇(ただし1000単位以下)することもある
LAP(ロイシンアミノペプチダ-ゼ) (正常値 30~70 国際単位)
肝臓で作られ、胆汁に排泄されるので、胆道閉塞症があると
滞ったLAPを血液が吸収するので、血中LAPが上昇する
胆石、胆嚢ガン、肝臓ガンで上昇(肝炎や肝硬変でも軽度上昇)
ALP(アルカリフォスファターゼ) (70~250 国際単位)
リン酸化合物を分解する酵素
肝臓で作られ、胆汁に排泄されるので、胆道閉塞症(胆石、胆嚢ガン、肝ガン)で上昇
肝炎や肝硬変でも軽度上昇
・GOTやGPTが正常で、ALPのみ高値の場合
骨の病気(骨肉腫、ガンの骨への転移、クル病、骨粗鬆症)、ガン、バセドー病
・GOTやGPTが正常で、ALPが少なすぎる時
貧血、肝委縮(肝硬変末期、劇症肝炎)
γ-GTP(ガンマー・グルタミル・トランスペプチダーゼ) (正常値 男性60以下 女性35以下 IU/l)
タンパク質を分解する酵素 お酒を飲むと上昇してくる酵素
胆道ガン、膵臓ガン、胆石症、原発性肝ガンなど、閉塞性疾患で、特に高値を示す
睡眠薬、精神安定剤でも上昇してくる
アルコールを飲まずγ-GTPのみ高い人は水分をとり過ぎる、漢方でいう「水毒症」の人
ChE(コリンエステラーゼ)(正常値3.7~7.8×10 3)
アルブミンとChEともに肝脂肪で生産されるので、並行して変動する
健康な肝細胞が少なくなると両者とも値が下がる
ChEが少ないと、肝細胞(肝機能)の働きが弱っていることを示す
・低くなる病気…肝硬変、各種ガン、栄養失調、膠原病
・高くなる病気…脂肪肝、バセドー病
アミラーゼ (血中正常値 55~210、 尿中正常値 110~800<ソモギ単位>) 60-180(酵素法)
アミラーゼは、唾液腺、膵臓に多く含まれている
・血液と尿の両方にアミラーゼが増える場合…膵臓の病気、急性耳下腺炎
・血中アミラーゼ上昇、尿アミラーゼは低い場合…腎不全
・血液と尿の両方低い場合…膵臓病の末期、高度の糖尿病
リパーゼ (正常値 7-120 IU/l)
膵臓に多く含まれている酵素で、中性脂肪を分解する
・血中濃度が上昇する場合…急性膵炎、膵壊死
エラスターゼ (正常値 90-37 mg/dl)
膵臓に含まれているタンパク分解酵素
・血中濃度が上昇する場合…膵炎、膵臓ガン
HBs抗原・抗体 (正常値 陰性- )
B型肝炎で陽性(+)になる
HCV抗体 (正常値 陰性- )
C型肝炎で陽性(+)になる
つづく…
栄養療法~どれくらいタンパク質が摂れる… 2017.02.25
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