16日日曜日の夜、仕事が終わって家の近所のスーパーで買い物をしていたところトイレに行きたくなり、行ってみると凄い下血。血便と言うよりもう血そのものと言う感じでした。とりあえず収まり、また数分後トイレに行くとまたも下血。しかも量が増えているかも、、。買い物もそこそこに自宅に帰りましたが、またすぐ下血。この時点でもう1リットルくらい出ていたかもしれません。さすがに救急車呼びました。このとき2階にいたので、搬送に備えて階下に降りようとしたのが大きな間違いでした。2段目あたりでサーっと血の気が引いてきて座り込んだまでは覚えているのですが、、、そのまま転落してしまったんです。下の方にちょうどマダムがいたので10段くらいですみましたが、、。救急隊員の方が来るまで数分間意識がなかったようです。あとで、せがれに「死んだかと思った。」と言われました。
搬送先は、済生会習志野病院。救急車に乗ってからの記憶も意識もはっきりしているんですけどね、、。運よく内視鏡の良い先生に担当していただけて、適切な処置により止血していただきました。大腸憩室出血と言う事でした。ポリープとは逆の感じで、つまりポリープは腸の中に向かってニョキと生えてくるわけですが、憩室と言うのは、大腸そのものが外側に向かって小さな袋のようなものが出来るのだそうです。数個から多い時には数十個もできる人もあるそうです。基本的に悪さをしなければ放っておいてよいのですが、今回のように出血を起こしたり、盲腸(虫垂炎)に似たような炎症を起こしたり最悪破裂したりすると、腹膜炎を併発して死にいたることもあるそうです。まあ、なんにせよ病気は甘く見てはいけませんね。そいういうわけで、出血箇所がうまく発見でき、そこにクリップを入れて止めたいただきました。たしか3個入れていたと思います。担当医は消化器科の医長のA先生で、内視鏡のスペシャリストだと助手の若い先生が言ってました。A先生も「うまく見つけてきっちりクリッピングできるのもなかなか珍しいんですよ。」と、ちょっとどや顔でした。搬送された時点で血圧も100を下回っていましたから、すぐに止血できないとちょっと大変なことになっていたでしょうね。先生にも、「血が止まらなければ開腹手術といことになって、そうなると入院期間も長くなりますからね。」と言われました。
出血箇所もおそらく一か所で、処置も適切だったため、大腸憩室のほうは全く問題なさそうです。40時間余りの絶食の後、重湯から始まって退院日の今朝もお粥でしたが、特に退院後の食事指導もありませんでした。もっともさすがに肉焼いてがっつり食おう!なんて元気はまだないです。失血したのでレバーや鹿肉は食べたほうが良いかもしれませんが、、。
問題は打ち身のほうですね。軽く交通事故にあったくらいの全身打撲です。幸い下半身はほとんど大丈夫ですし、頭の方も心配ないです。左肩右肩の打撲が結構まだきついです。奥に左側ですね。右はもう仕事できるくらい回復してますが、左もう少しかかりそうです。
こういう打撲の時には、寝起きするときが一番つらいんですね。特に起きるときは力を入れて、グッと起きると2日目3日目あたりは、あまりの痛みに固まってしまい数分動けないくらいでした。今はもうだいぶ動けますよ。
1週間とにかく治療に専念してました。テレビなし、本も読まず、ネットも無し、安静にしてただただ身体からの声に耳澄ます感じですね。座禅と言うのやったことありませんが、似たような感じではないでしょうか?そうして少しでも体のことを聞いてやって少しでも回復が早まるように、ただ過度の安静では筋肉が弱るし、関節などの可動域も狭まりますから、幸い下半身が痛くないので散歩したり、肩や腕も動く範囲で回したりしてました。
例えば、昨日まではペットボトルの水を最後に顔を上に向けて飲み干せませんでしたが、今はできます。そうやって少しずつ、よくなっていくんですね。
幸い私の仕事は、五感を正確に研ぎ澄ますことと、体を正確に動かすことが究極的な目的みたいなものですから、こういう治癒の時こそも良い勉強になりました。今回も面白い発見がたくさんありましたが、まだこうして文章書くのもつらいのでまたの機会に、、、。
というわけで、各方面ご心配をおかけしましたが今週いっぱいは様子を見て、12月2日からは通常営業に入りたいと思います。
よろしくお願いします。 サンク・オ・ピエのchef中村雅信
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