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2009.07.06
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カテゴリ: 音楽
ベートーヴェンが書いた、5番目のピアノ協奏曲のあだ名です。
本人が命名したわけではないけど、「運命」とちがって、一応、このあだ名はドイツとかでも
通用はするようです。

たぶん、、、ですが、
皇帝のことは、これまで書いたことがないように思います。


生まれて初めて行ったプロのオーケストラのコンサートで「新世界より」と出会って、
すっかりハマってしまったことは何度か書いたことがありますが、
その日の1曲目は、吹奏楽関係者(?)ならよくご存知の大栗裕の「神話」の管弦楽版の初演とうもので、2曲目が実は「皇帝」でした。
しかし、なぜか、そのときは、「皇帝」はあんまり印象に残りませんでした。

もしかしたら、曲の外形がわからないほど崩れていたのかもしれませんし、
 (後年、実際、そういう演奏を聴いたことがあり、、、)
ただ単に、まだ「クラシック」というものに親しむようになるかならないか、、という僕が、
よくわからんかっただけかもしれません。

しかし、「気になる」曲であることにはちがいないので、
2回目に買ったレコード、、、が、「皇帝」でした。
もちろん(?)というべきか、どの盤を買うか、、にあたっては、当時の「暮らしの手帖」で黒田恭一さんが推薦していた、ルビンシュタインがピアノを弾いて、バレンボイムがロンドンフィルを指揮したLPにしました。
RCAの録音のその盤は、なんというか「溝」が浅くて、どんどん音が乾いていくような感じでしたが、今にしておもえば、おかしいでしょうが、「毎晩」、、本当に毎晩、この皇帝ばかりを聞いていた時期がありました。
実際、「皇帝」を聴こうと思えば、その盤しかなかったわけですし、
たとえば、「ビートルズ」のLET IT BEが出たら、そのアルバムをずっと聴く、、、
という行為と、まあ寸分たがわない行為なわけですが、

というか、できない、、、
それくらい「むさぼるように」聴いたものでした。

とにかく、威勢がよく勇ましいメロディとリズムに溢れ、スピード感が全編を貫き駆け抜ける、、という曲なので、その頃の僕にとっては、「ピッタリ」でもあったのだと思います。
第2楽章はこれまた、油ののりきったベートーヴェンらしい、メロディアスで親しみやすくまた静謐にして安らぎと寂しさと慰めがたゆたうような甘美な(ただし、甘すぎない)曲です。
大好きな曲でした。


当時、ラドゥ・ルプーというピアニストが大人気でしたが(デッカがメインのアーティストとして売り出し中でした。実際、後年聴いたらすばらしいピアニストでした)、
彼が、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を録音したときのインタビューかで、「皇帝だけは、ミリタリックな感じがして好きになれない」と言っていたのを聴いて、そのピアニストを「食わず嫌い」になったほど、、、、でした。(・・・このあたりも、中学生、、、)

それからほどなく、FMで、
ポリーニがピアノを弾いて、最晩年のカール・ベームがウィーンフィルを指揮したコンサートのライブが放送されて、それを、「基礎英語」とかを録音するモノラルのラジカセで録音して、これまたそのテープを、ずっと聴いてました。
音質は当然に貧弱なわけですし、ベースラインやいろいろなパートが絡み合う様が聴けるわけでもなく、ある意味「主旋律中心」な音質でしかなかったはずなのですが、それでも、ルビンシュタインとは似ても似つかない、粒立ちのまろやかで音が滑らかにつながり、常に、運動神経抜群!!といった様子で天衣無縫にかけめぐるピアノに、度肝を抜かれました。


ちなみに、このラジカセでは、数本のカセットテープに録音しては、聴きまくって、また上から別の曲を録って、、、、ということをしていました。
 (この「皇帝」は保存版に格上げになりましたが。)
今から思えば、カセットデッキなるものを、「居間」にある「ステレオ」の買い替えに合わせて親が購入するまでの1年余りの期間のはずだったんですが、恐ろしく濃密な1年強だった気がします。その1年強、、ラジカセから吸収した音楽はかなりになります。


閑話休題、そんなポリーニとベームがLPをレコーディングしたという広告がFMfanを飾ったのはそれからほどなくしてのことでした。
しかし、当時の僕は、それを買おう!!とは思えず、ただただ、ラジオで放送してくれるのを心待ちにしていたのでした。その段階では、ステレオのカセットデッキがあったので。
それから大分たって、放送されたものを聴いたのですが、なぜか、あのラジカセから聴こえてきた、シームレスで滑らかで天衣無縫な感じが聞き取れませんでした。
なんとなくメリハリもないような気もして、、、
それ以来、この組み合わせの皇帝を聴く機会は無いまま、十年以上が過ぎました。

