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福島第1原発事故で筑波大は、福島県と首都圏東部の土壌汚染地図を独自に作製した。
原発から200キロ近く離れた 茨城県や千葉県の一部の土壌
から
通常の400倍にあたる 1平方メートルあたり約4万ベクレルの
放射性セシウム137が検出された
。健康に影響がないレベルだが
放射能汚染が広範な地域に 及んでいることが裏付けられた。
4万ベクレルは、国が定める「放射線管理区域」の基準と同程度
。
筑波大の計算によると、コメの作付けが制限される濃度上限の
40分の1程度で、健康には影響がないという。
調査対象は、福島県北部から千葉県北部にかけての南北220キロ、東西130キロ。
東京都の一部も含まれる。筑波大アイソトープ総合センターの
末木啓介准 教授(核・放射化学)らが 3月下旬から5月初旬
国道沿いの空き地など 約110カ所で土壌を採取した。
放射能がある程度拡散した3月29日時点に合わせ放 射能の数値を換算、汚染状況を示した。
実測データをもとに広範囲の状況を示した汚染地図は初めて。
半減期30年のセシウム137を見る と、茨城県南部や千葉県北西部の一帯が比較的高く
福島県いわき市と変わらないレベルになっている。茨城県取手市と
千葉県流山市では1平方メートルあたり 4万ベクレルを検出した。
千葉県や茨城県では3月21日に雨が降っており、上空のセシウムが
雨で地表に沈降し、集中したらしい。
原発から福島県北西部に向かって高濃度の汚染が広がる傾向は
文部科学省の調査と一致している。茨城県北部、西部から
栃木県東部と埼玉県東部にかけては濃度が低かった。
末木准教授は「首都圏でも土壌汚染の濃淡が局所的にできている。
比較的濃い地域でも普段の生活は問題ないレベルだが、全容を
把握するにはより広範な調査が必要だ」と話している。
筑波大学 アイソトープ総合センターHP
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