Clarte Coaching Office

Jun 30, 2004
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カテゴリ: お仕事日記


ネーミングそのまんまじゃないかい!とつっこみたくなるこの教室ですが、
実際は、『接客サービス研修』の一環のような教室です。

ことの始まりは、コーチングの依頼を受けている飲食店がリニューアルして、
私も実際に店舗に入り、見本となるように従事していたところ、店長、およびフロアー担当の従業員から

「ひかるさん、接客がものすごく楽しそう!」(私も楽しく働きたい!)←従業員の心の声
「お客様と自然にお話して、笑いをとってる!スゴイ!」(お客様とお話するのは苦手だけど、せっかくだったらお話したい)
「ユニフォームの着こなしがこなれているけど、どんな着方してるとー?」(自分もかっこよく着こなしたい!)
「かっこよく歩くにはどうしたらいいの?」(猫背を直したいんだよねー)
「巧みなトークはどうやって??」(なんて話してるのか聞いてみたいよー)

と質問殺到。

自分たちも、ひかるさんみたいになりたい!(←笑っちゃうけど本当にそういわれました)

と結構みなさん真剣に目をキラキラさせていたので、じゃあ、オープン前の1時間を使って6回講座にして
みんなで勉強しよう、と店長が決め、ひかる先生の登場と相成ったわけです。

ここで私が感心したのは、みんなが自分の意志(will)を持って、接客のなんたるかを学びたい、と思ったこと。

ここまでに行きつくためには、その前の段階のコーチングが役にたってるということは想像に難くありません。

みんな、仕事にやりがいを求めたいと思っていて、接客技術が上がれば、自分の人生にも生き方にもプラスになると
思っている。
そして、自分ができないことを出来る人が現れたら、それを吸収したいと謙虚に望んでいる。
そして、実際に教えてください、と行動に移している。
これってほんとにスゴイことです。

そして、私が教えたいことは、私たちが実際の仕事中に行っていることは、個々の「作業」「動作」の積み重ね。
そこに「気持ち」を乗せれるかどうかは、仕事以前の「心構え」「サービスの哲学」の部分にかかっている、という事実です。

普通のサービス研修だったら、基本的な動作や敬語の使い方、その他、表面的な作業の部分になるでしょうが
(参加者の意志が統一されてない以上、そういうものしか教えられない、というのが本当のところでしょう)

そんなことやったって、一回習ったらそのままいつのまにか忘れ去ってゆくもの。
それは、自分の本当に必要なものではないわけだから、自分の問題として置き換えられていない証拠だと思う。

だから、個別に、それぞれの能力、レベルで実際にできることを考えてもらうこと。
自分の人生や価値観と照らし合わせてコミットすること。

自分の中で、今まで漠然としていたものがスッキリ整理されて、しっかり納得できると、目の前が開けた感じになるようです。

その段階になって、初めて、では、無駄のない動作のコツとは?とか、
キレイな言葉遣いをしてみたいから教えてください、とか、みんなで討論会の機会をもとうとか、
学ぶ姿勢が明確になるし、吸収も断然早い。

うーん。
急がばまわれ、だわね。と体感つくづく(笑)。

『ひかる教室』は、みんなを深くうならせて(自分のことに置き換えてる証拠)考え込ませて、
当たり前の王道の理論を体感させる、深層心理の勉強会でもあります(笑)。

ちなみに、求めるレベルは、【サービス・ナチュラル】(Tスコット・グロスが定義してます)です。

サービス・ナチュラルとは?

・人に信頼感を与えている
・接客すること自体に生きがいを感じている
・人とのコミュニケーションに長けている
・エネルギーに満ち溢れている
・洞察力があり、感情移入しやすい

こういうサービススタッフがたくさんいれば、言うことなしですね。

ちなみに、『ひかる教室』単体の依頼は受けておりませんのであしからず(笑)。
急がばまわれ、なのです。






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Last updated  Jul 2, 2004 12:33:08 PM
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