また、皇帝という曲が、他の曲に比べて、なんとなく、「一度走り出したらとまらない」みたいな、ある意味「誰が弾いても、うまければ、そんなに違わない」という感じの曲のような気もして、しょっちゅう聴く曲ではなくなりました。
第2楽章だけは、普通に生活していても、なんとなく、アタマの中でなり始めることがあるほどで、あの安らぎと慰めは、僕の中で今でも特別ではあるのですが。
ベートーヴェンのやや「ショウマンシップ」なところが、オモテに出た曲、、、ともいえるのかもしれません。

CD時代になって、初めて買ったのは、ツィメルマンがピアノを弾いて、バーンスタインがウィーンフィルを指揮した全集盤でした。
が、これも、正直言って、当時は、そんなに、「特徴」がわかりませんでした。
どう聴いても、「皇帝」には違いない、、、そんな感じでした。
バーンスタインらしい、ところどころの、クセのような「タメ」はあるけど、、みたいな。

それ以降も、3番や4番に比べては、あえて取り出す曲ではなくなり、
また、そもそも、ベートーヴェンのピアノ協奏曲も、よく聴く曲ではなくなった気がします。
ひとつには、なんとなく、、ですが、CDで買った盤が、あんまりしっくりこない気がしたからかもしれません。これも今聴いたらまた印象が変わるかもしれませんが、、(今回は再聴してません)



ちなみに、
CDの場合、演奏の質、、も、もちろんなんでしょうが、
音質のクセみたいなもので、とりだす頻度は大分変わる気がします。
音質そのものは悪くないけど、微妙に、電子的な雑音がしたり、、みたいなのだと、
もうそれだけで、楽しんで聴く、、という気がしなくなります。

残念な例では、ピアノソナタで、ピアニストの爪が、鍵盤にカツカツあたる音がいちいち入っていて、それがまた、モーツァルトだったもんで、ピアノの音そのものはとてもきれいなのに、、というのもありました。
LPだったら、ほとんど気づかなかった、、、でしょうね。。。


そんなこんなしていて、たまたま、、中古CDで、ポリーニがベームと組んだあの盤が、500円で出ていたのを何年か前に買いました。
再会、、、というか、まともな状態では、お初、、ともいえるかもしれません。

はたして、聴いてみると、
FMでLPがかけられていたものの「エアチェック」の音とは、
まったく別ものの音です。
全てのパートが活き活きとしていて(晩年のベームらしい抑圧的なところや、癇癪っぽいところはあるけど)、また、各パートの動きもガッチリとしていて、安定しながらもエネルギッシュといったオケの上を、ピアノが天衣無縫にかけぬけます。
大昔のラジカセのときの「演奏」の印象にむしろ近い、、、、
そんな演奏でした。
録音が、当時のグラモフォンらしく、やたら、マイクが各楽器に近い感じなので、
たしかに、「カチャカチャ」した感じはややあります。
そのあたりが、とくに、当時のFMを通して聴くと、
平板で騒がしい、、、感じに聴こえたのかもしれません。

しかし、今聴くと、あのぶっきらぼうで、およそマトモにビートを刻まず、
時折のツボだけを、上からのしかかるように、タクトを振り下ろす、
大づかみなクセに、ある意味几帳面なベームの棒が目に見えるような演奏です。
「サイン」といってもいいような、、、「指揮」、、、

それに、
若者だったポリーニが当時、他の演奏でも聞かせてくれたように、
運動神経の張り詰めた「完璧」な演奏を隙無く繰り広げる、、、という組み合わせです。


今度、阪急が北摂セレブ向けっぽい文化行事を行っている、昔の劇場「飛天」(今は「梅田芸術劇場」という名前に、、、)に、N響を呼んで、そこで、ミシェル・ベロフを独奏者として、「皇帝」を弾くという話を聞き、
僕はそのコンサートには行きませんが、「皇帝」を聞きたくなって、
久々に、このポリーニ盤を聴いたところです。

やっぱり、この曲、奇をてらうなら別ですが、そうでなければ、ピアニストがあまり大きな構成の上では解釈上関与することは難しそうなほど、「カチっと」固まった曲という気がします。
しかし、やはり、
ピアニストの音色感や、音の形などは、ナマで聴けばさぞや、、、とも思います。
このCDのポリーニは、やはり、解釈上、それほど、奇をてらったり、「特徴的」なことはしてませんが、
それでも、その疾走感や音色、粒立ち、、、そして、それらから来る、「自然で軽やかな歌いまわし」は、この演奏の「特徴」となっています。
そう考えると、
ベロフもナマで聴けば、また、アタマの中での想像では及びもつかない、音色と香りを馥郁とただよわせてくれるのでしょう。。。。

和音の一打だけ、、、、でも、全然違う、、って人は、
ピアノならずとも、名手ではおられますし、
また、
第2楽章の時間の伸び縮み、オケとの間髪を入れない、掛け合い、、など、
考えたら、「ライブ向き」の曲でもあるのかもしれません。


ピアニストについては、本当に疎く、「皇帝」ならずとも、
どれだけ、「聴くだけで」判るのか、は、
僕はこころもとない、、のですが、でも、リサイタルにはでかけてみたくなりました。





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Last updated  2009.07.06 22:36:22
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